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ものぐさな人が成長する方法

「リスキリング」は必要なんだろうなぁと思うものの、リスキリングしても成長できるのだろうかとか、役に立つのだろうか、などつらつら考えてみました。


リスキリングを意識した昨年

最近、リスキリングについての記事を読みました。様々な企業(特に大企業)がリスキリングについての取り組みをしているが、今年2024年はその成果が問われる、的な内容でした。

昨年は前職でも「リスキリングの波が今年は来るかも(来てほしい)」など考えて、いろいろ調べたり、施策を考えたり(マーケメンバーに考えてもらったり)して来ました。

でも、イマイチ、リスキリングの波が来ている感がしないんですよね(^-^;
個人的にも何かリスキリング、って感じでもなかったし。

世の中的に話題になっているのか?

「リスキリングの波が来ている気がしない」という感覚について、もう少し調べてみました。

リスキリングについての記事は、検索するとそれなりにある。が、Googleトレンドとかで見ると、22年10月の岸田総理の所信表明演説(リスキリングに5兆円の予算)の時に一時的に検索数(≒世の中の注目度)が増えましたが、その後下がってそのまま2023年も上がることなく終わった、そんな感じです。

特に右肩上がりではなく、一年を通して横ばいのグラフでした。ゆえに、なかなか盛り上がりに欠ける感じと思います。

まあ、でも、リスキリングの定義を考えると、一般の人はそんなに関心持たないだろうな、とも思います。

経産省の資料にかかれている定義だと「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」だそうです。

「日本の人事部」ほか、いくつかのサイトでも紹介されています。

また、他の情報も見ると、企業や組織側から学びを促す、という側面が強いようです。

他人から言われてやる勉強、というのは、まあやる気しないよなー、というのが正直なところです。

・勉強した成果を使う機会がある
・勉強結果が給与とか何かメリットにつながる

みたいな仕掛けがないとやる気がしない。

リスキリングという言葉について、だんだん、学校の勉強、受験勉強みたいなイメージが強くなってきました。試験がないと勉強しない、みたいな(^-^;

受験が終わって大学に入ると勉強を止めてしまう大学生が多いことを考えると、勉強のインセンティブ、必然性を作らない限りは学ぶ人は増えないのかもしれません。

機会を先に作るのもありかも

「ニワトリが先か卵が先か」的な議論にはなってしまいますが、個人的にはリスキリングより、「新しく学ばざるを得ない機会を作る」「新しいチャレンジの場に移る/放り込む」のほうが、よっぽど個別の学びは進むように思います。

自分も昨年転職して、いろいろ学び始めました。マーケティングについて学びなおしたり、新しい製品や業界情報、社会の動き含めて、いろいろ情報集めたり学んだり、ともかく自分なりには必死にやっています。

新しい場所に移ると、足りないものばかりが目立って、ともかく学んで使ってみようとします。

ある意味、試験前の一夜漬けのようなものなのですが(^-^;

もちろん、自分の好きなものがあってそれを極めていく、ということであればそれが一番です。が、何をやりたいか、何が好きか、自分でもそれほど強くない、こだわりがない場合、まずは小さくても自分の環境を変える。それも今までの知識では対応できない領域まで。

ものぐさな人にとっては「勉強する」よりも「環境を変える」ほうが勉強することにつながるように思います。その先に、個人の成長があればなおよし。

転職を勧めてるわけでもないです

ただ、私、転職を勧めているわけではないです(^-^;
いろいろ環境が激変して、人によっては本当に大変だと思うので。

今いる環境で、仕事で、何か新しいチャレンジをさせてもらう、新しい役割をさせてもらう、仕事が変わる機会があれば積極的に手を上げる、そんなところでいいと思います。

同時に、マネージャー視点でいうと、チームのメンバーがもし、何か新しいチャレンジを希望してきたら、まずはそれをさせてみたいと思います。なんなら、必要な学びの支援もセットにしたい。

信頼関係ができていれば、学びを機会をこちらが用意してもそうそう転職することもないと思います。逆にいうと、学びはすべて自己研鑽みたいな環境だとこれからは採用で人を集めにくいかもしれません。

「転職しようと思えばできるけど、でもこの会社で働き続けたい」

そういう環境をいかれに作れるか?がマネージャー側には求められるように思います。

ということで、最後に自分に向けてハードルをむちゃ上げたところでおわります(^-^;

今年もよろしくお願いいたします!

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