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教員をしている自分が、最近あまり好きじゃない


 「しっかり背筋を伸ばして聞きなさい!!💢」

 「(僕の言うことなんて聞くな!!)」




  最近言動と願望の乖離が凄まじいです。

 


 周りから求められる先生に近づけば近づくほど僕は教員としての自分が嫌いになります。

 また、実際周りの言うことを聞いた方がうまくいくという現実に対して、凄まじい絶望を感じます。

 周りから求められる先生とは、「子供をうまくコントロールできる先生」です。これをするから子供は安心して生活でき、学習でき、成長できるのです。実際の社会で言うと「司法」的な部分と言えるでしょう。

 これらが最重要なのは本当に理解しています。すごく理解しています。なのに僕はなぜか「司法力」を発揮している自分が大嫌いなのです。

 「〜〜〜しなさい!」と口では言っているのに心では「僕の言うことなんて聞くな!」って思ってます。反抗児を育てたいのでしょうか・・・??

 自分のことなのに訳がわかりません・・・。

 
 
 訳がわからないなりに、理由を考えるとしたら二つ仮説があります。

 一つ目は全く他人に興味がない?から。

 他人に興味がないから、どうなってもいい。だから言うことなんて聞かせなくていい。そう思っているから。


 二つ目は全ての人に対して「あなたはあなたのままでいい。あなたが自分で決めろ。」と思うから。

 聞こえはいいですけどね・・・・。本当にみんながみんなのままで良いなら社会は成り立ちません。

 他の人がいるから叱らなくちゃいけない場面ってたくさんあるじゃないですか?

 もし学級に一人しかいなかったら、いくら走っても良いですし、いくら騒いでも大丈夫です。

 他者がいるから決まりが生まれ、決まりが生まれるからそこに適応できない人が出てきます。社会をつくるのが人間の性質だから、当然のことです。

 そして適応できない人は毎回同じで、毎回同じ児童が叱られたり、攻撃を受けたりします。

 いじめられた経験がある僕としては、このような児童を見るのがいたたまれないのです。

 そしていじめられていた僕を救ってくれたのは「あなたはあなたで良い」というメッセージを発し続けてくれた友達たちでした。

 そしたらいつの間にか適応できるようになっていたのです。


 こんな経験があるから・・・僕はちょっとした子供の否定でも心に引っかかりを抱えてしまうのかなって思いました。

 これも後付けの理由のような気がしますが・・・。


 自分のことなのにさっぱりわからん・・・・。


 


 

 

 


 

  


  

 

 

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