見出し画像

ト説・ピラミッドタイプ[心理model]

若いころに見かけた一節を思い出した。

ピラミッドをひたすら登る者と、オアシスにとどまる者、
そして砂漠を流離う者……

人間には、三つのタイプがあるという。
ソースは心理学者らしいが、オレが読んだのは沢木耕太郎の本だった。
高校を卒業する前か、したばかりの頃だ。
氏も当時は若くて冒険心に満ちていたし実際、世界をめぐっていたようだ。
たぶん自分は砂漠を流離うタイプだと思っていたのではないか。

かくいうオレも、そんな人生を歩むような気がしていた。

しかし、実際には……
オアシスの周辺を延々と散歩するだけで日が暮れた

エライ心理学者も気が付かなかった超せこいタイプだった!

しかし、果物でも皮のところが一番栄養があるというではないか

ふりかえれば 結構、愉しめた気もする

今頃、ちょっとアセってるが
それは 自分のピラミッドを作りたくなったから

そうそう、そういうタイプもある
自分でピラミッドを造るタイプだ

一番バカで一番幸せなのは、たぶんそれだ

余談だが、ピラミッドって
どんな意味があるのか 喧々諤々、諸説あるが
裏を返せば、

どうしてこんなムダなものを作ったんだ?

ということだったりしないのだろうか

これはピラミッドに関わった人をディスってるのではない
造った者の志や喜びは当事者にしかわからん ということだ

ピラミッドは登るもんじゃない
造るもんだぜぇ

もしオレが将来、インタビューされたらそう云ってやりたいが
そんな日が来ることはあるまい

そうだ このセリフをボトルに入れて海に流そう

そしたらいつか福田さんが拾ってくれるかもしれない~


※「福田さん」とは…… 福田尚弘|note

見出し画像は KENJIの画家活動&アトピー脱ステ日記さんの作品です。
ありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?