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洋楽バラード・セレクションB.G.M.【昔作ったMDその1】

このタイトルは昔熱心にMDの個人的に気に入った曲を選曲して順番も決めてMDステレオとかで聴いていた人生最大の趣味だったMD録音の作品の名前です。そしてこのタイトルが僕の長いカセットテープ・MD・CR-Rなどの音楽録音人生最高傑作のタイトルでもあります。今回は「個人的10選」の番外編と銘打って、少し前までやっていた「昔作ったMD・カセットテープ」の本格的な全曲紹介シリーズとして再生させて、何回か可能な限りやっていきたいと思います。今までに「個人的10選」とかで紹介した曲も重なったりしますが、本当はこの曲順で聴くとよりその輝きやそれぞれの曲の良さが出てくると思うので(個人的意見)、よかったらサブスクのプレイリストとかでこの曲順でリスト作って聞いてみてください。気に入るかもしれません。たぶん、ですが。そんな感じでリニューアルしたシリーズの第一回目を始めていきたいと思います。ではどうぞ。


You're Beautiful / James Blunt (2006年)
たしかこの当時に出て洋楽コンピレーションアルバムでは異例の大ヒットを記録した「Beautiful Songs」という名前だったCDの一曲目に収録されていた曲です。このMDでも1曲目と2曲目はこのCDの曲順を踏襲しております。失恋ソングとかだったと思いますが、その刹那さや儚さが美しく表現されていて21世紀に出た洋楽でもかなりヒットした人気曲でしたね、ここ日本でも。ビルボードとかでも年間チャートの4位になっていたと記憶しております。この服を脱いでいくPVも久しぶりに見ましたが懐かしいですね。


Bad Day / Daniel Powter (2006年)
これは「Beautiful Songs」の2曲目でこの曲の方がアメリカではヒットしていましたね。たしか2006年のビルボード年間チャートで1位に輝いていました。日本ではジェイムス・ブラントの曲の方がわずかながら人気があったように思えましたが。この「Beautiful Songs」のコンピレーションアルバムの異例の大ヒットの背景にはやはり1,2曲目にこの二つをこの順番で持ってきた当時のメーカー側のセンスの良さが原因だったかなと思ったりします。このPVの運命的な出会いの描き方も当時結構好きでした。


Truly Madly Deeply / Savage Garden (1998年)
ここからは自分の感性で選曲した順番となっております。「90年代個人的洋楽10選」でも紹介したサヴェージガーデンのバラードの名曲で発売当時から大好きな曲でした。この曲が3番目だったこともこのMDが自分で作っておきながらヘビロテでかけまくった要因かなと思ったりしております。1,2番で出塁した走者を最強打者が返すみたいなイメージですか、野球に例えると。それくらいこのバラードは破壊力のある傑作だと今でも思っております。


My Heart Will Go On / Celine Dion (1997年)
説明不要な曲ですね。映画タイタニックの主題歌でアカデミー賞最優秀楽曲、及びグラミー賞最優秀レコードまで受賞した90年代を代表する洋楽バラード曲です。ビルボードでは初登場1位で出てきてこのまま10週以上も1位を維持するかと思われましたが実際は2週くらい1位ですぐ落ちて行ったのが結構関係者の間では話題になっていたり。テレビ神奈川の「ビルボードトップ40」という今も続いている番組内でもVJの中村真理さんが「このまま長く1位に居座りそう」とか言っていてすぐ落ちた時に驚いていました。あまりに初週で売れすぎたのが原因だったのではないか、とか言ってたような気もします。当時のいろいろを思い出しますね。当時の公式PVとは異なりますが懐かしいタイタニックの映画の場面と一緒にどうぞ。


Don't Know Why / Norah Jones (2002年)
これも最高の癒しソングでしたね。2001年の同時多発テロで傷ついたアメリカ社会の要請に見事にこたえるかのタイミングで出てきて大ヒットしていました。ノラジョーンズもこの曲と収録されたアルバム「カムアウトウィズミー」でグラミー賞の主要部門である、最優秀レコード、最優秀ソング、最優秀アルバム、そして最優秀新人賞まで受賞していました。ちなみに僕と同じ1978年生まれでこの当時まだ23歳くらいで「ああまた凄い人が同じ学年から出てきた」ってビビっていました笑。ドラゴンアッシュの降谷建志とかサッカーの中村俊輔とかTOKIOの長瀬とか浜崎あゆみとか椎名林檎とかkinki kids の堂本光一とか今の巨人の阿部監督とか結構20歳越えたら凄い才能が同学年から次から次に出てきて刺激を受けたりしていましたね。僕自身は引きこもっていましたが笑。


I Don't Want To Miss A Thing / Aerosmith (1998年)
「90年代ハードロック個人的10選Ⅲ」でも紹介したばかりですが、このMDではここに持ってきております。正直に言うとこの曲をこのMDに入れるべきか最後まで悩んでいました。あまりにもベタな曲だったから。でも流れで通して聞いてみると結構ハマっていたみたいだし、少しくらいは誰もが知っている曲も散在させておくのもいいかなとか思って入れました。結果として正解だったと思います。このMDが最高傑作になったから。


Not Ready To Make Nice / Dixie Thicks (2007年)
この曲は「グラミーノミニーズ」という今は発売されていませんがグラミー賞のその年のノミネート作品をグラミー賞の発表前にいろいろとコンピレーションしてくれて我々に教えてくれたありがたいシリーズのCDで初めて知りました。そしてこの2007年だったかな、グラミー賞最優秀レコードに輝いたさすがの出来となっております。当時のブッシュ政権のイラク戦争を痛烈に皮肉る内容というかPVとかみたら強烈な批判、怒りの表明になっていますね。それがグラミー賞最優秀レコードまで受賞するし、こういう健全な政治批判が出来るアメリカという国に憧れがあった時代でもあります。今は何が本当で何がプロパガンダか気を付けていないと分からない混沌とした時代になっていたりするので。今は「The Thicks」とかに名前変わっているみたいですね。知らなかったです。


Rain / Harem Scarem (1997年)
カナダ出身のメロディアスなハードロックバンド、ハーレムスキャーレムの傑作バラードです。僕は「90年代ハードロック個人的10選」でも紹介した「チェンジ・カムズ・アラウンド」がメチャクチャ好きで、そのバンドの新作が出るというのでこの曲が入ったアルバム「ビリーヴ」を買いその中でこの曲に出会いました。ハードロックバンドのバラードが個人的にツボでそれだけを集めたMDやカセットテープも作ったりしていたのですが、これはまだ入れてなかったので今回この「洋楽バラード・セレクションB.G.M.」に入れていい感じの流れを作ってくれて感謝しております。静かに雨が流れるように降る情緒性を感じさせる名曲だと思います。


More Than Words / Extreme (1991年)
「90年代ハードロック個人的10選」シリーズで何回もトップバッターを飾ってくれたエクストリームの全米1位のシングル曲で、ハードロック史上に残る名バラードでもあります。ヌーノベッテンコートのあのギターのアルペジオ真似しましたけど、難しかったですね。憧れましたが。よほど練習しないとなかなかマスターできない感じが、ヌーノのギターに当時のキッズが憧れる理由が見え隠れするような、そんな感じもします。カラオケでも歌いやすいから何回か歌ったりしてましたね。最近は歌ってないですけど。ここまでが一応MDのA面扱いとなります。次の曲から後半戦のスタートです。その流れも我ながら上手くいったとほくそ笑んでおります。


She / Elvis Costello (1999年)
映画「ノッティングヒルの恋人」の主題歌らしいですが、相変わらず映画は観ない人間なので、この曲の雰囲気の良さに惹かれてこのMDの後半戦のトップバッターに持ってきました。我ながらこの後半、B面の流れが「神」だと思っていて(すいません)、毎回この「She」からまどろみまくって癒されまくっていました。当時勤めていた整骨院のB.G.M.でもよくかけさせてもらい、患者さんや受付の女の人に「このMDめっちゃいいね、ダビングしてもらえないかな?」と言われたりしていました。もしこの編集版がCDで発売されたらやたら売れるやろうな、とか勝手に妄想したり。今も手元にあるのにMDステレオが壊れて聞けないのが残念です。


Kiss From A Rose / Seal (1995年)
これも洋楽バラード最高峰の旋律ですよね。映画「バッドマン・フォーエヴァー」の主題歌らしいですが、観ておりません笑。でもやっぱりこのメロディが半端なく良くて気に入っていてこのMDに入れて後半戦の最強の2番バッターとして大活躍してくれております。グラミー賞最優秀レコードも受賞した歴史に残るバラードなのですが、そこまで有名じゃないのが不思議な感じもします。まあ90年代までは洋楽は名曲の宝庫だったので他の名曲に埋もれていたきらいもあるかな、とか思ったりします。


Shape Of My Heart / Sting (1994年)
これも映画「レオン」の主題歌ですが、この映画だけは例外的に観ております。ジャン・レノが殺し屋で12歳のナタリー・ポートマンとの親子のような恋人のような関係性が話題になった映画ですよね。映画の良さはあまり分からない人間ですが、よかったと思いました。すいません、音楽のように感想書けなくて。情熱のほとんどが音楽に行ってますね。スティングの大人びたギターのアルペジオな雰囲気満載の感じがいいです。次の同じスティングの「フラジャイル」へと続く流れも好きでしたね。


Fragile / Sting (1987年)
ギターの音色に溺れてしまうとんでもなく美しい曲です。スティングのどうしようもなく高いところで鳴っているセンスの良い音楽にいつ聞いてもストレスや疲労が吹き飛ばされるヒーリング効果抜群の名曲だと思います。この流れで聴いていると何回か気持ち良すぎて寝てしまったりしたこともあったり。昔からこういう曲順が奇跡的に上手くハマることがよくあって、そこは誰か背後から勝手に指示してくれているのかなとか思ったりします。


Kissing A Fool / George Michael (1987年)
僕の大好きなジョージマイケルのジャジーな雰囲気がいい傑作バラードです。ジョージマイケルのワム!解散後のソロデビューアルバム「フェイス」に収録されていてシングルカットもされた一曲でもあります。このアルバムは1988年年間チャート1位、グラミー賞でも最優秀レコード、最優秀アルバム、最優秀ソングなど総なめにしたポップス史に残る名盤で、当時23歳だったジョージマイケルの巨大な才能を余すことなく世に知らしめたモンスターアルバムです。ワム!から一転してシビアな世界観とその繊細でいてスピリチュアルかつ多様な音楽で世界をあっと言わせましたね。このバラードも癒し効果抜群で後半は寝ることが多かったです、やっぱり、気持ち良すぎて。たまに起きて最後まで聴くともうどうしようもなく満たされるみたいな。ああもう一回このMDちゃんと聞きたいっす。AmazonとかでMDプレイヤー無理して買おうかな。


My Ever Changing Moods / The Style Counsil (1985年)
この曲はシングルバージョンがヒットしていたりしますが、たぶん、アルバムバージョンのピアノアレンジの方が圧倒的に名曲度合いが強いと思います。この曲自体僕は「80年代洋楽個人的10選」シリーズで何回か紹介しているコンピレーションアルバム集「MEGA HITS 80's」に入っていて知っていて、そこに収録されていたのはシングルバージョンでそこまでいいとは思えなかったのですが、このピアノアレンジのアルバムバージョン(?)をまた別の2枚組コンピレーションアルバム「Your Song」というCDで知ってどうしようもなくハマってしまいました。アレンジの違いでこんなにも劇的に姿を変える曲というのも洋楽邦楽問わずかなり珍しいのではないかと思ったりします。この曲が終わると流れて的にもうラストやなとか思って、名残惜しい感じが毎回起きていたらしていました。動画はアルバムバージョンらしいので静止画で失礼します。


All My Life / K-Ci & JoJo (1998年)
これは90年代洋楽でも屈指の傑作バラードだと思います。何回か「90年代洋楽個人的10選」シリーズでも言及してきましたが、この曲が流行っていた当時僕は家に引きこもりがちな生活をしていて週に1回京都テレビでやっていたテレビ神奈川制作の「ビルボードトップ40」というアメリカの音楽チャート番組を毎週楽しみに観ていて、唯一と言ってもいい癒しの時間でもありました。そしてその当時この曲がチャートに入ってきてビデオクリップ見た時の衝撃たるや、半端なかったです。神経病んでいてしんどかったですが、だからこそ余計にこの「天国から流れ落ちてくる」かのような旋律に何回、大げさに言って救われてきたか。それくらい思い入れのある名曲です。なかなかタイミングが合わずに今まで紹介出来なかったですが、かなり好きな洋楽バラードでもあります。あの頃の洋楽は本当に僕の中で輝いていましたね。


Ordinary People / John Legend (2005年)
実はこの人も同学年でして。同学年の才能ある人にはいつも刺激を国を問わず頂いております。MDで聴いているともうラスト2曲とかで締めにかかっている雰囲気が何か切ないようなもうお腹いっぱいなような。こういうMDは後にも先にもこれだけだったので本当に奇跡の1枚となって重宝しておりました。だからこそMD文化が終わったことが誰よりも残念でして。未だに未練たらたらです(苦笑)。頼むからMDをもう一回復活させてくんねえかな?儲けがないと企業さんはすぐに手を引くもんな。資本主義だから仕方ないと言えば仕方ないのかもな。……すいません、口調がややアレになってしまってました笑。これもどうしようもない静かできれいなバラードですね。ただPVで男女の口論が少し耳障りなのはちょっと残念ではありますが、アーティストの意向なので仕方ないですね。


Let There Be Love / Oasis (2005年)
ラストはオアシスのこのバラードで。オアシスの曲全体ではそこまで有名ではないかもですが、このMDの雰囲気にはピッタリでした。そしてラストを飾るのにも。オアシスの2005年のアルバム「ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース」に収録されていて、オアシスの復活を示した思い出深いアルバムだったんじゃないかと個人的に思ったりします。あの「モーニンググローリー」から少し彷徨っていた感もなくはなかったオアシスでしたがシングル「ライラ」で吹っ切れたようなかつての輝きを見せて、尚且つ一回りも大きくなっってシーンの真ん中に戻ってきた、そんな感じがしてみんなオアシスの未来を夢見ていたんじゃないかなって感じでしたが、次のアルバム「ディグ・アウト・ユア・ソウル」を持って解散してしまいましたね。最後はノエル、リアムのギャラガー兄弟のケンカによるものだったそうです。やっぱりか。残念。でもラストアルバムもかなり良かったですね。余力を多いの持たせての解散だったから、余計にみんなショックだったかと思います。再結成はあったらいいですけど、なかなか難しいみたいですね、あんまり情報とか見てないので分からないですが。またオアシスの個人的15選とかやってみたいです。


いつもの「個人的10選」や「15選」より長めなので容量とかやや心配ですが、なんとか最後までPVとか載せることが出来て良かったです。重複して紹介した楽曲もありますが、この流れで聴いてみるとまた違った色が出て楽しいかも。ホントに今はこのnoteに音楽記事書くのが音楽の一番の趣味になっていたりしますが、ちょっと前までMDがまだ家にちゃんとあって録音できていた時はぶっちぎりでこのMDに好きな音楽を選曲して曲順も考えて録音するのが最高の趣味でした。だから何度も言ってすいませんが「MDコンポ、またつくってくんねえかな」って思い続けています。Amazonで買うしかないかな。もう少しお金に余裕が出てきたら考えます。いい年齢をした苦学生なもんで。しかも今大学休学中ですし。戻るために必死で節約してアルバイトしてお金貯めている最中なものでして。まあ前向いて生きて好きな音楽についてあーだこーだ言いながらこうやってnoteで書かせてもらっているだけ幸せやって思わないと。音楽はいつの時代も生きる気力を与えてくれる素晴らしい文化だと思っております。そんな感じですが今回はこれにて。ではまたこういう形のMD紹介か、何かの10選とかで。あ、最後にこのMDのラインナップを載せておきます。

You're Beautiful / James Blunt
Bad Day / Daniel Powter
Truly Madly Deeply / Savage Garden
My Heart Will Go On / Celine Dion
Don't Know Why / Norah Jones
I Don't Want To Miss A Thing / Aerosmith
Not Ready To Make Nice / Dixie Thicks
Rain / Harem Scarem
More Than Words / Extreme
She / Elvis Costello
Kiss From A Rose / Seal
Shape Of My Heart / Sting
Fragile / Sting
Kissing A Fool / George Michael
My Ever Changing Moods / The Style Counsil
All My Life / K-Ci & JoJo
Ordinary People / John Legend
Let There Be Love / Oasis

ー2007年6月26日作成ー

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