禅の身体育ての必要性 ~統一精神論理が許される時代に向け~

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最近の時流を想うと、トップや権威、マスに流されやすい。そして同調圧力が以前にも増して大きくなってきている時代だなと感じざるを得ません。時折トップの不法な強権が暴かれたり、強者の論理からの不当な発言が叩かれることがあります。しかしそれはもぐらたたきのように、一つ叩いたら次のもぐらを待つように、当事者以外の私たちはゲームをする側として守られながら、一つの社会刺激の楽しみとして成立している風にさえ思えてしまいます。

暴かれ叩かれる出来事を目の当たりにしても社会構造の変化を起こそうという時流にならないのは、日本人総体として自身への包括的認知・容認・問いが足りないから。また、特に身体への感受性が弱いからではないかと思えてしようがありません。

自らへの身心の容認が自己肯定となり、それが相手への思いやりにも繋がる。それは知識のみでは決して身につかないもの。気づきと緩まりの身体育てにより身につくものです。

私が伝えているメソッドは、禅の身体育て。身体と向き合うことで自らを容認しつづける方法です。結果的に、身体のみでない心を含めた深層からの沸きだしが促されます。すると私という存在から、包括的で本質的な肯定感や安らかさが芽生えてきます。それが身体精神両面への健康の導きになるのです。

健康を見据えることができると、健全でない他者や社会を感じられる眼ができてきます。それは盲目的な統一精神論理ではありません。自らのよるべにより、善き社会への論理や行動を促すものです。反して盲目的社会は硬直化を生み出します。その社会は硬直化した身体を持つ者が優位となります。

盲目的、追従的、硬直的な幸せを求めるのではなく、自らが本質的な肯定や他者への思いやりを携え、適切に想いを持ち表現できる個人や社会に向かうため。

禅の身体育て、これからも精力的に進めてまいります。
是非一度ご体感下さい。

zafu代表 身心堂主宰 藤井隆英
http://bosan32000.wixsite.com/sinsindo
https://www.facebook.com/kokoro.karada.taiso/

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