真柄 敏也 | リスクはチャンス!

リスクはチャンス | リスク管理(大きな機会を掴む、大きな脅威を防ぐ)を広めたい | …

真柄 敏也 | リスクはチャンス!

リスクはチャンス | リスク管理(大きな機会を掴む、大きな脅威を防ぐ)を広めたい | 内向的な性格→自己変革のために営業等に挑戦、リスクマネジメントが天職に | 「変わらない」というリスクを克服し変革に挑戦 | 危機管理カンファレンスで3回講演 | 日経リスクフォーラムで特別講演

最近の記事

「身銭を切る」―リスクを受け入れた者だけが掴む、人生の深い真実

「身銭を切る」―リスクを受け入れた者だけが掴む、人生の深い真実 ナシーム・ニコラス・タレブ著、ダイヤモンド社出版 この本を通じて、私が学んだ教訓を自身の言葉で表現してみたいと思います。 身銭を切るとは何か? それは、安全な場所に留まり、リスクを避けるのではなく、大きな成果を目指して、意図的にリスクを取る行為です。タレブは強く主張しています: 「自分の信念に基づいてリスクを恐れずに行動する者だけが、真の価値を生み出すことができる。」 「身銭を切るとは、もし失敗した場合に

    • 週末の小さな幸せ:くぅちゃんと家族との貴重なひととき

      週末、日々の喧騒を離れ、家族でのんびりとドライブを楽しみました。目的地は茨城県にある「ひたち海浜公園」。ネモフィラのシーズンは既に終わっていましたが、園内のバラ園では多彩な花が咲き誇り、訪れる人々を魅了していました。 公園の広い芝生で、我が家のチワワ、くぅちゃんも思い切り走り回りました。その満足げな笑顔を見るだけで、こちらも元気をもらえる瞬間でした。 以前のチワワ、ミーちゃんは鳥取砂丘を頂上まで駆け上がり、周囲の人をその根性で驚かせました。一方、くぅちゃんは「ひたちの砂丘

      • リスクマネジメントの道を選んだ背景 -様々な経験を通じて‐

        5月24日、日本最大規模の危機管理カンファレンスで3回目の登壇をしました。リアルタイムで約600名、アーカイブ視聴を含めると1,000名前後の皆さまにご視聴いただける見込みと思います。 約8割の方から「大変参考になった」との高評価をいただくことができ、少しでもお役に立てたのであれば、このような機会に心から感謝しています。 私がリスクマネジメントの道を選んだ背景には、様々な経験が重なっていました。 幼い頃の衝撃的な出来事(事情により未公表)の体験から、人生には予測不可能なこ

        • リスクをチャンスに変える:ビジネスの必須戦略

          私たちのビジネス環境は、急速に進化するテクノロジー、グローバル市場の拡大、気候変動などの大きな波にさらされています。これらの変化は、新たなビジネスチャンスと未知のリスクをもたらしています。 AIによる瞬時の情報拡散によってブランドを損なうリスクがある一方で、顧客ニーズの深い理解と個別化されたマーケティングによる顧客満足向上のチャンスがあります。 VR技術は顧客体験の改善が遅れるリスクがありますが、仮想店舗による新収入源確保と市場シェア拡大のチャンスもあります。 自動運転

        「身銭を切る」―リスクを受け入れた者だけが掴む、人生の深い真実

          三人の母と祖母が織りなす人生の絆

          私の人生は、三人の母、育ててくれた祖母との出会いと別れを通じて形成されました。 小学3年生の時、実母と二人で家出(夜逃げ)をして、世田谷で約1か月、逃避行をしていました。 結果的に、私は父のもとで暮らすことになり、母との離別は心に深い痕を残しましたが、その後現れた二人の継母、私を育ててくれた祖母、そして実母との感動的な再会が、私の世界に温かな色を加えてくれました。 これらの話は、また後日お話しします。 祖母は社交ダンスを愛し、紫に染めた髪が風になびく姿は、まるで古い映

          三人の母と祖母が織りなす人生の絆

          リスクを楽しむことが、私たちの生きがいと成長の鍵

          リスクを楽しむことが、私たちの生きがいに繋がるかもしれません。 人生は避けられないリスクと挑戦で満たされていますが、これらから逃れるだけでは新しいチャンスをつかむことは難しいです。 プロ野球の伝説的な監督、故野村克也氏(ノムさん)は、彼の「全員戦力化」戦略を通じて、選手個々の潜在能力を引き出すためにリスクを楽しんでいました。 「全員戦力化」の中で、彼は選手の一人ひとりの長所を見つけては、それを伸ばし、活用することに注力しました。ノムさんは、たとえプロの中で見過ごされがち

          リスクを楽しむことが、私たちの生きがいと成長の鍵

          "友人の失敗から学ぶ“ ミスを乗り越え、信頼を守る方法

          今日は「ミスから学ぶ大切な教訓」というお話をしたいと思います。 私の友達Aさんがプロジェクト担当者として失敗をした話です。 彼は進捗レポートでミスして、プロジェクトがうまく行っているとデータを誤報告しました。 でもミスに気づいても、評価が下がるのが怖くて事実を隠そうとしてしまった。 結果は? 信頼を失って、大切な任務から外されました。さらには職場の人間関係もギクシャク…。 ここから学ぶべき重要ポイントは? タイミングが命 - 問題は早めに対処して、大

          "友人の失敗から学ぶ“ ミスを乗り越え、信頼を守る方法

          人生での冒険に向けた心構え -リスクアペタイトとリスク許容度-

          人生の節目で新たな一歩を踏み出そうとする際、多くの人は不安を感じながらも、直感的に"何とかなるだろう"と思い込んでいることが多いのではないでしょうか。しかし、重要な意思決定においては、単に運に任せるのではなく、一定の基準を設けておくことが良いと思います。 日頃から様々な経験を重ね、試行錯誤を繰り返すことで、自然と判断力が養われてきます。つまり、自分なりのアルゴリズムができあがり、意思決定に際して、速やかに、より的確な判断ができるようになると言われています。 一方で、リスク

          人生での冒険に向けた心構え -リスクアペタイトとリスク許容度-

          未来日記 ~AIロボットと共生する家庭生活 介護・育児編~

          デジタル世代のAIKOさんは、AIロボットを家事・介護・育児で活用することに前向きな価値観を持っていました。 最新のAIロボットを高額で導入し、生活の効率化を図ろうとしました。 しかし、親の介護でAIロボットを補助に使ったところ、伝統的な価値観を持つ人々から批判を浴びました。 同様に育児でもAIロボットに一部を任せたことで、周囲から非難の声が上がりました。 AIKOさんはAIロボットに丸投げしたわけではありませんでしたが、新製品の早期導入者として偏見の目で見られてしま

          未来日記 ~AIロボットと共生する家庭生活 介護・育児編~

          個人の人生におけるリスクマップの実例を紹介してみます!

          人生は不確実性に満ちており、未来は分からないから面白いと言えます。 目標に与える不確かさ(影響度と発生確率)をリスクといい、プラスもマイナスもあります。 そのようなリスク(チャンスや脅威)に上手く対処し、攻めと守りのバランスを取ることが、充実した人生を送るカギとなります。 サッカーの試合に例えると、ゴールを決めるために攻撃的にプレーすることは重要ですが、一方で守備を疎かにしてはいけません。 今回、個人の人生でのリスクマップの実例を紹介してみます。 5段階で、縦軸は影

          個人の人生におけるリスクマップの実例を紹介してみます!

          リスクを取って、自分の信じる道を歩んだ父親の話

          私の父親は、昭和14年に新潟で生まれました。 その父(私の祖父)も医師でしたので、当たり前のように医師になりました。 産婦人科の医師になった父は、病院勤務を経て、産婦人科クリニックを開業しました。 しかし、私が小学生の時に離婚。 2度目の結婚も、私が中学生の時に離婚。 3度目の結婚も、私が高校生の時に破綻。(話すと長くなるのでこれくらいで) 私は、父を尊敬できなくなり、高校1年までは数学が得意でしたが、高2から数学の授業でも、隠れて本を読むようになりました。 医

          リスクを取って、自分の信じる道を歩んだ父親の話

          尊敬する上司との出会いと別れ

          24年3月22日の株主総会で、私が心より尊敬する上司が退任しました。 約4年半前に転職してから、その方に本当にお世話になりました。 採用面接の時に、「どうしたら、うちに来てくれますか?」と聞かれました。 とても嬉しかった。 私は「給料の問題ではないです。自分が成長できる環境かどうか。自分が成長すれば、結果として、給料も増えていくと考えています。」 と答えました。 そして、即決しました。 そして、4年半。怒涛の日々でした。 リスクマネジメントの改善が本当に求めら

          尊敬する上司との出会いと別れ

          リスク思考が求められる理由 

          これからの時代に求められる思考法として、デザイン思考、システム思考、アナリティカル思考、戦略的思考、グローバル思考など、様々なものがあります。 私は、リスク思考が更に求められてくると考えています。 リスク思考は、組織にも個人にも、これからの時代に競争優位を得る重要な戦略です。 ①激しい変化への適応 テクノロジー、グローバル化など、社会は不確実性を伴いながら激変しています。リスクを恐れず、先手を打って柔軟に行動する力が不可欠です。 ②ビジネス機会・競争力の獲得 リスクテ

          リスク思考が求められる理由 

          まんが日本昔ばなし風 ”おじけ”と”ゆうき”の勇気のお話

          坊やよい子だねんねしな~/いまも昔も かわりなく/母のめぐみの子守唄/遠いむかしの物語り~♪ 朗読:市原悦子さん風 むかしむかし、とある村に、リスクを極端に恐れる若者 ”おじけ”がおった。 彼は ”安全第一”をたいそうに重んじていたそうな。 ある日、隣村で素晴らしい仕事の話があり、”おじけ”に声がかかった。 しかし、彼は新しい環境でのリスクが高いと考え、断念した。 そのうち、気立てのよい娘があらわれ、結婚の話が持ち上がった。 しかし、結婚生活のリスクを恐れた”お

          まんが日本昔ばなし風 ”おじけ”と”ゆうき”の勇気のお話

          嫌われる勇気を持つまでの過程 勇気1.0→2.0→3.0を考えてみた

          私は10数年前、社内にて、どうしても会社の方針が間違っていると思い、いろいろと調べて整理した上で、上司や部長に進言したことがあります。 当時の部長には、私の懸念を理解してもらえず、一時期、私は厳しい状態に置かれたことがあります。 辞表を書いていて、いつでも会社を辞める覚悟でおりました。 その後、会社でリスクマネジメントの専門部署が設立され、私はその部署を任されることになりましたので、勇気をもって進言したことが結果的には、会社に評価されたものと考えています。

          嫌われる勇気を持つまでの過程 勇気1.0→2.0→3.0を考えてみた

          つながり1.0→2.0→2.5→3.0への進化と現状を考えてみた

          ネットワークやコミュニティの重要性が言われる中「つながらない勇気」という本があります。気になりませんか? 以前「つながらない勇気」という本をLinkedInで紹介しました。 職場でSNSの話をすることがありますが、「つながらない自由」もありますよね、とのご意見もお聞きして、その通りだなと思います。 自分自身の行動や考えを、実名で多くの方に発信するということは、一昔前であれば、あまり考えられなかったように思いますが、時代は変わるものですね。 この時代の変遷、つながりの進

          つながり1.0→2.0→2.5→3.0への進化と現状を考えてみた