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ENBUゼミ映画監督コース制作日誌 DAY4“編集を学ぶ“

本日のまとめ
・4人1組の班に分かれ、各自指定テーマに沿って撮影してきた動画を話し合いの上、1本の動画にまとめた。
・同じ動画を見ても4者4様の印象と解釈があり、その中で1つのものにまとめるためには「なぜその編集でないとダメなのか」を他者が分かるように説明できる能力が必要。


何をやり、何を学んだか
・撮影テーマは「時間」。尺は不問だが3分以内。

・私は近所の公園で朝日が登るのを、スマホを地面に置いて画面内の地平線が低くなるように撮影。理由は、人生には「時間」を感じない瞬間、つまり擬似的に永遠を感じる瞬間が少なからずあり、夜明けもそれを感じる時間。だから逆説的ではあるが、時間を“感じない“時間をこのテーマへの答えとした。地平線を低くしたのは映画「フェイブルマンズ」のラストで若き日のスピルバーグが受けた指導を再現してみた。(あのラストでカメラが構図を直すシーンは本当に感動した)

・授業の始め、4人それぞれの撮影素材を鑑賞。私はそれぞれの映像から感じる印象を短い単語にメモして、それを並べて何か物語が作れないかを考えた。
この時、たまに遊んで頭の体操をしている知育玩具「Story cube」の経験が役に立った。

・班メンバーの1人の作品が非常に尖っていたので、それを中心に物語を構成し編集を実施。

・編集を有意義に進めるためには、やはり土台としてちゃんと練られた脚本ありき。
それが物語のフレーム=つまり各シーンの主張を明確にする。それがなければ制作作業は目的地がない旅、舵を失った船のようになる。まず、脚本と絵コンテで作りたい映画のポイントを抑えること。ここに最も多くの時間を使いたい。

・他者を説得するには、「なぜそう考えるのか」を、論理的で狙いを持った形で説明しなければいけない。仮に論理がしっかりしていても、魅力的なアイディアでなければいけない。魅力的とは、その映画のポイントを押さえ、引き立てるものであること。
では映画のポイントとは何か?
これがまだうまく言語化できない。これが自分の課題だと考えた授業だった。

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