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3ヶ月クビにならずに生き延びた

今の職場に雇われ始めて、だいたい3ヶ月たった。今のところクビにはなっていない。具体的なことを書くわけにいかないけれど、お気持ちくらいは書いておく。

3月

雇用開始日を前に、備品のパソコンが届いた。電源アダプターが見当たらなくて、試されているのでは、と被害妄想する。同梱の緩衝ケースのポケットに入っていた。

4月

本社での缶詰研修の代わりに、オンラインで研修。近いタイムゾーンでは自分しか新入社員がいないため、ほとんどを録画で受ける。聞き取れない箇所は繰返したり、ゆっくり再生した。どうでもいい質疑はスキップ。

飼い始めた猫が風邪ぎみ。日中に動物病院に連れて行く。内緒だけど。

ビジネス自体のことも、製品のことも初めてなので、必死に勉強するも、まったく進まない。セールスエンジニアとか、そういう職種なんだけど、まったく出ていける気がしない。「もうトレーニングおわったの?仕事頼んでいいの?」と聞かれ始める。とりあえず連休明けでとか言いつつ、連休に突入。

職場で、まずは自分の存在を知ってもらうつもりだったけど、物理オフィスに行かないため、機会がない。Slack でアホなことをしゃべっていいのかも不明。これまで職場でにおける「社員全員がツイッターのアカウントを持っている」というのはレアであったと気づく。

5月

打ち合わせに入っていく。分かった風をするのは諦めて、解決すべき課題をを理解することに努める。この職場では scoping と呼ぶ。一番最初に勤めた会社では probing と呼んでいた。躊躇せずに「なんでそんなこと知りたいの?」を聞き出すことが重要だと、社会人キャリアの初期に知っててよかった。

一方、自分が分からないことを明確にするのは結構時間がかかる。同僚や上司に質問するにしても、問題を整理するだけで時間がかかる。

1時間調べて進んでいないようなら、Slack で聞く、というのをやり始める。とはいえ、自分でがつっと調べたり手を動かたりすると、手持ちのカードが増えていく。手元にコードの断片とか、ツールとかが揃っていくし、「おお、こんなお宝ファイルが!」とかの発見もある。

6月

ましなアウトプットが出せるようになる。海外の同僚が知らないような、日本の事情も、ちょっとずつわかり始める。CAFIS とか CAFISとかCAFISとか。

環境への適応が早いので、最初のころに感じた違和感を、感じなくなってくる。ドキュメントに抜けがあっても、まあそういうこともあるよねとか思う。適応性の早さは、麻痺の早さでもある。

前の職場では違和感を書き留めていた。今回はしてなくて、危うい。

オフィスに出社がなくてもいいかな、と思い始める。フリーランスのときは、そもそも自宅が本拠地だったし。週に2回出社するみたいなのは、会社としてはいちばんコスパが悪いんだろう、と思う。ので、あんまり言わないようにしている。

明日から7月。

(Photo by Ahmet Sali on Unsplash)

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