からばこ

何かと諦めきれない、概ね会社員。 未だにLINEは使えないnote2年生。 いつか立派…

からばこ

何かと諦めきれない、概ね会社員。 未だにLINEは使えないnote2年生。 いつか立派な『宝箱』になりたい。

最近の記事

じみでとうめいであたたかで

物語りのある絵を、読むように見るのが好きなのだと改めて実感して、 お話自体は全部web上で見られるようだけども、 こういう本を自分の本棚におさめられることが素直に嬉しい。 『まめで四角でやわらかで』著:ウルバノヴィチ香苗 江戸時代の、とある長屋を舞台にした短編集で 日々のなんてことのない、でも愛しい営みが丁寧にやさしく描かれている。 風や肌触り、においまで伝わってくる。 季節を楽しみ、 あるものを受け入れ、 やるべきことをきちんとやる 人情が当たり前にある粋な世界…

    • 手帳はしまわない

      今年に入ってから始めたことのひとつに、 サブ手帳がある。 メインの手帳として、ほぼ日手帳をずっと愛用している。 文庫サイズの本体で1日1ページと、基本的には充分な量を書けるのだが、 「博物館に行った」というようなイベントのあった日や、 読んだ本のメモ、気になった歌詞など もっと書きたい!という欲求があるとやや物足りなくなる。 記入する文字を小さくしたり、 別の紙に書いて貼るというのもアリだとはおもう。 (実際、そうしてることもある) でも、使ってないペンを色々使いたいし、

      • 本は待ってくれる

        また本を買ってしまった。 まだ読んでない本がたくさんあるのに。 買ったってすぐには読めないとわかっているのに。 でも、いい。 長く本とお付き合いしていて、悟った真理。 本は待ってくれる 本屋は待っていられない 毎日、星の数ほどに現れていく新刊を、 有限な本棚はどうしたって受け止めきれない。 お客さんと本とのいい出会いを提案し続けるために、 本屋の棚はある種の戦場と化すのだ。 書店員と出版社、取次が心血を注ぐその場所では、 タイミングの悪いわたしのような存在は厄介以外の

        • 怒りのマーチ

          今週の『虎に翼』もおもしろかった。 1日15分で、内容が濃く事件も多く展開が早いのに テンポもよく、少ないセリフでも表情が全てを語っていたりして 毎回見逃せない。 ところで、 米津先生が軽やかに歌い上げる主題歌『さよーならまたいつか』も 話題になっているようだが、 わたしが気になっているのは、主人公である寅子の十八番(おはこ) 謎の歌のほうにある。 「うちのパパと うちのママが」と始まる歌詞は 能天気な曲調と相まって、動物の家族を擬人化した童謡のようでもあるが 違うような

        じみでとうめいであたたかで

          泣けてくるのは、なぜだろう

          『幸福な王子』などの童話作家としても有名なオスカー・ワイルドは 「本当に美しいものをみると涙があふれてくる」と、 自分で書いた作品を読んで言っていたそうだ。(恐れ入る) なかなかその域には達せないが、 味わうたびに泣けてくるシロモノというのが わたしにもいくつか思い当たる。 たとえば、『雨ニモ負ケズ』の詩であったり、 漫画の『スラムダンク』や『ワンピース』であったり、 歌では『アンパンマンのマーチ』であったり… ある種の試合や、ドキュメンタリーを見ても グッときてしまう

          泣けてくるのは、なぜだろう

          壁アプデ

          ホワイトボードシートを導入したら、おもった以上によかったのでまとめ! 1.導入理由&検討 狭い部屋に大きなモニターは置きたくない。 (使わないときの存在感もうっとうしいし) でも、映画をみるときや ゲームをするときはなるべく大きな画面がいい… という欲張りな願いをかなえるべく、プロジェクターを利用している。 白い壁なので、特になにも設置せずそのまま投影させていたのだが 若干でこぼこしている壁紙ということもあり、 小さな文字などが読みにくいのが気になっていた。 とはいえ

          好きすぎて、読めない

          「うちの積読をさらす」という興味深いタグが目に入り、 そういえば…と、改めて積み上げてみたところ、その標高約27㎝。 ま、まだ30センチは超えてない…と己をごまかそうとしたとて、 その視界には手つかずのコミック山と親書山、古本山が控えているのだ。 よろしくない。 (それにしても本当に京極作品の存在感…恐ろしい) 読めない原因はなにか。 時間がない? いや、時間は、時間だけはみな平等にある。 (というよりも、平等にしかない) そこを言い訳にできるほど、いい加減、子どもじみて

          好きすぎて、読めない

          使ってみよう、新しいペン

          春なので、なにか新しいことを始めたい気分はありつつ、 暴力的な寒暖差やあれやこれやのために心身に元気が不足している… そんなときは、そう、新しい文具だ! 「新しい」とはいえ、 限定?っぽい柄と色にときめいて、お迎えしたはいいものの 今まで出番がなかったペン。 水性マーカーのクリッカートと、ボールペンのJuiceの2種類。 出番がないなら、自分でつくる…! 新しい季節に浮かれて、新しいペンをおろす… 理由ならば、それで充分じゃないか。 さて、クリッカート。 乾かないペンと

          使ってみよう、新しいペン

          朝から地獄を軽快に

          白状すると、実は、「朝ドラ」が苦手だ。 朝起きられないから、ではない。 ファンの方々には大変申し上げにくいので、 どうかお目こぼしいただきたいのだが… 笑えないコントのような、 「そうはならんやろ」「なんでやねん」という クセの強いシチュエーション。 ナチュラルに有無を言わさず 常識や良識を振りかざしてくる キラキラ具合。 単純に、わたしの根が天邪鬼なので あんまりごり押しされると引いてしまうというか、 光の波動が強すぎて近づけないという話だけなのかもしれないが… な

          朝から地獄を軽快に

          お守りにしたい万年筆

          出逢ってしまってはしかたない、と パステルカラー調の色合いが素敵なペンを手に入れた。 カヴェコのスポーツというシリーズらしい。 小さめで、軽くて、とてもかわいい。 線の太さはEFなので、極細という設定のようだが、 ドイツ(海外)ブランドなのでちょっと太く見える。 線がちょっと太めなせいなのか、 万年筆というよりも、チップの入った細い水性ペンのような しっとりとした書き味がある。 手のひらに収まるサイズ感もあって、 お守りみたいに持ち歩きたい気もする。 いつもポケットに

          お守りにしたい万年筆

          消えそうで消えなかった休日は

          貴重な祝日だというのに、仕事の予定が入ってきた。 観念して、もともとの予定をキャンセルしたタイミングで 仕事のほうもキャンセルになった。 前日の夕方のこと。 ラッキー! とはおもいつつ、 ふってわいた休日。しかも雨。 今からどうしたものか…と ぼんやりドラマをみていたら あっという間に夕方になっていた。 見事になにもしていない! なんて素晴らしい休日! 諦めかけていた突然の休日の過ごし方としては 大正解ではなかろうか。 隔月…とは言わないまでも 3ヵ月に1回くらいはあ

          消えそうで消えなかった休日は

          誤解していたピンセット

          手帳に小さいシールを貼ろうとすると、 どうしても目測を誤ったり、位置がずれたり、曲がったりして ちょっと萎える… (また小さいシールほどかわいかったりするから、余計に) アナログ感が素敵! 手作りならではの魅力でしょ! と、自分を無理に納得させようとしても なんとも言えない気持ちが芽生えるのは致し方なく。 が! たまたま見かけた動画で、 シールをわざわざピンセットでとって貼ってるのを目撃! そこまでする? ともおもいつつ、これか…?! と、なにかの答えを掴んだような予感

          誤解していたピンセット

          「ゲーム」っていいよ…!

          風ノ旅ビト パワフルプロ野球(通称:パワプロ) It Takes Two …最近、母が気になっているゲームタイトルである。 パワプロに至っては「やってみたい」とまで言い出した。 ゲームが好きだったり、普段から普通にやるような人でもなかなか並ばないような…というか、「こいつ、知ってるな」というラインナップになっていて恐ろしい。 ゴリッゴリの昭和生まれの母は、当然のようにゲームからは縁遠い生活をしている。(逆に子どもらは、当然のように親しんできているが、その程度) 原因

          「ゲーム」っていいよ…!

          妖怪感度の定期検診

          物心ついたころから水木しげる先生の妖怪画が非常に好きだ。 小学校に上がるよりも前、漢字も読めるようになる前から、 自宅にあったハードカバーケースつきの黒い布表紙の画集を眺めていた。 とても怖かったが、怖いのにどうしても目が離せなかった。 そんなわけで、 今でも原画展的なものがあるたびにいそいそと出かけていく。 この生誕100周年を記念した『百鬼夜行展』は 特に行きたいと、ずっとタイミングを狙っていた。 個人的な目玉は、元ネタになった絵と並んでいる展示。 かなり忠実に取り入

          妖怪感度の定期検診

          「わたし」を休む日

          年に1回くらい、 頭痛だったり吐き気の酷いので すっかりダウンして1~2日寝込むことがある。 どういうわけだか、大抵の場合連休中なんだから 嫌になってしまう。 連休前は、あれもしよう、これも片づけようと ワクワク計画しているのに、 連休前夜あたりからだんだん雲行きがおかしくなってきて 連休初日の朝から起き上がれなくなっていたりするのだ。 それは、季節の変わり目とか、 体調を崩しやすいタイミングだったり、 仕事も遊びも頑張っていたりする時期だったりで 要するにオーバフロー

          「わたし」を休む日

          こんな空気で『はなし』たい

          なかなか気になる概要じゃないか…という興味と、 どういう心構え、テンションで見たらいいのだろうとちょっとした緊張感を感じつつ、少々ハラハラしながら視聴してみた。 パーソナリティのふたり?が、 専門家の極めて真剣かつ真面目な解説に 感心しながら、ゆるく楽しく話し合っている。 …いや、これ、ためになるだけでなく めっちゃ楽しいな…! なんとなくタブー視したり、 ちゃかしたりしかねない性と生の話を 「こんな風に話していいんだよ」 「別に恥ずかしがることじゃないよ」 と、あくまで

          こんな空気で『はなし』たい