自分にとっては当たり前のことだったので、そのありがたみを忘れていた話です。結論からいいますと、「思考を巡らすことができるって、幸せ」だということ。今このようにnoteに書いていることもそう。書くまでに至った、自分なりの考えを持つことも、ふと感じたことも。自分の中で思い馳せることも。それについて解説します。

真昼間からこういうことを真剣に考えていられる幸せ

私は先日、ある人からそう言われました。それは、私の行きつけの宝石商・ベルエトワールのAさんから。私はリングを購入したのですが、単なる「物」としてではありません。物以上のエネルギーを購入したといっても過言ではありません。とはいっても、綺麗事のようにも聞こえます。まるで、高価な買い物を「さも自己投資です」と自分に言い聞かせるように。だから私は、「宝石を持つことで、依存したら嫌だな」みたいなことをAさんに言ったのです。私も大概ですよね。その時言われたのが、幸せのお話でした。

すべてが虚しく見える時がある

私はこのAさんと出会ってから、３年が経ちます。私のような物事を深く考え過ぎて、哲学女になりかけているような私に、「なるほど」と気づきを与えてくれる人です。ちなみに、スーツと宝石がキマっているダンディな紳士。信頼しているからこそ、私は時折、悩みを打ち明けます。「すべては空（くう）なのだから、究極は宝石も要らない。何のために生きているのか」といった話なんてします。暗い話題にもっていくつもりはなく、むしろ、「私は次どこに向かおうかな」といった未来へのお話をしています。

虚しいのは思い込み

私のあまりにも素っ頓狂な発言に対しても、Aさんは真摯に受け止めてくれます。「７つの習慣」のお話をされました。物事・人の状態には、７つの段階があるという解釈ができるのですが、その上で私にくれた言葉は、「すべては空、でも虚しいという結論は思い込みかもしれない。空を知っているか知らないか、それで現実の見え方が違ってくる。それだけの話。それだけのゲーム」と。虚しいと思っていることすらも、ただの思い込みだと。やはり私は暗いつもりではなく、本当に暗く考えていたようです。

宝石を購入する意味

Aさんは「宝石は完璧なエネルギー」と言います。「どういうことですか？」と、私は腑に落として理解したいため、少し踏み込みました。先ほどの７つの習慣に話がいきます。「7つの習慣には段階があって、まずは依存。その次が自立。さらにその先が、共依存。宝石を持つことは、共依存の関係になる」とのこと。何が言いたいのかといいますと、共依存の関係こそが、お互いにwin-winであり、真価を発揮できると。

レベルの高い人が宝石を持つ理由

宝石は完璧なエネルギーと言いましたが、そこには理由があります。これは私なりの解釈も含まれるのですが、「宝石は自らが輝いている」「輝きはエネルギー・活力」「宝石はブレない」「宝石には不純物がなく、圧縮・濃縮された力がある」と。少し怪しく聞こえますが、それを裏付けるのは金額だと思います。宝石は高価です。古くから、価値があると万国共通で認められてきたからこそです。まるで、お金のように。エネルギーだからですよね。

宝石で、自分を引き上げる思いを込める

先ほどの７つの習慣に戻ります。「依存→自立→共依存」の段階を説明しましたね。多くの人は、何かしらに依存しています。そして、自立を目指します。ここでの自立は、経済的自立だけに限りません。精神的な自立の意味合いも大きいです。年齢は関係ありませんし、誰もが達成できるものでもありません。本人次第ですから。そして、できる・できないに良し悪しはなく、それすらもゲーム的な、レベルアップの話なだけ。その上で、今の自分の立ち位置を確認する必要があります。

自立した人が宝石を持つ

宝石は素晴らしいですが、依存状態の人が持ったところで、宝の持ち腐れです。ゲームに例えるならば、レベル20の人が最高峰の剣を持っているのと同じ。この剣は、レベル80あたりから本格的に真価を発揮できる貴重なものです。本当の使い方を知らずに使うのは、まるで子供に大金を持たせるようなもの。まともに使いこなせません。それと同じなのが、人間と宝石の関係。精神的に成熟し、意思のある人が持つからこそ、宝石は単なる「物」ではなくなるのです。

想いは時空・次元を超える

宝石は特別です。想いを込めることができるから。「どういうことですか？なんかの宗教ですか？」どうかそうやって、すぐに白黒つけようとしないで聞いていただきたいです。結論からいいますと、意味のある買い物は、その物以上の価値をつけるということ。人間の面白いところですよね。今回の宝石でいえば、「自分の進みたい未来を購入した（選択した）」ともいいましょうか。本当はもっと具体的にいえたらいいのですが、私のことなので、今はシークレットで。

ふと、プロポーズリングを思い浮かべた

高価な宝石、リング・・・そう考えると、31歳の私はつい「プロポーズ」に思いを馳せます。夢ですかね。最近ではそういったリングを贈らない人もいるようです。ちなみに私の妹はとっくに結婚しているのですが、リングとともにプロポーズはなかったと。本人はそれを特に何か思っているわけでもなく、まぁ何が言いたいかというと、人それぞれ。結婚は二人の話ですからね。その上で、私は「プロポーズリングってすごい効力があるな」とふと思ったわけです。上記の話からいくとね。想いを込められます。想いは廃れません。いつまでも残ります。これ、すべての人が即理解できる話ではないと思っています。

想いを込めた共依存の関係

自らで何かを決め、自らの意思と力で立ち上がった人、それが自立した人です。そのような自立したもの同士が手を取り合うこと、これが共依存です。決して、お互いに縋っているのではありません。依存同士ではなく、自立したもの同士ですから。こういった共依存の関係は、ものすごいパワーアップです。上下がなく、足し算でもない。掛け算であり、一人では成し得ない高いエネルギーを持つことができます。ここまで長く語りましたが、これが私が今回、自分のためにと宝石を購入した理由です。ちなみに、中指のリング。

思考を巡らし、思い馳せる幸せ

冒頭に戻りますが、「あなたは幸せである」とはここまで述べてきたことです。話そのものよりも、こういった思考をすることができるのが幸せです。このような話をできるお店があり、Aさんのような人がいる幸せ。最高の宝石と共に未来への決意を購入できる幸せ。すべては空であると知る幸せ。知った上で自分はどう生きていくのかを悟れる幸せ。すべてがありがたく、感謝です。だから、今を味わい続けていきたいと思います。

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