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『読書日記』

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読書に関して考えたことや、作家さんや本のことなどを書いています。
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自分らしい読書の記事について(投稿500記事の節目に…)

be one's self   自分の投稿も500記事を数えました。  "note" を書く中で、500記事はひ…

Small World
2年前
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同世代にお薦めのオースター本「ブルックリン・フォリーズ」

 この4月末に逝去したアメリカの作家ポール・オースターについての記事です。  note 内にも…

Small World
1日前
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本に呼ばれるということ②(シェルビー・ヴァン・ペルトの「親愛なる八本脚の友だち」…

 本屋のいい所は、意外な本との出会いがあるとこです。  以前にも書いたことがあるのですが…

Small World
1か月前
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スペインのミステリー(ハビエル・セルカスの「テラ・アルタの憎悪」)

 自分のささやか読書趣向のひとつに、「読書を通じていろんな国を訪れる」というものがありま…

Small World
1か月前
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我が町のSF小説(間宮改衣の「ここはすべての夜明けまえ」に寄せて)

 ちょっと変わった読み味の本に出会いました。  それが、今作でデビューとなる間宮改衣さん…

Small World
2か月前
98

ディック短篇集ガイド(私の愛するディック本②)

 SF界の "鬼才" と呼ばれる作家、フィリップ・K・ディックに関する記事を書いています。 …

Small World
3か月前
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アーティストが手がけた絵本の話

 絵本って、見てるだけで楽しいんですよね~  もちろん「お話」の方も大事なんですが、”絵” 本ですから、やっぱり「絵」ですよね。  独特の色彩やタッチで描かれた絵や  とってもメルヘンな感じだったり  ちょっとマンガちっくだったり  時には、すごくクセが強いものや  異国を感じさせるものなど  ほんと個性的で、魅力的なんです!  そんなこんなで、意外と絵本好きな私だったりするんですが、子どものためと言いつつ、自分が欲しいから買った絵本もあったりするんですよね。

私の愛するディック本

 映画「ブレードランナー」や「トータルリコール」などの原作者として知られるフィリップ・K…

Small World
4か月前
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今年読んだ「新作ミステリー」(読書回顧2023)

いつもながら、一年が経つのは早いです。  大好きなミステリー小説の年間ブックランキン…

Small World
6か月前
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ミステリと呼ぶ流れ(トム・ミードの「死と奇術師」)

 駄洒落なタイトルにしてすみません。  公開中の映画「ミステリと言う勿れ」に関する ”note…

Small World
8か月前
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続々・厚い本の話(百鬼夜行シリーズの最新作に寄せて)

Thick Book Ⅲ  いまさら言うことでもないんですが、自分は "厚い本" が、けっこう好きなん…

Small World
8か月前
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村上春樹クロニクル(時代設定と年齢等に関する備忘録)

The Era Setting of "HARUKI" World  2023年9月13日20時53分現在、"note" 内で「#村上春樹…

Small World
8か月前
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Qの9

 「Qの9」というふざけたタイトルですみません..  何のことはありません。  "特捜部Q" と…

Small World
9か月前
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レイ・ブラッドベリ追想(40年ぶりに読んだ『火星年代記』)

 先日、すごく久しぶりに再読したのがレイ・ブラッドベリの『火星年代記』… 古典的SF小説のひとつです。 そういえば、前に読んだのは中学生の夏休みだったんですよね、ホント、40年ぶりなのです。  この本の最初のエピソードが「ロケットの夏」(実際は冬の話なんですが…)だったので、なんか夏に読むのが相応しい感じがして、そんな風に感じたことも思いだしたのです。  中学生ぶりの再読になりましたが、とても面白かったです!  多分、中学生の時以上に!!  この『火星年