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マレーシアノマド生活〜マレーシアの歴史・文化から学ぶこと



現地で発行されている日本語情報誌に「マレーシア国立博物館の日本語ガイドツアー無料)」の記事を見つけ、早速娘と参加してきました!

到着すると日本人のガイドさん2名が
お出迎えをしてくれました。
(実は後から知ることになるのですが
ガイドさんは知り合いの中学時代の同級生ということが判明😵世間は本当に狭い…)

館内はとても広く4つのギャラリーに
分かれ、説明を聞きながらゆっくり
進んでいきます。(館内は写真のみOK)
入場料は大人と子供で230円でした!

スパイスの香りを嗅ぐことができました!

貿易港として栄えていたマラッカ王国。
当時はスパイス貿易が盛んでした。

マラッカ国王とイスラム商人たち

その中でもイスラム商人との関係が濃く、
更なる関係作りのために国王との商談で
イスラム改宗になったという説。
(今でも国民の6割はイスラム教徒)

マラッカ王国はついに
国際貿易港としての魅力が
侵略の要因となり、その後
植民地の運命を辿っていきます。


ポルトガルがマラッカを占領。
両国の武器の違いは歴然でした。
そこから約130年という長い支配が
始まります。

スパイス貿易だけではなく、
キリスト教を広めたい目的もあったが
すでにイスラム教が根付いていたために
思うように広まらず、

罪を犯し、マラッカに島流しになっていた
日本人のやじろう(アンジロー)という
人物から日本のことを聞き、やじろうの人柄と日本に希望を抱き、日本行きを決意。
その人物が日本にキリスト教を
最初に広めたフランシスコザビエル。

その後も対抗勢力は勢いを増し、
オランダ、そしてイギリスの手に渡る
マラッカ。ちょうど産業革命時のイギリスは
原料を求め、錫産業やゴム農園に従事させる
たくさんの中国人やインド人をマレー半島に到来させ、今の多民族国家の原型ができあがっていきます。

その後は日本がマレー半島に侵略するが
終戦により、再びイギリスに統治が戻り、

イギリスは独立運動を起こさせないように
経済的制限をかけ、利益は自国のものに
していきました。

不満を抱えたマレーシアの人々は
独立には民族間の連携が不可欠とし、
ついにマレー人、華人、インド人が
連携し、イギリスから独立。



「ムルデカ(独立)!!」

その宣言から61年。



ブルネイは資源国(石油)だったため、
シンガポールは中華系が半数以上で
民族間の争いが絶えず、独立の道を選択。


マレー系
インド系
中華系
サバ州



なぜ多民族国家になったのか?
中国人やインド人が多いのはなぜ?
英語を話す人が多いのはなぜ?
ブルネイやシンガポールは近いのに
なぜ同じ国ではないのか?

マレーシアへの素朴な疑問がありましたが
歴史を知ることで現代のマレーシアを
再認識することができました。

一国が利益を奪い取る時代は終わり、
文化や習慣、言語も違うけれど
他を認め合う心で成り立つ国。 

誰かだけが得をするのではなく、
他者を認め合い、みんなで豊かになる。
この考えはこれからの時代に求められる
ことではないかなと感じました。

そして、今ここで様々な文化に触れたり、
食を楽しんだりできることは
このような歴史の上にあるんだなということを頭に入れながらマレーシアの人たちに敬意を払い、マレーシア生活を楽しんでいきたいと思います☺️

ヨガで豊かな人生を♡


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