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都内エンタメ企業で人事の仕事をしています。 給与計算から社保手続き、採用、研修、制度設…

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都内エンタメ企業で人事の仕事をしています。 給与計算から社保手続き、採用、研修、制度設計など一通りやってます。

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育児と仕事を両立している女性社員と一緒に仕事をしてきたこと

約2年半、双子のお子さんを育てる女性社員(Sさん)と一緒に人事の仕事をしていました。Sさんは育児休業後に復職し、当時私一人で行っていた人事の仕事を二人で一緒に行うことになりました。Sさんは時短勤務です。そして私にとって部下という立場なのもSさんが初めてでした ちなみに育休前はSさんは違う職種の仕事をしていたので、人事業務は未経験。そして、私と一緒に仕事をするのも初めてです。 やってくる前に考えたことSさんがやってくると決まった段階で、私が考えていたことです。 決して私の

    • 採用面接の受付担当者の極意

      新卒採用で面接の受付をやることがあります。 面接の前に、やってきた学生の氏名などを確認し、待合室に案内をします。 面接の時間になりましたら、面接会場へ案内をします。 その流れの中で私が考えていることを書いてみようと思います。 面接会場と待機場所の会場設営他の受験者の面接が聞こえない待機場所を用意 可能であれば、中で話している内容が聞こえる場所に受験者を待たせるのは避けたいです。受験者数が多ければ、面接を実施する部屋の前に椅子を並べて流れ作業のように面接を行うことになってし

      • 退職代行業者から電話がかかってきた時の対応を考えておく

        退職代行業者が増えてきているらしいですが、まだ私は電話がかかってきた経験はありません。かかってきた時のために、対応方法について考えておこうと思いました。 ※以下、すべて個人的な見解です。こんな感じでしょうか。 退職代行業者から電話がかかってきたら誰が退職したいと言っているのか確認 グループ会社の社員や業務委託先会社の個別の社員の名前だった場合は、「弊社は⚪︎⚪︎株式会社と申しますが、その方は弊社には在籍しておりません。」と伝える。「グループ会社の**株式会社の社員です」と

        • 「これはグレーだけど、」って言わない

          人事の仕事、特に労務の仕事の重要なことの1つが法律を守ることです。 何かのセミナーで、 「労働基準法を100%守っている会社は、無い」 と言われたことがあります。労基法に限らず、関係法令を含んだ意味でしょう。 物を盗む・他人に暴力を振るうなど、明らかにやってはいけないことと違って、基準がはっきりとしなかったり違反していることがよくわからないものが多いです。 何がどのような趣旨でダメで、ではどうすれば良いのかを自分で理解する必要があり、会社の管理職やその他の社員にも基本的

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        育児と仕事を両立している女性社員と一緒に仕事をしてきたこと

          仕事の能力が指数関数的に急上昇するタイミングについて

          どこの会社も4月に新入社員が入り、1ヶ月が経った頃でしょうか。 ビジネスマナーだ、仕事の心構えだ、うちの会社の制度はこうだなんだと色々と話をするんですけど、もうなんというか「一生懸命やってくれればそれでいいよ」という結論に至ります。(私の頭の中で) どこかの会社の、新卒で入った企業を1日で退職した若者、みたいなニュースを見ていると特にそう感じます。 ある時に、覚醒するどんな仕事も深めればいくらでも深めてゆくことができます。 私は現在人事の仕事なんですけど、総務や人事の仕

          仕事の能力が指数関数的に急上昇するタイミングについて

          申告納付の罠 〜OKです!と、誰か言ってほしい〜

          社会保険の手続きの仕事をするようになって、「まさかそんなことが」ということがあります。 ある正社員の従業員が入社後約1年雇用保険に入っていなかったのです。 ちなみに毎月、その人の給与からはきちんと雇用保険料を徴収していて、そして年に1回、労働保険料を支払っていました。 雇用保険料というのは毎月の給与、そして賞与から徴収します。そして、会社負担分と合わせて支払うのが年に1回です。労災保険料と合わせて支払います。 毎月給与明細を見ると雇用保険料が給与から引かれているのだか

          申告納付の罠 〜OKです!と、誰か言ってほしい〜

          人事の仕事のやりがいがどうしても見出せない場合の私の考え

          人事の仕事がやりたい、という人もいると思いますが、たまたま人事異動などで人事の仕事を担当することになった人もいると思います。 人が好き!会社のみんなを支えるんだ! って思って頑張っている人がいる一方、 なんぜこんなことをやらなきゃいけないんだ。自分は本当は⚪︎⚪︎がやりたいんだ、とかそんなふうに感じている人もいるでしょう。 また、「ひとり人事」の人もいるでしょう。会社で相談できる人もいない。社労士や人事コンサルタントと顧問契約しているけど、所詮外部の人。なんとなく合わなか

          人事の仕事のやりがいがどうしても見出せない場合の私の考え

          めんどくさい仕事をどうするか

          めんどくさい。 仕事(事務職における事務作業)において、そう思うことは大事だと思っています。 めんどくさい、と思えるということは、仕事を熟知しているため、頭を働かせる必要がなく、「やれば良い」というレベルに至っています。 何も考えずに、めんどくさいことをやってれば仕事をしてるっぽい感じではあります。一生懸命キーボードを叩く。書類に記入する。あちこちに連絡する。終わらなければ残業。残業して大変そうだねえと言われます。 慣れているから楽ではあるんですよね。 けど、めんどくさ

          めんどくさい仕事をどうするか

          複雑な制度を理解するための考え方#労務の仕事

          労務に関する仕事をするにあたって、対応に明け暮れるのは最近では定額減税ですね。 この手の突然あらわれた期間限定の制度について、給与計算する人が全部を把握する必要はなく、完璧に説明できるほど理解する必要はないのです。行政担当者でなければ税理士でもないのだから。 まずは落ち着いて、行政の文書を丁寧に読み解く必要があります。難解な用語や複雑な仕組み、無数にある例外的ケースが文字ばかりで難しく書かれているが、面食らってはいけません。 この記事は定額減税について書くのではなく、労

          複雑な制度を理解するための考え方#労務の仕事

          最近わからなかった言葉

          人事の世界は専門用語にあふれています。 労働法や社会保険についてを学ぼうとするならば、まずは用語の定義から入りますので、割と知っているほう(一応、私は社労士資格あり。登録したことないけど)なのですが、最近の人事や経営のトレンドワードはよくわかりません。今時のビジネス用語もわからず。 とは言え、きちんと説明できなかったとしても自分の経験からある程度推測はできます。 道理としては、恥ずかしがらずにわからなければわからないと言うべきなのですが、若者ならともかく歳をとってくると本

          最近わからなかった言葉

          志望動機を生成AIで書く?#新卒採用

          新卒採用試験のエントリーシートや、面接で志望動機や学生時代に力を入れて取り組んだこと(=ガクチカ)を尋ねるのは昔からの定番です。 そしていつの時代も巷には様々な就活テクニックが溢れます。こういうふうに書いたら良い、これはNG。こう書いたら書類選考を通過した、と。 エントリーシートを何枚も読んでいると、だいたい同じようなことが書いてあり、中身のない内容がほとんどです。 そして最近出てきたのが生成AI。 ためしに、うちの会社の名前をあげて「採用試験の志望動機を書いてください

          志望動機を生成AIで書く?#新卒採用

          やりたくないと言っていいよ。でも行動する人がかっこいい。

          退職代行、入社して⚪︎日で辞めた新入社員、募集要項と違う労働条件、そして、聞いていたのと違うボロい一軒家の社宅で共同生活。 そんな話題ばかり目に入って心が痛む。 もっと夢を聞かせてほしい。新入社員であれば将来の夢、会社側だとしたら新しい仲間を迎えることに対する思い。 もちろん、違法行為を行なっていたり、倫理的に問題のある会社には入ってはいけない。労働条件が異なっていたらその時点でおかしい。(ただし、労働条件というのは学生でなかったとしてもよくわからないと思う。初任給が高

          やりたくないと言っていいよ。でも行動する人がかっこいい。

          頼もしい人になれ ※新入社員

          採用の仕事をしているのですが、やりがいと言えば採用した人が仕事を覚え、活躍しているのを目の当たりにすることです。それ以外にないと思います。 新卒で入社し、仕事の手順を覚え、言われことをやるのが第一段階。 それで止まってしまう人もいるのですが、その次の段階へ進む必要があります。 管理部門における新入社員の成長例えば、管理部門で、労務管理や経理の仕事であれば、全体のルールを深く理解し、社内の人に説明ができて、相談に乗ることができる。 管理部門の仕事は法律や国の制度変更に振り

          頼もしい人になれ ※新入社員

          趣味:裁判傍聴 が仕事に役立った話

          ※こちらの記事、私が体験したことを誇張して書いてますので話半分に読んでいただければ幸いです。実際にあったことを具体的には書きませんし、そして私は法律家ではありません※ 以前の職場で休みが平日不規則だったことがありまして、その際に「平日にしか行けないところに行こう」と思って裁判傍聴にたびたび行ってた時期がありました。 そのことについて書くことが目的ではないので詳しくは書きませんが、ドラマとは違う本物の裁判の臨場感がありました。検察官が読み上げる訴状の朗読(どのようなことに対し

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          ちやほやされることが仕事のやり甲斐です

          会社で働いていて、仕事のやりがいとはなんだろうか。 仕事によって、そして人によって違う。当然のことながら。 扱う商品が大好きなのかもしれないし、仕事によって得られる何かの名声かもしれないし、給与額か、自身の成長か、あるいは仲間と何かを達成した時の喜び、お客様からの感謝の言葉かもしれない。そこに正解などないし、やりがいを感じていればそれで良い。 あるいは、やり甲斐は特になく、使命感や責任感でやっているかもしれない。 あの人にとって仕事のやりがいとはなんだろう? ということ

          ちやほやされることが仕事のやり甲斐です

          新入社員研修は楽しんだほうがいい

          4月1日になった。街は見るからに新入社員っぽい人が、着慣れないスーツを着て歩いている。同じ企業の社章を胸につけて、スーツケースを引いている集団は、これから合宿研修にでも行くのだろうか。なかなか大変なものだ。 新入社員研修(研修会社のやつ)おそらく、研修会社は一番忙しい時期なのだろう。新入社員研修のプログラムが続く。最低でも1日、中には1週間の合宿研修のようなものもある。他の会社の新入社員と一緒に、「ビジネスマナー」と呼ばれる謎のふるまいを学ぶのだ。 正しい言葉づかい?

          新入社員研修は楽しんだほうがいい