オブジェクト指向分析的理解

私はどちらかというと、事象に対して、勝手にオブジェクト指向的なデータ構造を頭の中ででっちあげることで、理解する。オブジェクト指向で考えるタイプだしー。オブジェクト指向な人だしー。的な。

さきに免責しておくと、オブジェクト指向分析をはじめ、オブジェクト指向全般に大して造詣が深いわけではない。なんとなく、それっぽい考え方で物事を見ようとする傾向がある、という程度だ。

多かれ少なかれ、みんなそういう傾向があるだろうし、だからこそオブジェクト指向って呼ぶんだと思うんだけど。

今の私がやってる職場の仕事において(スコープを限定したぞ。いいな。)非技術者と話すときに、このあたりの理解の重要性というか、考え方がベースになるよねーみたいな、共有できてないな、と思うことがある。

例えば、戸籍。いま、ざっくりペディアで調べたんだけど、これには個人の生まれてから死ぬまでの、本人と近い関係者(配偶者、親、子)との関係履歴になっている。らしい。

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ある個人に子供が生まれたら、出生届を出す。で、この出生届によって、子の戸籍が作られる。親子の戸籍に、互いの関係変化(ここでは出生)が記される。認識が正しいのかどうかわからないけど、こんな風に、私はまず理解しようとする。

だから戸籍をたどると、関係者(法律用語では身分っていうらしい)の履歴が分かる。住民票はこれと関係あるけど、異なるコンセプトであるらしい。とか、まあ、こうやって理解していく。

これが便利なのは、図の左側にあるふたりの人間という物理的世界のオブジェクトと、右側の戸籍というシステム内のオブジェクトの関係が分かるってことだ。だから「戸籍をたどれば子供が誰なのか特定できる」ということが分かる。あるいは「災害とかの混乱で、親が分からない生まれたての子がいたとき、出生届はどうすればいいのか? その子の戸籍では親はどのように表記されるのか?」という例外ケースを見つけやすくなる。

もちろん思いつきでだだだーっとブレインストーミングすることは有効なんだけど、こういうオブジェクト関係図があると、どのへんを自分は網羅できてるのかできてないのか、が分かりやすい。と私は感じている。

だからどうっていう結論はないんだけど、そうやって私は物事をみていて、他の人も同じように見てくれてたら楽なんだけどなぁ、と思いました、という話でした。

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