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投資#197 国民性の違いを理解するのも面白い


書籍の情報


タイトル:「自分の意見」ってどうつくるの? 哲学講師が教える超ロジカル思考術
著者:平山美希
発行所:WAVE 出版
発行日:2023年4月28日

書籍の抜粋


フランス人の考える習慣についてはおわかりいただけたでしょうか。
では、彼らの考え方はどう違うのか?
比較しながら見ていくことにしましょう。
冒頭でもふれたように、何の気なしに始めた会話でも適当に流すことなく考えようとするのがフランス流です。
現代美術館の例なら、
「落書きのように見える絵も”アート”だろうか?」
「芸術に技術は必要なのだろうか?」
「そもそも芸術とは何か?」
というように、深いところまで思考を徹底的に掘り下げます。
こういう場合、日本では議論を深めずに単純な「おしゃべり」になってしまうことが多いのではないでしょうか。それは、日本人特有の「対立を避ける心理」が関係しているのかもしれません。
フランス生活も10年を迎えようとしている頃、日本に1か月ほど帰国したことがありました。久しぶりに日本に帰ってきて私が一番驚いたのは「会話がすぐに終わってしまう」ということでした。
実家の両親とも、友人とも、美容院の美容師さんとも会話が続かないのです。
私が意見を伝え終わり、次は相手が自分の見解を話してくれるだろうと待っていても、「ふうん、大変だね」「わかるよ」「そうだよね」で会話は終了。
フランスで暮らす前はそうした返答もまったく気にならなかったですし、私自身も同じような会話をしていたのでしょう。現に、現代美術館でのやりとりでも、私は心のどこかで相手に同意を求めていました。
(以下省略)

第1章 フランス人は「考え方」をどう学ぶのか
フランス人と日本人の考え方はどう違う?
●一つのテーマをとことん突き詰める

感想

気になった理由

仕事をしていると
自分の意見を持つのは
当たり前ですよね。

でも、思い返してみれば、
社会人になる前は、
自分の意見、特定の分野
でしかもってなかった・・・
そんな気もしてきました。

そもそも持っていたか?

記憶が怪しくなってきます。

おそらく学生が対象
なのだろうなと思いつつも、

自分もそんなときがあった
はずだと思い読んでみました。

本文

最近は、昔にできた仕事の
プロセスを改良することが
多くなっていて、

今回の改良は何のためなのか?
言語化することが多いです。

そもそもなんでこんなプロセス
になっているのか、言語化するために
担当者にきくのですが、

代々受け継がれてきて、
既成化して、目的が忘れ去られて
いることも珍しくないです。

ただひとつひとつ紐解いていくと、
理由が読み取れる時があります。

「なるほど、よく考えられているな」
とおもうこともしばしばです。

だからといって、改良の対象に
ならないかというと、

そんなことはありません。

理解したうえで、バッサリと
やることもあります。

なので、

「そもそも芸術とは何か?」
というように、深いところまで思考を徹底的に掘り下げます。

「芸術」という言葉について
掘り下げて感がるようなことを
日常よくやっているなと
思います。

ただ、これは仕事の話です。

プライベートではどうかと言うと。
違いますね。

相手によるところが大きいです。

父と話をする場合は、
昭和の人間ですから、
頑固、曲げない・・・等々
あります。

40年近く親子をやっているので、
ある言葉を掘り下げようということは
しません。

行く先が見えてしまうからです。

ある時、将来は子どもに株式投資の
勉強をさせようかなと言っていたようで、

金融の話をすることもあるのですが、
意見を聞いていると、前提が違いすぎる
のですよね。

父がアラフォーの時と、
私がアラフォーの時とを、
同じ感じでしゃべります。

前提がちがうな~と思いながら聞くのです。

仕事ならば、前提条件を確認して、
前提条件を統一しますが、
やらないですよね(笑)

美容師さんとは、連休があると、
どうしてましたか?
どこか行きましたか?

という話をします。

最近は、広島カープの応援に
マツダスタジアムへ
思い付きでお子さんと行った
そうです。

(その美容師さんはカープファンです)

思い付きで行くことになった経緯とか
現在のカープの順位とか
マツダスタジアムの混み具合だとか
交通手段はとか
移動中何しているとか
お子さんのこととか

話は多岐にわたります。

掘り下げることもありますが、
発散させることもありますね。

どんな人とも深堀のはなしが
できるのは、国民性の違いなのか
と思わざるを得ません。

会話の内容に国民性の違いを
見出すのは面白い視点だなと
思いました。

まとめ

国民性の違いを理解するのも面白い


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