「地球上には 数千万種類もの生きものが存在していて非常に多様だけれども、すべてにひとつの共通性がある。それは、必ず『DNA』があるということ。」 これは以前、Zen2.0の講演で、生命誌研究の中村桂子さんがいわれていた興味深い言葉です。 そして、多様な生命が多様に進化をしてきた大きな拠り所であるDNA自体は、世代は変わっても変わらずに続いていく。パソコンやスマートフォンなどは、新モデルが出るたびにOS(オペレーションシステム)を変えていく。そして旧OSは滅んでいく宿命にあ
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪) *村長日記、1か月以上空いてしまいました。この間、いちばん大きかったのはプラムヴィレッジの来日ツアーの世話役・スタッフ、会長を務める自治会の総会、理事をしている里山活動や総会、それらの年度末のまとめ作業、出版が迫る翻訳書の作業など。 承知で引き受けたものの、一時は果たしてこなせるかどうか真剣に悩みました。しかし悩みは悩み、そうしていても現実は進みません。今回もまた、もっとも助けになったのは「土壇場のマインドフ
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪) 家で30年来続いている味噌作りを今年も行いました。息子に手伝ってもらって大きな樽で大豆を洗い、庭に据えた大釜に移したので、あとは火入れを待つばかり。北風が冷たく吹く時期ですが、たき火をしながらの味噌作りを毎年楽しみにしています。うちではこうした年中行事が欠かせず、それは生活の底に流れる感情を豊かにしてくれます。食物作りならその後食べる楽しみがあるのでなおさらです。 翌日は息子の同級生が数人手伝ってくれることに
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪) マインドフルネス・ビレッジと並んで、さらに深く本格的に学びたい方のための「マインドフルネス・カレッジ」の第3期がこの4月から始まります。2年から5年かけて、仕事や生活しながらオンラインで学べるプログラム。今までの2年間ですでに、多くの参加者と講師が集って真剣な学びの場ができてきています。 ~~~~~~~~ 【第43回:専門家と初心】 *マインドフルネス・カレッジは、マインドフルネスの専門家を育てる場とし
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪) 1月28日に行われた能登の被災地へのチャリティイベント、たくさんの方のご参加ありがとうございました。また、参加されなかった方も思いを共有していただき、Beloved Community(慈しみの集まり)を感じることができました。 オンラインのマインドフルネス・ビレッジで何ができるか考えたら、「心を寄せる」という答えがやってきました。離れていても心を寄せることでつながれる、コロナの時期に実感したことがよみが
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪) 1月28日にマインドフルネス・ビレッジでは能登の被災地へのチャリティイベントを行います。 https://peatix.com/event/3819766/ ここにいて今すぐできること、それはセルフケアとミューチャルケア(互いの支え合い)だと思います。でも具体的に何をどうすればいいのかわからない。いろいろな論説が飛び交い、SNSでの発信が手軽に行えるようになり、かえって迷いも増えたかもしれません。
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪) 先日マインドフルネス・ビレッジ主催で、日本人で最初にプラムビレッジで出家した尼僧シスターチャイの法話会を行いました。3月に来日する5人のダルマティーチャー(法師)のツアーのプレイベントです。この日から各イベントの受付けが始まりました。マインドフルネス・ビレッジとプラムビレッジ共同のイベントの実現には感慨深いものがあります。どちらもビレッジなのです。シスターからはビレッジと命名した理由について話しがありました
年明けて小寒入り。寒さが厳しくなってきましたね。 外の睡蓮鉢に住んでいるわが家のメダカは、なかば冬眠状態に。日差しの温かい日だけ水面に顔を出しますが、大体はカチッと固まって物陰に沈んでます。 哲学者のニーチェは、ロシア兵が行軍に耐えられなくなり、雪中に身を横たえる姿を「冬眠への意志」と表現しました。極限の状態の中では、代謝を抑え、エネルギーの保存を図り、生き延びようとする「野生の理性」が働くと。 何も受け付けず、何にも反応しない姿。 それはタイ北部の洞窟で13名が遭難
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪) 皆様、今年日本は波乱の年明けとなりましたが、こうしてまた書き出せることに、新たなご縁を感じています。紡がれ、紡ぐ縁の網目の中で、少しでもともに幸せのために働けますよう、今年もよろしくお願いします。 2024年4月からの新年度よりマインドフルネス・カレッジの第3期が始まります。カレッジは、マインドフルネスのコミュニティであるビレッジを基盤に、生きることそのものをマインドフルに取り組んでゆく真剣な学びのプログ
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪) 今年も一年お付き合いありがとうございました。締めくくりに、クリスマスにかつて書いた文章を引用します。今読んでも、基本的にぼくの瞑想観は変わりません。あくまで個人的な視点ですけれど、それぞれのマインドフルネスがあっていいと思います。 ともあれこうして皆さんと一年を越せたことがお祝いです。年越しの後、ビレッジ&カレッジと村長日記は続きます。Happy Continuation!(継続おめでとう)の言葉通り、始
早くも年の瀬。光陰矢の如しですね。年々その矢が速度を上げいっていることに驚きを隠せません。一体誰がそれを放ったのでしょうか。 今年の僕は、2月に突発性難聴という症状が出てしまったため、オンラインの場は休み、このメール作業などでビレッジに関わらせていただきました。生活的にはスローダウンし、夏に足を骨折したこともそれに拍車をかける。できないことが増え、できていたことも手放さなければならない状況。 でもそれによって、今自分ができることの選択肢が狭まり、結果見えてきたこともあるよ
昼の時間がもっとも短い「冬至」に入りました。 太陽の力が一番弱いということから「死」を連想させ、西洋では「悪魔がうろつく日」とも言われるそうです。でもこの日を境に少しずつ、でも着実に太陽が力を取り戻し、その復活の狼煙を上げていきます。そのことを「一陽来復」と言いますが、そんな「確実なきざし」があればこそ、これから本格的に来る寒さ中でも我慢強く、必ず来る春を待ち続けることができるのでしょうね。 「待つ」といえば冬至に食べるカボチャ。 夏に収穫を迎えるその野菜は、貯蔵され追熟
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪) ぐんぐん年末が近づいてきます。でも気にしているのは人間だけ。犬はじゃれるのが好き、猫はマイペース、鶏が朝早くから騒ぎ出すのはいつもの通り。銀杏の葉はすっかり散って、森に金色の絨毯が敷き詰められる12月になりました。そう思うとただうれしくて、日々楽しいことばかりが満ちている気持ちになります。今このとき、すばらしいこのとき。 ~~~~~~~~ 【第36回:マイストーリーが語りだすとき~私との再会】*
(年に1度すら記事を書けていないTeachers代表 中場牧子の日記です💦) 月と太陽。 夜と昼。 女性と男性。 そして、陰と陽。 陰性と陽性は、この宇宙に存在する最も基本となる力で、この陰と陽の相互作用によって万物が創造されているという。 セルフ・コンパッション(自分に対する理解と思いやり)にも陰陽の側面がある。それが「優しさ」と「強さ」のセルフ・コンパッションだ。 ********************************** おそらく私にとって、202
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪) とても暖かい、暑いくらいの日が何日も続く12月です。今日カマキリが道端で見つかりました。さすがに弱った様子でしたが、12月のカマキリはこのあたりでは前代未聞です。数年前にはクリスマスにヒマワリが咲いたことがありますが、冬はすっかり短くなってしまったようです。 うちの森ではようやく紅葉が真っ盛りになりました。 ~~~~~~~~ 【第35回:親しき声の交わり】 *人の声を聴くだけで、ほっとする。このご
(島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪) 出張+風邪でこの2回ほどお休みしました。体調を崩して寝込むという経験がこの数年ほとんどなかったので、久しぶりに病気という感覚を思い出しています。若いころは入院ばかりだったけれど、最近は強健となり、体調を崩して欠席することが滅多になくなりました。その滅多があったわけですが、年齢も感じます。しかし年齢という思い込みにも幻惑されないようにしたいものです。 ~~~~~~~~ 【第34回:マインドフルネスと平和