Sunny

オーストラリアに住み始めてもうすぐ20年。本業は訪問介護士で、副業として日本の大学入試…

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オーストラリアに住み始めてもうすぐ20年。本業は訪問介護士で、副業として日本の大学入試の出願書類添削や面接のアドバイスなどをしてます。以前は高校留学生の現地アドバイザー(ガーディアン)を長年していました。興味分野は福祉と教育と自然科学で、趣味はジョギング。

最近の記事

難聴によるすれ違い 訪問介護士@オーストラリア

高齢の方は耳が遠く、補聴器を付けている方も少なくありません。 耳が遠い方との会話は、意外と大変で、特に英語だと発音が悪いせいかわかってもらえないことが多くて、困ることがあります。でも、難聴だとわかっているから、身振り手振りや書いてコミュニケーションをとろうとしたり、お互い分かり合おうと努力するので、結構大丈夫なんですよね。 ところが、難聴だとわからないと、これが意外と大きな問題になることを家庭内で気づかされました。 というのも、夫が生活に支障がない程度の軽度の難聴らしいという

    • やっぱり日本の図書館ってすごい 訪問介護士@オーストラリア

      大学院に入学し、今年度からオンラインで勉強しているので、毎週末図書館に通っています。 それにしても、オーストラリアの人のマナーの悪いこと悪いこと…。 毎回、誰かがうるさくて頭を抱えておりまする…。 おしゃべりや飲食は当たり前といった感じです。 今も隣の人がポテトチップスをバリバリと食べ始めましたΣ(・□・;) 若い子たちは普通におしゃべりしたり、大声で勉強を教え合ったりしています。 以前息子が、図書館で勉強したいからヘッドホン買ってと言ったのがなぜかわかりました(勉強中、音楽

      • 瞑想(Meditation)のやり方 訪問介護士@オーストラリア

        仕事で肩を痛めてから、ピラティスができなくなり悶々としている頃、コミュニティ新聞で無料のヨガ&瞑想クラスを見つけたので、気分転換に参加してみました。瞑想のやり方を教わったので簡単にご紹介したいと思います。 ヨガはやったことがあったけれど、初めての瞑想クラス。よくわからないまま、みんな静かに目を閉じて静かになってしまった…。えーどうすればいいの???と思いながら、頭の中は雑念が次から次へと出てくるばかり…最後の最後で「あなたはそのままでいいよ」というメッセージがふっと出てきた

        • 喪失体験をした人に連絡をするべきか 訪問介護士@オーストラリア

          今、大学院の勉強の中でグリーフケアも学んでいますが、喪失体験とは死別のことだと思っていましたが、死別だけでなく、身体機能を失うことも喪失体験の一つだと知りました。 つい先日、妹から以前大変お世話になった先輩が、体調を崩し、生死の境をさまよって回復したものの、片目を失明したらしい、と聞きました。私は居ても立っても居られず、連絡をしようとしましたが、一旦立ち止まって考えることにしました。連絡をすることが本当にいいことか?、と。 なぜ自分は一瞬連絡を取ろうとしたのか、と考えた時

        難聴によるすれ違い 訪問介護士@オーストラリア

        • やっぱり日本の図書館ってすごい 訪問介護士@オーストラリア

        • 瞑想(Meditation)のやり方 訪問介護士@オーストラリア

        • 喪失体験をした人に連絡をするべきか 訪問介護士@オーストラリア

          なぜ日本は世界的にきれいな国なのか 子育て@オーストラリア

          先日、クライアントのご家族が役所広司主演『PERFECT DAYS』を観てきたそうで(私も観ました!)、「日本人はあんな風に鏡を使ってトイレを掃除をするの?」と聞かれて笑ってしまいましたが、「日本はどこへ行っても道もトイレも本当にキレイよね!」と言われて誇らしく思いました。そして、なぜ日本は他の国より公共の場所が綺麗なのだろうと自分なりに考えてみました。 上記の疑問に対する私の個人的な考えとしては、①学校で児童・生徒が自分たちで学校内の掃除をするから、 ②家の掃除を業者に頼

          なぜ日本は世界的にきれいな国なのか 子育て@オーストラリア

          忙しい毎日での自愛は難しい、だけど 訪問介護士@オーストラリア

          「自分を大切にしよう」という言葉をよく聞きますが、忙しい世の中、これが意外と難しいものです。 子育て中の親だったり介護をしている人だったり、誰かのお世話をする人は、自分に余裕がなくなると、同じことをしていても、相手や周囲の態度によっては、心の中はささくれ立ったり、イライラしたり、怒りに満ち溢れてしまうことがあるのではないでしょうか。 昨日の私は、まさにそんなプチイライラを抱えた状態でした。認知症の方が同じことを何度も話すのは当たり前、いつもならニコニコ初めて聞くかのように対

          忙しい毎日での自愛は難しい、だけど 訪問介護士@オーストラリア

          心配かけたっていいじゃない 訪問介護士@オーストラリア

          親側も子ども側も、子どもや親に心配かけたくない、迷惑かけたくない、という思いが強く出てしまって、困っていたり、体調が悪かったり、それこそ手術をすることになっても、子どもや親に「言わない」という選択をする方が少なくありません。介護士になる前の私もその一人でした。でもね、今は思うんです。親子なんだから心配かけたっていいじゃない、って。それは自分の体験からも、仕事を通じて数多くの親子のあり方を見てきた経験からも、心からそう思います。 オーストラリアに来て数年目、私の子どもたちがま

          心配かけたっていいじゃない 訪問介護士@オーストラリア

          空の巣症候群 子育て@オーストラリア

          私は子育てをしていた時から、自分が空の巣症候群になるわけがないと思っていました。何故なら、いつもやりたいことがたくさんあって、子育てや家事で自分のやりたいことに十分時間を割けないことに常にストレスを感じていたからです。もっと走りたい、エクササイズクラスに参加したい、もっと本を読みたい、勉強したい、友達に会いたい、家族のためだけじゃなくてもっと人のために何かしたい、もっと社会のために役立ちたい、もっともっと…とずっと思っていました。日本だと子どもが中学に上がるとある程度手が離れ

          空の巣症候群 子育て@オーストラリア

          セカンダリー(中高一貫校)の選び方 子育て@オーストラリア

          以前、私がどうやって小学校を選んだか、について書きましたが、今度はセカンダリーについて書いてみようと思います。 まず、どうやって学校のデータを調べたらいいかわからない方のために、 最初に「My School」というホームページをご紹介します。 このページでオーストラリアの全ての学校の基本情報を検索できます。 Home | My School 学校の分類として、大きく分けて公立、私立、カソリックの3つに分けられます。そして、基本的には日本のような受験はないですが、Select

          セカンダリー(中高一貫校)の選び方 子育て@オーストラリア

          信仰する宗教があることはいいことがたくさんある 訪問介護士@オーストラリア

          日本では宗教はあまりよくないものと捉えている人も少なくなく、 信仰深い人の少ない印象です。 2018年に、学術誌『ソーシャル・サイコロジカル・アンド・パーソナリティー・サイエンス』で、何かの宗教を信じていた人は、そうでない人たちと比べて平均で5.64歳長生きしていたという結果が発表されています。 私自身は、信仰深いわけではありませんが、介護士の仕事を始めてから、他国では信仰深い人が多いことを知り、そして、なんらかの宗教を信仰していることは、心身の健康に良い影響があると感じて

          信仰する宗教があることはいいことがたくさんある 訪問介護士@オーストラリア

          キレイの基準は人によって違う 訪問介護士@オーストラリア

          雪のちらつく東京から38度のメルボルンへ戻ってきました。 3日も続く38度にちょっとクラっと来てます。暑い~!!! さて、今回の帰省で改めて気づいたことが一つ。 それは、キレイの基準は人によって違うということ。これって聞けば当たり前のことですが、人による基準の幅の大きさって本当に大きいんだな、と改めて思いました。 私の母は物が捨てられず、整理や掃除が苦手で、子どもの時から友達を呼べない家なのがとても嫌でした。お友達の家に行くと、いつもきれいでいいなーと思ったり…。でも育っ

          キレイの基準は人によって違う 訪問介護士@オーストラリア

          感謝の旅 子育て@オーストラリア

          息子が高校を卒業し、家を出ると決まった時、これまでお世話になった方々に感謝の気持ちが溢れた。そして、ちょうどその頃、同年代の友人が癌で亡くなり、会いたいと思っているだけじゃダメだ、会える時に会いに行かなきゃ!みんなに直接ありがとうと言いたい!と思い、大学院受験のために日本に行く時にお世話になっ方々に会いに行く旅に出た。 山梨→名古屋→京都→福岡→熊本を回って東京に帰ってきた。 メルボルンで知り合ったが、随分前に帰国し、今は皆それぞれの場所で頑張っている。 久々にお互いの近況報

          感謝の旅 子育て@オーストラリア

          大学院試験終了!

          昨日、大学院の試験が終わりました。 試験は小論文と面接。 受験生は大卒ばかりっぽい人から年配の方まで幅広く、人数も想像より多くてビックリでした。 小論文は800字。1行20字の感覚で練習していましたが、なんと1行32字。 下書き用紙もくれました。 下書きし始めて、やっぱりやーめたと、一気に書き始める私。試験に向けて、生と死に関わることについて知識を深めてきましたが、なんとテーマは「多様性」。全然違うテーマでした…。とはいえ、書きやすいテーマで良かった良かった。 小論文添削

          大学院試験終了!

          今から大学院の試験です。 なんか緊張してきた…頑張ってきますっ!

          今から大学院の試験です。 なんか緊張してきた…頑張ってきますっ!

          息子が感じた日本の印象 子育て@オーストラリア

          高校卒業と大学入学の狭間で、日本に4週間弱、一人で行っていた息子が今朝帰ってきました。 日本への一人旅はこれで4度目、初めては小学3年生の時でしたから、もう慣れたものです。 18歳になったので、日本に発つ前「もう大人だから」が口癖だったので、いつもなら一から十までお膳立てしてあげるところを今回はフライトを予約しただけで何もしなかったら、意外とハプニング続きでしたわ…。でも日本を満喫してきたようで、良かったです。で、息子が語った日本の良いと感じたところをここに書き残しておこうと

          息子が感じた日本の印象 子育て@オーストラリア

          手放すって難しい 訪問介護士@オーストラリア

          6年前に手根管症候群になり、数年かけてやっと痛みが治まってきたところで、今度は肩に限界が来てしまいました…。 級に激痛が走り、これはおかしいと、すぐに病院に行きまして、レントゲンとウルトラサウンドで検査したところ、肩峰下滑液包炎&三角筋下滑液包炎と診断されました。抗炎症薬を処方してもらい、数日痛みで寝られない夜を過ごした後は、激痛は治まったものの、毎日痛みを感じながら仕事をしています。原因は腕の使い過ぎなのは明らかですが、仕事で手を使わないのは不可能…。あー、介護士ってホント

          手放すって難しい 訪問介護士@オーストラリア