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インクルーシブ哲学へ⑥:詰まりと循環

▲前回

2023年12月13日

ボーダーレスてつがくのチームで、檜原村を訪れた。
檜原村には、山があり、森があり、川があり、迎えてくれる素敵なゆかさんと娘さんがいた。

ゆかさんの娘さんは、落ち葉の上を歩きながら、寒いと言っていた。
ゆかさんが、娘さんの上着のチャックを上げようとすると、娘さんは上げなくてもいいと言った。

「ちきゅうのがっこう」を市川力先生と主宰しているゆかさんは、拠点の古民家に連れていってくれた。
美しい古民家には、囲炉裏もある。
カフェのような蔵書室もある

蔵書室で、自家製のよもぎ茶をいただきながら、いろんな話をした。
お絵描きが上手な娘さんとも遊んだ。

ゆかさんは、土中環境を整える活動もしている。
山、森、川……その下には、見えない土中がある。
土中が呼吸をしなければ、微生物も生きていけない。

土の表面が堆積物などによって詰まりを起こすと、
土中に空気と水が入っていかなくなる。
詰まりを除去すると、空気と水の循環を回復することができる。

詰まりと、循環。
言葉だけの対話をしていて、僕はたぶん詰まりを感じているのだ。

輪になって座り、言葉で対話をする。
それだけだと、詰まってしまうものがある。

言葉以外のもので、その詰まりを除去したい。
循環を起こしたい。
自然はそれを助けてくれるだろう。

何が詰まるのだろうか。
どうそればそれを除去できるのだろうか。

近いうちにふたたび檜原村を訪れて、考えてみたい。

(ゆかさんにこの記事を読んでいただいたら、一緒に「詰まりとり探究」をしましょうというメッセージをいただいた。
一緒に土の詰まりとりもやりましょう、とも。
「詰まりとり探究」、なんて素晴らしい響きだろう!)


▼次回


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