猫の恩返し

詩と音楽記事を主に書いています。文章を書くということが好きなので、小説、エッセイ、小論…

猫の恩返し

詩と音楽記事を主に書いています。文章を書くということが好きなので、小説、エッセイ、小論文、イラストなどにも挑戦していきたいと思っています。ペンネームは猫を飼い出してから、人生が好転していったことに由来しています。よろしくお願いします。

マガジン

  • 音楽記事集

    いろいろ音楽について書いたりしてきたのでそれを集めてみました。

  • エッセイ・小説・その他記事集

    詩や音楽記事以外にもいろいろ書いてきたので集めてみました。

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    いろいろ詩を書いてきたのでそれを集めてみました。

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生きる意志

何度やり直しても またいつもの 朝が来る 昨日までを 影に残して 反対方向に 薄く伸びていく 朝日が眩しい 新しい朝を また迎えられる 夜は何度も リセットして 僕を闇から追い出すんだ 無限回廊 永劫回帰 グルグル回る世界で 中心でいられる 命のセット具合は 任せるから 生きる意志は失わないよ

    • 洋楽バラード・セレクションB.G.M.【昔作ったMDその1】

      このタイトルは昔熱心にMDの個人的に気に入った曲を選曲して順番も決めてMDステレオとかで聴いていた人生最大の趣味だったMD録音の作品の名前です。そしてこのタイトルが僕の長いカセットテープ・MD・CR-Rなどの音楽録音人生最高傑作のタイトルでもあります。今回は「個人的10選」の番外編と銘打って、少し前までやっていた「昔作ったMD・カセットテープ」の本格的な全曲紹介シリーズとして再生させて、何回か可能な限りやっていきたいと思います。今までに「個人的10選」とかで紹介した曲も重なっ

      • におい

        印象操作臭い においも感じて 背後関係を 報道しない ニュースな壁に 僕らはいつも 一定の方向へ 目を向けさせられる 権威だけが 正しいなんて アレ以来 崩れ去っただろう? だから においに敏感になって 立ち止まりながら 気になったことは 別のソースから 情報を得て 自分でジャッジする じゃないと この世の中は いつまで経っても 眠ったままで 変わらないだろうな

        • 感謝

          あの日 乗り越えられなかった 壁が埋もれたままで 何度も形を変えて 僕の前に現れる これはどう? もう背丈は 伸びたかい? あの日の 背丈じゃ 届かなかった 壁の高さの向こうが 少しずつ見えてきて よし 今度こそ 乗り越えてやる そんな気持ちに ようやくなれた 時間はかかるね 背がちゃんと伸びるまで あ、まだ 壁の前だったな 忘れて また安心するとこだった わかってる 今度こそ 大丈夫だよ もう 壁に落書きして 違う世界で 眠ることはしない それを 指摘してく

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        生きる意志

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        記事

          防衛ライン

          壊れた部分を 大なり小なり 抱えながら 人は誰もが生きている そう思えたら 孤独な谷底に 風は光を 運んでくるかも 影は光を浴びれば 裏側に隠れてしまう 夜のひとりに やさしくそよぐ風の中 昼の影は ゆっくり浮かんで どうしようもない ロードに たゆたう命を見る いつかの 戦場で出会う影 終わらないための 訓練 ただ見ればいい 感じればいい あると 認識すればいい 戦場で 容赦なく攻めてくる 敵に反応して 核を振りかざさない 防衛ラインを やさしい夜の ひとりの時間に 出来る

          防衛ライン

          彫刻

          これまでは 長い 引きこもりの リハビリで 壊れて 足りないとこも 大目に 見てもらってたけど 年齢的に 環境的に もうそれは してはもらえない リアルな 等身大な人生が始まり 全部 過去も未来も 現実も 自己責任で 浴びなさい 太陽を風を 自然そのものを 浴びるように それ以外 あなたを 前進させる 駆動装置はない 嫌でも 浴び続けて リアルに 研ぎ澄まされて やっと 残り時間を 生きる 彫刻像が 浮かび上がる 今度こそ 覚悟なさい あなたが 見上げた すべての者

          チョコレート、アイス、ジュース、ファストフード、ポテトチップス、無性に食べたくなる。そして後悔する。しんどくなる。身体が反応するから。それが意味することに耳を傾けていたい。何回も引っ掛かってしまう仕組み作りが巧妙というかなんというか。毒消したらこの世界の大半一緒に消えるやろな。

          チョコレート、アイス、ジュース、ファストフード、ポテトチップス、無性に食べたくなる。そして後悔する。しんどくなる。身体が反応するから。それが意味することに耳を傾けていたい。何回も引っ掛かってしまう仕組み作りが巧妙というかなんというか。毒消したらこの世界の大半一緒に消えるやろな。

          文学者

          空白を 空白で 埋めることは 出来ない 積み重なりが 諦念となって 人を遠ざける 愛は足りていない どうしたらいいか わからない人たちで この世界は回っている 支配するには 好都合だけど そっちには未来はないよ ひきこもれ かつての文学者は言ったまま どこかへ行ってしまった 答えは 僕らひとりひとりに 託されて 今日も行ったり来たりを 繰り返している

          人類史

          耐えれるか? と問われれば 耐えられないから 一旦忘れる でも忘れすぎたら 行くべき方向が 見えなくなって また努力を怠る やりたいことだけやる そんな広がりの中で 自分はいつまでも ふわふわして 収束していかない 逆説的な窒息状態に置かれ 人類史の始まりから 哲学をやらなきゃならなくなる 社会化する過程に於いて 適度な壁 父性原理が 有効に作用するとしたら どれが正解なのかは 人それぞれ 僕の悩みも 結局 偶然と必然が 交差する網の結び目で ヤジロベーみたいに 立っているに

          あの日の続き

          仕事はしんどいもんやで 最初のアルバイト先で 幼なじみが 困っている僕を 見かねて そう言った 壁にぶつかる度に それでと示してくれた 戦場での 優しさは いつまでも心に残る 強く続けて 変わらない自分で 生きていく姿が 今も昔も眩しい あれから いくつか 仕事も変えて 未だに 大人になる階段の前で 踏ん切りつかない 自分はいよいよ苦しい 一緒に頑張れないなら バイバイも いくつ越えただろう 一人前でなくて ありのままで 会うのが現実的で 最低限の誇りを 取り戻したなら あの

          あの日の続き

          潜在可能性

          春と夏のあいだ ゆれる しんきろう 逃げ水 新緑 オーロラ 長いレール 見捨てられる不安 押し殺す強情 孤独な子ども 創造主 ゆれながら 落ちていく光 においを消し去れ 風 風 風 モラル モラル モラル 僕を認めない鎖の端っこに たぶん僕がいる 自分次第だと 言われる絶望よ 代われるものなら 代わってくれを どれだけ 見過ごして かわいい自分を ここまで運んできただろう 母親の背中 母親の背中 父親の記憶 父親の記憶 交互に交ざって 僕は誰? 僕は誰? 似たような誰かに 何

          潜在可能性

          電力

          みんな弱いもんさ 愛も足りない あいさつなんて どうでもいい 世間に染まる それぞれの 島模様 橋なんて 人工的で めんどくさい 礼儀知らずなカオス 優しさも 実は人工通りを通って 流れ落ちる まれな現象 異常気象 オイルの涙にさえ 僕らは憧れる 世紀末の向こうを 生きている 本当の雫に 手を伸ばしながら 記憶喪失だから どうほどいていいか わからない わからない わからない アンドロイド アンドロイド アンドロイド 人工知能 人工知能 人工知能 もっと電力が必要だ もっと電

          豪速球

          カメレオンみたいに 状況の色に染まる 思考も変わる 人格も変わる 軸があるようでない 与えているようで 空を掴むような 実態のなさ 言葉だけ 綺麗に着飾って 優しさを 都合よく加工処理 生きていく 弱さを露呈しながら 客観と 主観の 解離から来る ストレスに 対処 出来ているのか? 内観なんて 悟り開く修行ほど 最初の岩盤すら 打ち破れずに 帰って来たくせして 憧れだけは 遥か高く遠く 飛んで行ったまま 人生を無駄にしている 客観と 主観との 解離から来る ストレスは もう諦

          希望

          乾いたお金 人の壁 心の通り道 狭い道 汚れた人ほど 疲れた人ほど あいさつはない 染まりそうな 自己嫌悪 家に帰っても 行き詰まりを示す 昔は良かったの 昭和歌謡特集 飽和した泡が 弾ける寸前の風を 崖の先で 感じるような みんな 死にたがってるのか 終わりにしたがってるのか 疲れているだけか 未来を目指したはず ズレてたのか? 微妙に逃げてたのか? 乾いた言葉 笑い声もカラカラ 泣きながら 涙も枯れた音で 潤うこともなく 生成AIに 大量に電力がいるらしい そんなニュース

          夕飯

          汚染は 柔らかい 弱いところに 一番出るよな とか 若者や 子どもの いろいろ見ていて 思ったり でも ヤバいくらい 隠れながら 広がってたりするから まあ ここを摘まんで 持ち上げれば 納豆菌みたいな 白いネバネバが 全部くっついて 剥がれなかったり まあまあ どうしようもないか それも 見越して 降りて来てくれてるなら どう一掃しますか? まさか 大昔の伝説的に? あの予言的に? それくらい ちょっとなあ いろいろだから 理性もどきな 複雑系科学的思考で 温暖化やら 人道

          メロディー

          つまづいたまま 背伸びして 付き合ってたような 息苦しさからの 解放 昼下がり ゴミ収集車から 流れてくるメロディー 小鳥のさえずり 窓辺のカーテン 淡い光 忘れる境界線 まだ残るソウル 引きちぎる エネルギー 消えないための エネルギー 誇りを 失わないために 結局 戦いは続いていく 生きている限り それは続いていく 休みながら 外れながら──

          メロディー