2018年上半期短歌まとめ(時系列順)
短歌を本格的にはじめて早くも半年が経ちました。
平成最後の2018年も折り返しということで、これまでに新聞歌壇やネットなどで取り上げていただいた短歌をまとめてみました。
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もしもしとコツコツとペラペラと真夜中の警察署は生きていた(日経歌壇 3/10)
「きみ」という映画はブルーレイよりもVHSで再生希望(うたらばネットプリント『再』)
新入りの目覚まし時計は先輩に気を遣ってか数秒遅れる(うたらばフリーペーパー『時間』)
傷の舐め合いならマシでこれが傷だと気付けなくなるのが怖い(毎日歌壇 4/30)
真下には落ちない桜のはなびらが誰かの希望になりますように(粘菌歌会『春』)
スーパーのカートを正しく押しているあなたは兄になる顔付きで(うたらばネットプリント『子』)
シャンプーを真似てもきみの匂いにはなれない朝にゆれるカーテン(毎日歌壇 5/28)
チューニングわざとずらせば僕にしか出せない音が鳴るはずだった(粘菌歌会『音楽』)
方角を無視して食べた恵方巻 誰もわたしの未来を知らない(うたらばネットプリント『巻』)
不良品見つけては取り除いてるぼくらもやがてこわれてしまった(毎日歌壇 6/25)
劇場でコーラの値段は3倍になるがぼくらの価値は変わらず(NHK短歌『飲み物』)
こんにちは雨だけど雨だからこそ見えるドラマを提供するよ(粘菌歌会『雨降り』)
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ぼくにとって短歌がはじまり平成にとっておわりを迎える2018年。
まさかこんなにいろんなところで取り上げていただけるとは思っていませんでした。
''谷口泰星シーズン1''としては上出来だったように思います。笑
これからも良い作品を(問題作も)たくさん作り続けていきますので、是非ともよろしくお願いします〜!
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