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挑戦への恐れと、自己判断の欠如

「これって辛いかな?」

そんな声を背中で聞いた、20時、幡ヶ谷のカレー屋さん。

歳の頃は恐らく20代前半の女性2人組。

「わたし食べれるかな?」

独り言なのか、相談なのか、微妙なトーンで話している。

店員さんを呼ぶ。

まさか、あれが聞けるのか。

「これって辛いですか?わたし食べれますか?」

「タブンタベレマス」

ネパール人もびっくりしただろう、その質問。

どこの飲食店でもあるんだろうな「わたし食べれますか?」は。

うちで言う「わたし飲めますかね?」だ。

知らんがな。

心の底からこの言葉を贈りたい。

挑戦への恐れと自己判断の欠如。

カフェラテもカレーも珍しいものじゃないだろう。

たとえ失敗したとしても、大した額じゃないじゃないか。

恐れるなカレーを。

怖がるなカフェラテを。

いや、失敗を。

そういった経験から大人になっていくんだから。

死にかけて強くなる悟空とか。

水をあまり与えられずに育つトマトとか。

そんな話をどこかで聞いた事ないかな?

ストレスがあるから成長するのよ。

なので、辛くても食べるし、苦くても飲む。

そうやって幅を広げていくと選択肢が増え、選択肢が増えると好みがより明確になって。

大人になるってそういう事なんじゃないかな。

(そうなのか?)

何事も挑戦ですよ。

あと、その質問。

「わたしって◯◯できますか?」ってやつ。

あまりしないほうがいい。

多分だけど、自分が損すると思うから。

なんでかって、これを包むオブラートはないから直接的に言うけど。

いや、やめておこう。

書かなくても分かるか。

関係性のない人にする質問じゃないからさ。

言われた店員は心の中で思ってるんじゃないかな。

「मलाई थाहा छैन」って。


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