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20240505 オリンパスPEN E-P1を持って出掛けて感じたこと

フィルムの値段があまりにも高くなって、いよいよ普段使うカメラとしてフィルムカメラという選択肢は考えにくい状況になってきていることを実感している。
何せ、経済的には給料は上がらないけれど社会保険料などがどんどん上がって、実質賃金、手取りの額は下がり続けている。
さらには、なんだかんだと色々なものが値上げしているので、これまで以上に趣味にお金を使うというのは難しい。
カメラを使うこと、そしてそのカメラを使って出てくる写真を眺めることの楽しさは、フィルムカメラであろうがデジタルカメラであろうが変わらないはず。
ならば、今後はオールドデジタルカメラを持ち出すことで、そうした気分をあじわうことができればいいのではないか? 
そんなふうに思うようになってきた。
まあ、フィルムカメラにフィルムを入れて遊ぶというのは、かなり高級な趣味になりそうだ。
フィルムカメラの値段も、中古ながらすごい値段がついている。
カメラ屋に出掛けて、ショーケースの中を見るとビックリする値段がついているのだから、すごいねぇ。

ならば、私はオールドデジタルカメラで遊びます。
昨日もそうだけど、古いデジカメはそこそこの性能でも手ごろな値段で手に入る。
ただし、レンズはあまり値段が下がらない。
まあ、オリンパスのマイクロフォーサーズにしろ、NikonのFマウントにしろ、ペンタックスのQシリーズにしろ、自分の欲しいと思うレンズはそろっているのだから、もうあまりこれ以上お金をかけることもないだろうけど。

昨日、今日の二日とも、OlympusのPEN E-P1を持って出掛けた。
レンズは、きっとズームの14-42mm。
肩肘張らず、気ままに撮るというのがこのカメラのとっても良いところだ。

マイクロフォーサーズのカメラで初めて購入したのは、中古のE-P1。
色違いが欲しくなって、もう1台購入したけれど、そちらは手ブレ補正のエラーが出てしまって、いよいよダメになった。
E-P1の弱点としては、晴天のものすごく明るい環境では液晶が見えない。
だから、構図もへったくれもなく、ただシャッターをそれらしいところに向かって切るしかない。
それが困ったので、ファインダーのついているE-M5を買い足した。
E-M5を使い始めると、同時期のファインダーのないものが今度は欲しくなって、E-PL3をこれまた買い足した。
ここのところ、通勤のかばんの中にずっと入れっぱなしになっているのは、このE-M5とE-PL3の2台ばかり。
この2台があれば、大概のことはすむ。
なので、しばらくE-P1を持ち出すことが減っていたのだ。

昨日、今日の二日間、E−P1を使ってみたら、やっぱりこのカメラの偉大さをしみじみと感じる。
サイズ感、重量感が丁度良い。
さすがにセンサーは1000万画素だし、高感度はノイズまみれになる。
でも、それでいいじゃないかとも思える。
古いのだから当たり前。
しかも、最近はPureRAWというアプリを導入したこともあり、E-P1のRAWのノイズくらいなら簡単にクレンジングできる。
先に貼り付けたのは、JPEG撮ってだし。
そして、下に貼り付けたのは、PureRAWを通した画像。

ここまで出来ちゃったら、十分でしょう。
そんなふうに思ってしまう。
新しいデジカメは、たしかに良いかもしれない。
仕事で使うならば、新しいデジカメが欲しいなぁと思うところもある。
でも、趣味の範囲ならば自分の場合、新しいものは全く必要ない。
良いものを使いたい。

あとは、これらのカメラの寿命が心配なだけである。
やっぱり、電子機器は寿命が短い。
フィルムカメラでも、電子機器が入っているカメラの方が色々と不具合が生じてどうしようもなくなる感じがある。
機械式のフルマニュアルの方が良い。
オリンパスのE-P1が1台とE-P2が1台の2台は、すでに手ブレ補正がダメになっている。
このカメラの良さを享受するならば、この機能がついている方が良いに決まっている。
まあ、手ブレ補正機能が壊れていても撮影は出来るのだけど。

実のところ、ぼちぼち身辺整理をした方が良いのではないか?という意識も出てきている。
年齢も50近くになってきたことがあるのかもしれない。
時間に限りがあることも意識される。
健康が怪しい事が増えても来ている。
ましてや、無理が出来ない。
そうなると、どれだけ自分のやりたいこと、考えていることを豊かに取り組むか、それが課題だとも言える。
ならば、今から機材を増やしても仕方ない。
その中で、一番最初に整理するところがフィルムカメラなのかもしれないと考え出すようになったのだ。

そんな理屈をこねないと、いつまでたっても次に進めない、そんな気がしている。

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