父親としての特権

普段息子を見ていて気づいたことを書いてみる。GWに一緒に過ごした時間が多く、色々と気づけた。息子からも多くを学べるのは父親としての特権だ。

1.連動で走る
「筋肉ではなく運動連鎖(連動)で走る」はワタクシ父親の現在のテーマでもある。筋肉で走ると筋肉の消耗が大きくなるため、ロングレースにチャレンジしていくために運動連鎖で走ることに取り組んでいる。

それにはランニングエコノミを高めていくこと。ただ息子とGWに1日中過ごしている中で、それを1歳7ヶ月の息子が体現していることに気づいた。

体重に締める頭の重量が大人よりも大きいので、重心移動を正しく行わなければ走れない。息子は重心移動をしつつ、腕もしっかり振れており、これが連動を生み出している。

ワタクシ父親の場合は頭ではなく丹田を重心するだけの違いであり、息子の走り方から学ばせてもらう。このように子供の頃は無意識で自然にできてたことが、大人になると意識して自然にできなくなってしまうことがあるんだよな。

2.言葉や感情の表出
息子が何かサインや信号などのリクエストを出したときはそれの逃さず、その内容を推測してレスポンスをするようにしている。するとレスポンスがあるために、その後もしっかりリクエストしてくれる。

言葉や感情の表出も一番身近にいる父親母親のレスポンス次第で変わるのだと思う。なんで言葉や感情を出してくれないのか?と感じたら自分自身のレスポンスを疑った方が良い。

これは親子関係だけでなく、仕事での上司と部下の関係にも当てはまる。部下が報連相をしてくれないのは相手だけの問題ではなく、やりづらい空気を自分自身が作り出している可能性をまずは疑うこと。

3.エネルギーのベクトルを変える
父親と2人で一緒に過ごす際に母親とバイバイをするタイミングがある。最初は母親と過ごしたいので少しだけグズる。ここでやってはならないのは、その感情のエネルギーを抑圧しようとすること。

エネルギーを抑圧されると作用反作用の法則で大きくなる。だからそのエネルギーのベクトルを別の方向に変えてあげる。

たとえば、息子は野菜の写真を見るのが好きなので「ブロッコリーはどこにあるか教えて」のようなリクエストを投げるとそちらに意識(エネルギー)が向くので母親と離れたことに対する寂しさの感情から意識を切り離せる。

別に注意が向けられるものを提示してあげるだけですぐに寂しさの感情は収束する。

自分自身でも何かネガティブな感情がやってきた場合にはそれを抑圧するのではなく別のものに循環させてあげるとそれが推進力になることもある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?