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アメリカの「救済」と「再生」: メディア化するビヨンセ 【REVIEW】 COWBOY CARTER - Beyoncé
2024年3月29日、タワーレコード渋谷に突如 "降臨" した Beyoncé(ビヨンセ)。150人限定の突発的なサイン会が開かれ、巷では「サインセのビヨン会」として早くも伝説として記憶された。 同日、彼女の8枚目の新作で、『RENAISSANCE』(2022) から始まる三部作の第二幕『COWBOY CARTER』(2024) がリリースされた。 ※『COWBOY CARTER』のレビューは後半部にありますので、そちらだけ興味あるの方は飛ばしてください。※ 「ビヨンセ
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3枚目で辿り着いたアーティストとしての境地と矜持【REVIEW】 HIT ME HARD AND SOFT - Billie Eilish
アンビバレント。Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)の新作『HIT ME HARD AND SOFT』(2024)、ひいてはアーティストとしての彼女の自身を表す言葉として、真っ先に浮かんだ。 デビューEP『dont smile at me』(2017) で2010年代に思春期を過ごす16歳の等身大の少女像をキャプチャーし、デビューLP『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』(2019) で新たなグローバルポップアイコ