長谷川一英@アート思考の技術

E&K Associates代表 現代アートと産業界を繋ぎ、企業変革・イノベー…

長谷川一英@アート思考の技術

E&K Associates代表 現代アートと産業界を繋ぎ、企業変革・イノベーション創出を促すアーティスティック・インターベンション事業、アート思考講座を行っています。文化庁令和2年度文化経済戦略推進事業。アートコレクター http://eandk-associates.jp/

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書籍『イノベーション創出を実現する「アート思考」の技術』が完成しました

この記事では、私が執筆してきた著作『イノベーション創出を実現する「アート思考」の技術』について紹介します。 本書は、2023年2月11日に同文舘出版さんから出版されます。 「アート思考」を活用してイノベーションを起こす 本書では、「アート思考」を活用して思考を飛躍させ、イノベーションを生み出す思考法をビジネスパーソンの皆さんにお伝えしています。ビジネスパーソンとしての視座から、「アート思考」を捉え直しています。 本書でいう「アート思考」とは、現代アーティストが作品を制

    • アート思考が変えた都市風景:ニューヨーク・ハイライン再生秘話

      ニューヨークのマンハッタン西側に位置するハイラインは、かつての貨物列車の高架線路を、アーティストたちの発想と行動力によって生まれ変わらせた公園です。いまや人気観光スポットとなったこの公園の誕生秘話を通じて、イノベーションの扉をどう開けるかを紹介します。 ハイラインの歴史 1930年代、マンハッタン南部の工場から製品を運ぶために、高架貨物鉄道ハイラインが建設されました。これは地上9メートルの高さに設置され、街の安全性を高め交通混雑を避ける目的がありました。しかしトラック輸送

      • アーティスト、シアスター・ゲイツによるシカゴ再生の軌跡

        シカゴの街角に新たな息吹を吹き込む、アーティスト、シアスター・ゲイツの活動を紹介します。1973年、シカゴ生まれのこの多才なアフリカ系アメリカ人アーティストは、陶芸、彫刻から音楽、パフォーマンス、映像まで、幅広い分野でその才能を発揮しています。今回は、彼の地域再生への情熱的な取り組みを、森美術館で開催されている「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」を通じて紹介します(2024年4月24日〜9月1日)。 シアスター・ゲイツ、地域再生の原点 アイオワ州立大学で都市計画と陶芸を学

        • 補助線を描くことで見出された画期的新薬

          前回、絵葉書を使ったワークで、「考える」と「想う」の違いと、アート思考が斬新な発想のための補助線を見出すことを説明しました。今回は、補助線を描くことで、従来の常識を覆したイノベーションの事例を紹介します。 がん治療の新たなコンセプト「がん免疫療法」 2018年のノーベル医学生理学賞は、「がん免疫療法」という新しいコンセプトを確立した、京都大学特別教授の本庶佑氏と、米国テキサス大学教授のジェームズ・アリソン氏が受賞しました。従来のがん治療の主流は、外科手術、放射線治療、そし

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        記事

          アート思考:斬新な発想の補助線を見出す

          アート思考は、アーティストが世界を独特な視点で捉える能力に基づいています。彼らは型にはまらず、リスクを恐れずに挑戦し、誰も思いつかないような作品を創造します。 大御所アーティストの横尾忠則さん(1936―)は、新たなことを生み出すにあたり、「考える」よりも「想う」ことが重要だと言います。「考え」は脳に限定され限られた範囲にとどまりますが、「想い」は自由に宇宙へ飛翔し、無限の可能性を秘めています。この「想う」力こそが、創造性の源泉なのです。 「想う」力を実感するワーク 横

          アート思考:斬新な発想の補助線を見出す

          「想う力」を発揮したイノベーション:日産e-Power

          前回の記事では、横尾忠則さんの「想う」力を探求しました。「想う」とは、目的や成果に縛られることなく、子供のような純粋な驚きと遊び心を持ってアイデア創出に取り組むことです。今回は、「想う」力によって生まれた画期的な製品として、日産 e-Powerの開発事例をご紹介します。 「思考の飛躍」: 五感で非連続なアイデアを生み出す 経営学者 野中郁次郎先生とジャーナリスト 勝見明氏の共著『共感経営』では、イノベーションを起こす発想を「跳ぶ仮説」と呼んでいます。これは、一見無関係な事

          「想う力」を発揮したイノベーション:日産e-Power

          常識を超えたコンセプト「マテリアル・パスポート」が画期的。建築資材に個別IDを付与し、解体後再利用できる仕組み。建築家トーマス・ラウ氏の発案で、大阪万博オランダパビリオンで採用されている。資源の永続的循環を目指す新たな経済モデルの胎動 https://x.gd/t0YPV

          常識を超えたコンセプト「マテリアル・パスポート」が画期的。建築資材に個別IDを付与し、解体後再利用できる仕組み。建築家トーマス・ラウ氏の発案で、大阪万博オランダパビリオンで採用されている。資源の永続的循環を目指す新たな経済モデルの胎動 https://x.gd/t0YPV

          五感で「想う」、遊び心が生む自由な発想とイノベーション

          87歳にしてなお精力的に作品を創り続けるアーティスト、横尾忠則さん。その創造力の源泉は「遊び心」と「想う」力にあります。ビジネスパーソンもこの力を活かせば、イノベーティブな発想を生み出せるようになります。今回は、「遊び心」と「想う」について考えます。 論理を超えた「想う」力 横尾さんは、頭で「考える」よりも、身体が勝手に描いてくれる、描こうという衝動、「想う」にしたがうことを重視しています。 横尾さんのいう「考える」は論理的思考のこと、これは確かに重要ですが、自由な発想

          五感で「想う」、遊び心が生む自由な発想とイノベーション

          大企業におけるアート思考とイノベーション:花王のヘルシア事例を通じて

          以前のコラムで、小さな組織で、アート思考によるイノベーションを起こした事例を紹介しました。今回は、大きな組織の場合を見てみましょう。 アート思考を取り入れる際の課題 「大企業は短期的な事業目標や売上等を重視するため、アート思考で生まれたようなアイデアにリソースが割かれづらいのではないか」という意見をよくいただきます。多くの企業が、このような状況になっていると思います。これは、アート思考に限らず、新規事業をやろうとするときに直面していることではないでしょうか。 既存事業を

          大企業におけるアート思考とイノベーション:花王のヘルシア事例を通じて

          イノベーションマガジン『Carbon』第10号に「「アート思考」で「2回目のコペルニクス的転回」を目指す」という記事を寄稿しました。 産業界がアーティストの思考を取り入れることで、新たな未来を創造し社会を前進させるという視点の変革を指について書いています。

          イノベーションマガジン『Carbon』第10号に「「アート思考」で「2回目のコペルニクス的転回」を目指す」という記事を寄稿しました。 産業界がアーティストの思考を取り入れることで、新たな未来を創造し社会を前進させるという視点の変革を指について書いています。

          高嶋政伸さんのコラム「インティマシーコーディネーター」 プロフェッショナルな人がプロジェクトに臨む姿勢について語っています。プロジェクトに関わる全ての人が安心して取り組むことができ、最高のパフォーマスを引き出す環境をいかに作り出すか。 https://www.shinchosha.co.jp/nami/tachiyomi/20240327.html

          高嶋政伸さんのコラム「インティマシーコーディネーター」 プロフェッショナルな人がプロジェクトに臨む姿勢について語っています。プロジェクトに関わる全ての人が安心して取り組むことができ、最高のパフォーマスを引き出す環境をいかに作り出すか。 https://www.shinchosha.co.jp/nami/tachiyomi/20240327.html

          小さな組織でもできるアート思考によるイノベーション

          先日行ったオンラインセミナー『革新的なアイデアを生み出す アート思考実践論』でいただいた質問に、「アート思考でイノベーションに挑戦する際、中小企業では投資回収までに時間がかかると取り組みが難しい。大企業の方が適しているのだろうか?」というものがありました。結論からいうと、組織の規模は関係ありません。多くのスタートアップは、アート思考で斬新な事業に挑戦しています。 今回は、小さな組織での取り組みについて紹介します。 アート思考は「自らの興味・関心を起点に、既存の常識にとらわれ

          小さな組織でもできるアート思考によるイノベーション

          休館中のBunkamuraが映す、過去と未来の交錯

          Tokyo Creative Salonのイベントとして、休館中のBunkamuraを使ったインスタレーションが展示されています。渋谷エリア統括ディレクターの寄本さんに案内していただきました。 Bunkamura吹き抜けには、西野達さんの巨大イスタレーション《ミラーボールファニチャー》が宙吊りになり、ミラーボールとして回転しています。 譜面台、ロッカー、カフェの椅子など、実際に使われてきた什器を組み、東急の社員さんが家族と一緒にミラーを貼り付けたそうです。 かなりの重量の作

          休館中のBunkamuraが映す、過去と未来の交錯

          詩的な思考でワクワクする未来社会へのイノベーションを創る

          神奈川県真鶴町は、高層マンションやショッピングモールがない昔ながらの美しい街並みを保持しています。この町独自の『美の基準』という街づくり条例は、数値ではなく詩的な言葉で規定されており、大規模開発を防ぐ重要な役割を果たしています。今回は、詩的な表現がいかにして唯一無二の価値を生み出すかを探求します。 真鶴町の『美の基準』 『美の基準』は1993年に制定されました。開発の波が押し寄せる中、町民は自らの手で町の未来を形作ったのです。条例には、「豊かな植生」「静かな背戸」「終わり

          詩的な思考でワクワクする未来社会へのイノベーションを創る

          アート思考でイノベーションを起こす:収益よりもまず行動変容に焦点を当てよう

          先日、『革新的なアイデアを生み出す アート思考実践論』と題したオンラインセミナーを行いました。700名を超える方に視聴していただき、アート思考への関心の高さを感じました。このセミナーで、久保田沙耶さんのアート《漂流郵便局》を紹介したところ、「この事業はどうやって収益をあげているのか?」という質問をいただきました。この質問は、日本のビジネスパーソンらしいものです。今回は、収益より行動変容という思考の順序について考えます。 《漂流郵便局》:行動変容を促すアート 《漂流郵便局》

          アート思考でイノベーションを起こす:収益よりもまず行動変容に焦点を当てよう

          明日2月28日、「革新的なアイデアを生み出す アート思考実践論」のオンラインセミナーを行いますが、なんと900名を超える方に登録いただいているとのこと。多くの皆さんに興味をもっていただけて嬉しいです。 https://note.com/stargazek/n/n795607d0ea6e

          明日2月28日、「革新的なアイデアを生み出す アート思考実践論」のオンラインセミナーを行いますが、なんと900名を超える方に登録いただいているとのこと。多くの皆さんに興味をもっていただけて嬉しいです。 https://note.com/stargazek/n/n795607d0ea6e