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中西理の演劇批評サイト

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雑誌、ネットを問わず演劇批評の掲載の場が減ってきている中で何とか批評の場を作りたい。特に批評にさらされる機会が限られる若い劇団を積極的に取り上げ批評を書いていきたい。若い書き手の… もっと読む
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#青年団

青年団の松田弘子、山内健司による会話劇の秀作 とりとめのない会話が生み出すせつな…

コココーララボ「コココーラ」@こまばアゴラ劇場を観劇。ともに青年団の中心俳優である松田弘…

中西理
10か月前
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新しくなりながら受け継がれていくもの 老舗劇団の魅力感じさせる上演 青年団第94回…

青年団第94回公演「ソウル市民」@こまばアゴラ劇場を観劇。実は初めて観劇した平田オリザ作品…

中西理
1年前
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青年団第79回公演「日本文学盛衰史」@吉祥寺シアター

 平田オリザ率いる青年団は2020年以降の兵庫県豊岡市への劇団拠点の移動をにらみ、新作の…

中西理
1年前
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【宮崎玲奈・ムニ 連載2回目】ポストコロナ・現代演劇を巡る新潮流vol.3 宮崎玲奈…

次世代の演劇作家を取り上げ、紹介する連載「ポストコロナ・現代演劇を巡る新潮流」の第3弾と…

中西理
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福名理穂の岸田國士戯曲賞受賞後第1作 故郷広島を舞台に母娘の葛藤描く ぱぷりか「…

  ぱぷりか「どっか行け!クソたいぎい我が人生」@こまばアゴラ劇場を観劇。前作『柔らかく…

中西理
1年前
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【宮崎玲奈・ムニ 連載1回目】ポストコロナ・現代演劇を巡る新潮流vol.3 宮崎玲奈…

次世代の演劇作家を取り上げ、紹介する連載「ポストコロナ・現代演劇を巡る新潮流」の第3弾と…

中西理
1年前
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演劇と映像 二人の女性アーティストによる共同配信ライブ 宮崎企画「新作短編『回る顔』」@ライブ配信

宮崎玲奈(ムニ)は青年団演出部のニュージェネレーションのひとり。 今年1月に上演された前作 『つかの間の道』は若手の作品とは思えぬほどの完成度の高さに舌を巻いたが、今回コロナ禍で中止となった公演を受けて無観客配信となった『回る顔』も期待通りともいえる彼女らしい作品となった。 前回作品で宮崎作品をこのように評したがこれはそのまま今回の「回る顔」にもそのまま当てはまるといっていいかもしれない。 さらに言えば演劇における「表現すること/表現しないこと」に加えて、今回は映像撮影の小

レズビアンの女性を中心とした、4人の女性の物語。「エンジェルズ・イン・アメリカ」…

宮崎玲奈作・演出によるムニ「ことばにない 前編」をこまばアゴラ劇場で観劇した。上演時間4…

中西理
1年前
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日韓のドラマ撮影の内幕を描きだすコメディー 青年団の日韓交流ノウハウ活用玉田企画…

玉田企画『영(ヨン)』@東京芸術劇場を観劇。青年団のニュージェネレーションとしての玉田真…

中西理
1年前
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嘘をついているという現象自体を、嘘の中身と同等に扱う 青年団若手自主企画vol.88 …

「東京の一日」の当日パンフ掲載の文章で宮崎玲奈は「歪みの知覚についての覚え書き」という文…

中西理
1年前
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青年団リンク やしゃご「上空に光る」(作・演出:伊藤毅)@アトリエ春風舎

青年団の劇作家、演出家の多くは演出部に所属している。だが、それ以外の様々な形での活動も許…

中西理
1年前
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知的障害者抱える家族繊細に描き出す芸劇eyes青年団リンク やしゃご「きゃんと、すた…

 青年団リンクやしゃごは青年団の俳優である伊藤毅の率いるプロデュースユニット。サンプルの…

中西理
1年前
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