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おすすめの本を紹介したnote集
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2021年に読んだおすすめの10冊

今年は書こうか迷ったけど、毎年恒例。 2019年に読んだ30冊の本 2020年に読んだ23冊の本 なので、数を抑えて2021年に読んだおすすめ本の紹介を。順不同。 10冊選んでみてわかったが、今年結構読んだ経済の本やサステナビリティに関連した内容の本は、読んでおもしろく勉強にもなったが、ここで選ぶものに含めたいとは思わなかった。あと小説も割合的に多くなっていても、『三体3』のような作品も10冊のなかには入らない。それよりおすすめしたいと思える作品があったからだ。 自分が

ヨーロッパ文化史についてのおすすめ7冊

世の中、夏休み。 台風の影響でなかなか出かけられなかったりする人もいるであろうということで、ヨーロッパ文化史に関しては比較的いろんな本を読んでいる僕がおすすめの7冊をご紹介。 書く前はただ普通におすすめの本を順に紹介しようとするだけのつもりだったが、書き始めると、我ながらヨーロッパの文化というものをなかなか鋭い角度で切り込んで俯瞰したものになった。 長いが、それなりのものになってるので、ぜひご一読。 で、紹介するのは、この7冊だ。 スタンツェ―西洋文化における言葉とイメ

2019年に読んだ30冊の本

個人的に、2019年は読書の当たり年だったように思う。 今年はいままでにも増して雑多な感じで、自分自身の興味関心の赴くまま、いろんな分野の本を読んだのだけど、それが良かったみたい。 ジャンルも、書かれた時代も、書かれた文脈もバラバラでも、僕自身の視点によってそうしたバラバラの本たちが大きく4つくらいの塊に縒り合わされて、僕の内に確かな知的感触を与えてくれた。 今回は、その4つの塊ごとに、今年の読書体験を振り返りつつ、読んだ本から30冊(正確には2冊のシリーズものもあるので

2020年前半に読んだ20冊の本

読書はなにか特定のジャンルに絞るより、雑多だけど、自分のアンテナに引っかかったものは、とにかく読んでみるのがいいと思う。 外側にあるジャンルでまとまるよりも、自分が読むことで本同士の関係を見つけていく。それにより本と自分の関係も生まれる。本を読むのってそういうことかなと思うのだ。 そこには当然いつ読んだかということも関わってくる。 この半年はやはりコロナ禍ということが本をどう読んだかにも大きく影響を与えていたはずだ。 そこにもともと興味をもっていた持続可能性というテーマ

2020年に読んだ23冊の本

全世界的なコロナ禍で、これまでの日常が一変した2020年。 直接的な影響は受けることのない読者においても、やはり読む本の選択はここ数年とは大きく様変わりした1年だったように思う。 そんな1年の読書を振り返ってみるためにも、読んだ本のなかから23冊を抜粋して、 【姿をあらわした暴君】 【新たな民主主義、あるいは価値の分散システム】 【異形の者たちの場】 【この危機を用意したもの】 【非人間的なものとの共生】 【潜勢的なものの回帰】 という6つのカテゴリーに分けて、これらの本