『tobira.』通信

書く人。古本と雑貨のお店『tobira.』を試行錯誤中。

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マガジン

  • 自分と向き合う

    迷ったり、悲しんだり、そんな心の動きを記事にしています。あくまで個人の見解や感情に基づいて書いているものですが、日常のさまざまな場面において揺れ動く気持ちに響くような記事をまとめています。

  • 『tobira.』マガジン

    毎月テーマを決めてインタビューやエッセイなどをお届けします。

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    ZINE「深海の底で待ち合わせ」 

    人生や日常で味わう孤独や絶望、そして喜びや幸せを深海の底でひっそりと語り合うような気持ちで綴った創作とエッセイ。 過去の恋愛から学ぶ未来の生き方、「自分らしさ」と社会、私の自由を阻むものについて——。 深海の底に沈む感情と思考の欠片が月明かりに照らされるように、そこはかとなく存在する憂鬱や孤独にやさしく光を当てる一冊でありますように。 【著者】 tobira. 【目次】 ●short story 『出口のない恋人たち』 ・愛とお玉は紙一重 #彼氏のストーリー ・顔を失った女のはなし #彼女のストーリー ●essay 『肯定と受容、私との再会 2021-23の記録』 ・恋と人生が交錯する瞬間 ・自由と不自由のはざまで思うこと ・「ありのままの自分」をきれいごとにしない ・人生のどん底が教えてくれたこと ・人をあるべき場所に引き戻してくれるもの 【詳細】 B6サイズ(128mm×182mm) 中綴じ35ページ
    1,000円
    tobira.
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    仕事文脈vol.17

    特集1:ことばはどこに行く この時期、いろいろなことばに翻弄された 体を動かせなくなって、いつにも増して大きく、広がり、のしかかったことば 仕事をし、生きるうえで、疵にもなり支えにもなったことばのいろいろ 小さな言葉  小沼理 損なわれたくない 牟田都子 「わかりやすさ」の到着地——インターネットの「ことば」をめぐって 西森路代 金がものを言う世界で、教員のことばはどこまでも沈み込んでいく トミヤマユキコ 言葉と身体の健康的な関係 作家/鍼灸師 松波太郎さんインタビュー コロナで傷ついたことば、励まされたことば 太田明日香 就活のことばをきく 就活生座談会 特集2:7年8ヶ月 7年8ヶ月に及ぶ長期政権が終わった。この政権発足の約1ヶ月前、仕事文脈は創刊した この期間、私たちは、仕事やくらしはどう変わったのか変わらなかったのか これから7年8ヶ月あったら何ができるだろう、何をしたいだろうか 『仕方ない帝国』は終わったのか 高橋純子 世の中の動きと、自己の制作と働き方を振り返る 松本美枝子 インタビュー「座談会・30代独身男性の生活と意見」、その後 辻本力 調査「私たちの7年8ヶ月」 小説・冬闘紛糾 兼桝綾 ◎ 連載 【新連載】40歳、韓国でオンマになりました 木下美絵 「聞くという仕事  辻本力 さわる社会学 堅田香緒里 35歳からのハローワーク 太田明日香  虹色眼鏡 チサ 無職の父と、田舎の未来について さのかずや 仕事回文 杉野あずさ・みりんとおさとう 文脈本屋さん・汽水空港   ほか ※こちらは古本ではありません。
    1,100円
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    仕事文脈vol.18

    特集1:Shitなムダ 1年も続いたこの災難 時間ができた、いつもと違うことをした、違うものが見えてきた そして気づいたさまざまなこと、特にいること/いらないこと こんなことやってたのか、それ必要なのか、いやムダだ! 世の中にあふれて、私たちの生活を仕事をじゃましていたムダのいろいろ 栗田隆子/その仕事は「無駄」と語れるために 森山至貴/「渦中にいない人」の言葉を鍛える 10年10人のshit:山本美希、コメカ、金村詩恩、佐藤ジュンコ、関口竜平 ほか  インタビュー:各国履歴書事情〜仕事の入口にムダはないか  ほか 特集2:息抜き論 頑張り続けるのは難しいし、思い通りになることばかりでもない 仕事や生活に疲れた時、みんなはどう息抜きしてるんだろう? 24時間戦うなんて時代じゃないし、 「働くために休む」もちょっと違う 気持ちよく生きるためのみんなの息抜き論 金井タオル/インタビュー「息抜きとしての雑誌づくり」 副業? 複業? 仕事が仕事の息抜きになった人たち 座談会:ビバ! ながらメディア〜ほどほど集中、ほどほど休憩 座談会:たかがドラマなんだけれども アライユキコ×かとうちあき×宮川真紀 ほか 小説 私より運命の人 兼桝綾 ◎ 連載 【新連載】男には簡単な仕事 ニイマリコ 40歳、韓国でオンマになりました 木下美絵 <聞く>という仕事 辻本力 35歳からのハローワーク 太田明日香  虹色眼鏡 チサ 無職の父と、田舎の未来について さのかずや 仕事回文 杉野あずさ・みりんとおさとう 文脈本屋さん  石引パブリック   ほか ※こちらは古本ではありません。
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    ZINE「深海の底で待ち合わせ」 

    人生や日常で味わう孤独や絶望、そして喜びや幸せを深海の底でひっそりと語り合うような気持ちで綴った創作とエッセイ。 過去の恋愛から学ぶ未来の生き方、「自分らしさ」と社会、私の自由を阻むものについて——。 深海の底に沈む感情と思考の欠片が月明かりに照らされるように、そこはかとなく存在する憂鬱や孤独にやさしく光を当てる一冊でありますように。 【著者】 tobira. 【目次】 ●short story 『出口のない恋人たち』 ・愛とお玉は紙一重 #彼氏のストーリー ・顔を失った女のはなし #彼女のストーリー ●essay 『肯定と受容、私との再会 2021-23の記録』 ・恋と人生が交錯する瞬間 ・自由と不自由のはざまで思うこと ・「ありのままの自分」をきれいごとにしない ・人生のどん底が教えてくれたこと ・人をあるべき場所に引き戻してくれるもの 【詳細】 B6サイズ(128mm×182mm) 中綴じ35ページ
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    仕事文脈vol.17

    特集1:ことばはどこに行く この時期、いろいろなことばに翻弄された 体を動かせなくなって、いつにも増して大きく、広がり、のしかかったことば 仕事をし、生きるうえで、疵にもなり支えにもなったことばのいろいろ 小さな言葉  小沼理 損なわれたくない 牟田都子 「わかりやすさ」の到着地——インターネットの「ことば」をめぐって 西森路代 金がものを言う世界で、教員のことばはどこまでも沈み込んでいく トミヤマユキコ 言葉と身体の健康的な関係 作家/鍼灸師 松波太郎さんインタビュー コロナで傷ついたことば、励まされたことば 太田明日香 就活のことばをきく 就活生座談会 特集2:7年8ヶ月 7年8ヶ月に及ぶ長期政権が終わった。この政権発足の約1ヶ月前、仕事文脈は創刊した この期間、私たちは、仕事やくらしはどう変わったのか変わらなかったのか これから7年8ヶ月あったら何ができるだろう、何をしたいだろうか 『仕方ない帝国』は終わったのか 高橋純子 世の中の動きと、自己の制作と働き方を振り返る 松本美枝子 インタビュー「座談会・30代独身男性の生活と意見」、その後 辻本力 調査「私たちの7年8ヶ月」 小説・冬闘紛糾 兼桝綾 ◎ 連載 【新連載】40歳、韓国でオンマになりました 木下美絵 「聞くという仕事  辻本力 さわる社会学 堅田香緒里 35歳からのハローワーク 太田明日香  虹色眼鏡 チサ 無職の父と、田舎の未来について さのかずや 仕事回文 杉野あずさ・みりんとおさとう 文脈本屋さん・汽水空港   ほか ※こちらは古本ではありません。
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    特集1:Shitなムダ 1年も続いたこの災難 時間ができた、いつもと違うことをした、違うものが見えてきた そして気づいたさまざまなこと、特にいること/いらないこと こんなことやってたのか、それ必要なのか、いやムダだ! 世の中にあふれて、私たちの生活を仕事をじゃましていたムダのいろいろ 栗田隆子/その仕事は「無駄」と語れるために 森山至貴/「渦中にいない人」の言葉を鍛える 10年10人のshit:山本美希、コメカ、金村詩恩、佐藤ジュンコ、関口竜平 ほか  インタビュー:各国履歴書事情〜仕事の入口にムダはないか  ほか 特集2:息抜き論 頑張り続けるのは難しいし、思い通りになることばかりでもない 仕事や生活に疲れた時、みんなはどう息抜きしてるんだろう? 24時間戦うなんて時代じゃないし、 「働くために休む」もちょっと違う 気持ちよく生きるためのみんなの息抜き論 金井タオル/インタビュー「息抜きとしての雑誌づくり」 副業? 複業? 仕事が仕事の息抜きになった人たち 座談会:ビバ! ながらメディア〜ほどほど集中、ほどほど休憩 座談会:たかがドラマなんだけれども アライユキコ×かとうちあき×宮川真紀 ほか 小説 私より運命の人 兼桝綾 ◎ 連載 【新連載】男には簡単な仕事 ニイマリコ 40歳、韓国でオンマになりました 木下美絵 <聞く>という仕事 辻本力 35歳からのハローワーク 太田明日香  虹色眼鏡 チサ 無職の父と、田舎の未来について さのかずや 仕事回文 杉野あずさ・みりんとおさとう 文脈本屋さん  石引パブリック   ほか ※こちらは古本ではありません。
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ZINE「深海の底で待ち合わせ」

11月下旬から作り始めたZINEがようやく完成しました。私の数少ない友達が完成を喜んでくれて、それがうれしかった。 世の中には素晴らしい文章や物語がたくさんあるので、わざわざお金を払って、私のつたない言葉を紙に記録する意味などないのだろうけれど、それを上回る何かが私の中に生まれたのですね。まるで他人事のようだけど。 ここ数年は、幸福と不幸をパレットでぐちゃぐちゃに混ぜ合わせたような、もはや何色とも言い難いような感情が心に居座っているような日々でした。自分軸って言葉、あるじ

    • 私の中の記録と記憶とは 〜小林エリカ×寺尾紗穂「戦争と音楽」

      一昨日、近所の喫茶店で開催されたイベントへ。 小林エリカ×寺尾紗穂「戦争と音楽」——小林エリカ『女の子たち風船爆弾をつくる』(文藝春秋)刊行記念対談 小林エリカさんの新刊『女の子たち風船爆弾をつくる』は、第二次世界大戦中に東京宝塚劇場に集められ、風船爆弾づくりに動員させられていた少女たちの物語。膨大な資料や取材を基に、意図せず戦争に巻き込まれていく「わたしたち」「わたし」の声を掬い取るように描かれる、詩的な長編小説。 本イベントでは、小林エリカさんが企画・脚本を手がける

      • 小さな言葉たちをかき集めて

        文学フリマ東京への出店を機にはじめた詩の創作。 人の気持ちや起きた出来事、そういった物理的に触れられない、目に見えないものにも肌触りみたいなものがあるなと最近つくづく思っています。色や形、軽さ重さみたいなものを絵にして言葉にしていく面白みがあるんだなと。 今回は短い三編の詩を。

        • 「40を過ぎても料理ができない」を探る

          40を過ぎても、いまだに家事全般がうまくできない。 特に料理が下手なのです。 この戸惑いはあれに似ている。 小学生の頃、母の達筆な字を見て、大人になれば私も自然と字が上手くなると信じ込んでいたこと。残念ながら私の字の進化は叶わずにいる。(ちなみ小学生の娘の漢字練習を手伝ったとき、私が書いた一文字を先生に思い切り赤ペンで直されていたのを見たとき、もう笑うしかなかった) 掃除はまあ、わりとなんとかなっている。キレイ好きな方ではある。 しかし料理はさっぱりダメで、たまにおし

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        記事

          言葉を届けるということ

          興奮冷めやらぬ気持ちを抱えたまま、文学フリマについて記した昨日のnote。 主観的に見た風景、起きた出来事、抱いた感情を率直に書いてみて、いかにもまだ自分の中で緊張がとけずにいるなと、午前3時、再びnoteを書いています。 売れなくて震えた時間もあったけれど、その後、興味を持って足を止めてくださった方、見本誌を手に取ってくださった方、そして購入までしていただいた方には感謝しかありません。本当に本当にありがとうございました。 自分のことばかりに気をとられてすぎて、余裕がな

          言葉を届けるということ

          文学フリマ東京38、売れなくて震えて、友達に叱られ、ヒリヒリな一日

          初出店の文学フリマ東京、開始1時間くらい、まったく売れなくて震えました。 知らない方に一冊は手に取っていただけたら……そんな言い訳がましい目標を胸に家を出て、ワクワクドキドキしながら電車に揺られていた私はその3時間後、心の中でひっそりと冷や汗をかくことになる。 店番をお手伝いしてくれたりーりゃんと交互にお買い物に出て、それぞれの戦利品を見せ合うひとときを過ごす。 りーりゃんはおゆZINEさんという方のブースでZINEとトートバッグをゲットし、その後の第二散策ではなぜかア

          文学フリマ東京38、売れなくて震えて、友達に叱られ、ヒリヒリな一日

          【文学フリマ東京38】言葉と暮らし

          最近はずっと頭の中が忙しく、左手でつかんだゴミを捨てようと思ったら、右手に持っていた歯磨き粉をゴミ箱に捨てていたり、リビングの戸棚前に来て、何が必要だったのかど忘れしたりと、相当やばいことになっています。 さて、いよいよ今週は文学フリマ東京! 初出店ということで勝手がわからないうえ、扱う本が一冊しかないという状況の中で(計画性ゼロ……)、友人に声をかけ、なんとか往復書簡という形でもう一冊が完成。よって本は計2冊を販売します! 『私たちを照らす光のこと』 「れいちゃん」とは

          【文学フリマ東京38】言葉と暮らし

          日記(青春ってなんだ)

          頭の中で、いつも独り言が始まる。 そんなときは文章を書くに限る。 最近のぼんやり考えていたことを。 青春はいつだった?いつも髪を切ってくれている高校時代の同級生と高校卒業後のあれからについて話す。 私「18で上京して、東京での暮らしは青春って感じだったんじゃない? どう?」 友人「東京っていっても、私いたの八王子だよ。それに別に青春って感じじゃなかったな。それをいうなら、高校時代はわりと青春やってたよね」 私「そう?私の青春は中2かも。永遠の中2病だもん。それに、まだそれ

          日記(青春ってなんだ)

          日記(生きるとか死ぬとか、冷凍食品で満たす食卓とか夫のいびきとか)

          ああ、死にたいなと何度も思ったことはあるけれど、それはただ単に生きるのをやめたいっていうだけで、リアルに死を想定したものじゃなかったんだろうなと、思う。 生きているのが当たり前の自分、いつかのタイミングで本当に死ぬんだけど、どう死ぬかの選択などできないんだろう。先日、大阪にある子どもホスピスを取材した記事を読んでいたら、ものすごく泣けてしまった。 「死ぬことは負けじゃないんです」という言葉がずっと頭の中に残っている。子どもを生かしたい親の強い想い。小さな心は置き去りにされ

          日記(生きるとか死ぬとか、冷凍食品で満たす食卓とか夫のいびきとか)

          変わらない、変われない

          夢の中で大笑いしたまま、ワハハと言って目が覚めた。しかも一晩で2回も……。 夢の中で、私は小中の同級生と集まっておしゃべりをしていた。でも彼らは卒業式以来会うこともなかった、さして親しくもない知り合いばかり。 それでも学生時代の楽しい瞬間を切り取ったような時間だった。みんなが本気で腹を抱えて笑ってる感じ。 なんだ、この安心感。言いたいこと言い合って、言いたいことを言わせ合える感じ。 学生時代を振り返ると、同じ思いであの頃の記憶を掘り起こせる人って思うほど多くないんじゃ

          変わらない、変われない

          日記(読みたい文章、面白い文章)

          気づいたら2024年もすでに2月を過ぎていて、年末年始、娘と関西旅行に出かけたこともなんだか幻みたいになっている。 年始からはなぜか簿記の勉強したり、決算書のわかりやすい読み方とかいう本を借りたりして、新しい1年の始まりにやりがちな、「今年こそはこれまでとは違うことをやってみるんだ」という、意気込みだけが前のめりなやつになっている。 図書館で予約していた本がどんどん届いて、これまた気分が散漫になりながら、それなのに図書館に行くと、つい文芸誌もろもろを借りてしまう。 それ

          日記(読みたい文章、面白い文章)

          夫の主夫デイズ、妻のひとりごと

          ここ半月ほど、夫に主夫業をお任せしている。 昨年12月に転職先が決まり、現在有給消化中の夫は、私より料理が圧倒的に上手く、何より家事を楽しんでいる様子。もともと凝り性で、こだわったらとことんこだわりぬく性格というのもあるけれど、たとえば娘に「ハンバーグがいい」と言われれば、夕方に買い出しに行って、せっせと玉ねぎ刻んで挽肉こねて、愛読する有名定食屋の料理本を戸棚から引っ張り出してきて、熱心に目を通しながら、ものすごい集中力で料理を仕上げていく。私だったら平日に手作りハンバーグ

          夫の主夫デイズ、妻のひとりごと

          働き続けること、年齢の壁とか

          40代、人生に対する敗北感なんていうと、まだ少し早いような気もするし、「お前は日々そんなに戦っているのか」とツッコミを入れたくなる気持ちもある……だけど、その気持ちは確かに「敗北感」であって、何が自分をそう感じさせているかって、やっぱり急激に衰えていく体力や気力、萎んでいく感性、薄れゆく時代感覚がとてつもなく大きい。 先日、仕事関係の方とランチをしたときのこと。今の自分は一向にキャリアが積み上がっていかないと、彼女たちに弱音を吐いてしまった。 例えば、この世にある仕事の中

          働き続けること、年齢の壁とか

          憧れと諦めと人生の本番

          また一つ、年をとった。 誕生日を年始めに迎えるせいか、年を取ることはどこかリセットスタートをきるような気持ちになる。 いよいよ自分に決断を下すような時機に思えて、今年の私はちょっと違うと言いたい気分である。一言でいえば、「諦めの先にこそ本番が始まる」ってこと。必要以上に自分に期待をかけ続けているうちは、現実は何も見えてこないままだなと。 ここ数年は、とにかく自由に、心地よいことだけを選んで仕事をしてきた。でもその分、するすると手の内からこぼれ落ちていったものは多かったか

          憧れと諦めと人生の本番

          2023年、印象に残った本たち

          わりと本を読んだ一年だった2023年。 しかし記録用に作成したエクセルの「本リスト」にかなりの確率で入力するのを忘れ、読んだ感と読んだ量がまったく釣り合わないという感じである。なんてこった。 読書にかたよりがあるため、たまに寄り道をして色んな本を手に取ったこの一年。正直、読んでもすぐ忘れちゃったり、そもそも難解すぎて読破できなかったり。決して読書家とは言えない私の読書記録。印象的だった3冊の紹介&感想と、そのほか読んだよかった本、読破できなかった本を。 ■子育ての大誤解

          2023年、印象に残った本たち

          ZINEを作り始めた今日この頃のこと

          ようやく重い腰をあげ、ZINEを作り始めた。 これまでnoteに書いたものをせっせとリライトして、レイアウトや校正一部、表紙デザインを外部の方にお願いした。たった7編のこじんまりとした内容だけど、人生のある時期に一区切りつけるという意味が、私の中にはあったりする。 タイトルは「深海の底で待ち合わせ」 創作1作品(2編1作品)、エッセイ5編の構成。 昔から、生まれ変わるなら深海魚がいいなと、独り言みたいによく言っていた。深海には、ものすごく得たいの知れない魚が多くて、ビジ

          ZINEを作り始めた今日この頃のこと