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FRBの金融政策が全てではない:投資家が考慮すべき要因は他にもある

こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
FRB(米国連邦準備制度理事会)の金融政策は、疑いなく世界経済に大きな影響を及ぼします。

今回はFRBのニュースについての感想というか、そんな感じで書いています。
個人的意見が多いので予めご了承ください。

それではどうぞ!


最初に個人的な意見

最近特に思うのですが、大手のマスコミなども含め、日米問わずFRB、FOMCの判断にフォーカスし過ぎのような気がします。
その方が視聴率やインプレが取れるのでしょうか。

確かに、パンデミック後の世界は悲惨でした。
FRB判断の大規模な金融緩和から、利上げサイクルまでの流れは相場にとって大切でした。しかし、すでにコロナ禍もおさまり、政策金利が固定されてからも随分時は流れています。

金利の変動は、グローバルな金融市場の流動性とリスクの評価に直接的な影響を与え、多くの市場参加者がこの動きに注目しています。
でも私は違和感があります。

FREDよりFRB政策金利この5年ほどの推移:https://fred.stlouisfed.org/series/DFF

FRBの政策が持つ重要性おさらい

  • 市場への直接的な影響:FRBが政策金利を調整すると、世界中の金利が影響を受け、これにより企業の借入コストや消費者の貸付条件が変動します。

  • 予測の一部としての役割:FRBの公表する経済予測は、市場の期待を形成し、将来の経済活動に対する投資家の態度を左右します。

FRB以外に注目すべきその他の要因はないのか?

1. グローバルな政治状況

政治的不安定性は市場のボラティリティを引き起こす大きな要因です。地政学的な緊張や国内政治の不安は、経済活動に予測不能な影響を与えることがあります。

2. 技術的進歩と革新

新技術の導入や革新的なビジネスモデルの出現は、既存の市場構造を変化させ、新たな投資機会を創出します。これらを無視することは、将来のリターンを大きく逃す可能性があります。今なら正にAI市場でしょう。

3. 経済データと市場動向

経済指標や市場データの詳細な分析は、FRBの政策変更よりも日々の投資決定に直接的な影響を与えることが多いです。失業率、消費者信頼感、製造業のパフォーマンスなど、多岐にわたるデータに注目することが重要です

結論と感想

FRBの金融政策は、世界経済の潮目を左右するほどの影響力を持つことは間違いありません。
しかし投資家としては、これに加えて、グローバルな経済環境、政治、技術、および環境変動など他の多くの要素にも目を向けることが重要です。株式市場は大きな複雑な生態系のように、様々な要素が絡み合いながら動いているあるモンスターです。グラディウスのボスのようです。

そう考えれば、FRBの金融政策すらこの巨大な市場のパズルのピースの一つに過ぎません。パズルの全体像を把握するためには、他のピースにも当然目を向けなければなりません。

ズレますが私の場合、資産防衛の観点からも、コアサテライトにし、セクターに偏ることなく、なるべく分散投資を心がけています。
一つのピースが欠けても、全体像が崩れないように、ポートフォリオを構築するのです。

FRBの動向は、常に注視すべき重要な情報源です。間違いありません。
しかし、それのみ振り回されることなく、自身の投資戦略に基づいた冷静な判断を下すことが、長期的な成功への鍵となるのかなと思います。



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