Re: 【短編小説】極彩色ヒューマン
「ちっ、つまんねぇな」
ショートが鼻を鳴らして、親指くらいのサイズがある怪獣型ゴム人形を節くれだった指で弾いた。
コトン、と倒れた怪獣人形は底の部分にある穴に本棚の余ったダボが詰められていた。
「オレたちも次のシノギ考えねぇとな」
エースが鼻くそをほじり、獲得したものをゴム怪獣の穴に詰めた。
「お、おれがトチったから……」
サードはオドオドしながら言ったが、遅かれ早かれダボを詰めるイカサマは見破られてたよ……と言われるのを待ってるのがミエミエなので誰もフォローしなかっ