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#296 営業中の私語はなぜ禁止なのか

こんにちは、皆さん。僕が飲食業で働いて気付いたことの一つに、「活気あるお店」と「静かで寂れたお店」の明確な違いがあります。活気があるお店は入店しやすい雰囲気を持ち、それが人々を引き寄せます。逆に、無音で暗く、スタッフの挨拶もないお店には、お客さんが集まりません。もしスタッフの人数がお客様より多い場合、入店する際のハードルがぐっと高まるんです。しかしながら反対にこんな経験はないでしょうか。飲食店で、注文しようと呼んでいるのに、店員同士がずっと会話している。店員が仕事そっちのけで同僚の店員との話に夢中。店員同士で大きな声や多人数で集まって雑談している。接客を受けたいお客様がいたとすると、こんな捉え方がされます。

「店員同士でしゃべってるけど、そんな暇あったら接客してよ!」

私語とは、「会話をすべきではない場において、その場を取り仕切っている人に断りなく、場の流れを乱すような会話をすること」です。お客様の目に、自分がどう映っているか。これを意識し、把握することです。私語禁止というお店のルールでいちばん大切にしているのは、お客様にいかに自分の感覚やその時の気分と向き合ってもらうかということ。お客様は【非日常】を味わうために来店します、その時間を楽しんでもらうために僕たちは日々試行錯誤しながら働いています。
#なんか気まずい雰囲気

スタッフの私語が避けられる理由


スタッフの間での私語は、「話の内容が不適切だ」「うるさい」といったクレームもありますが、その本質は「お客様がいるにも関わらず、仕事に対する緊張感が感じられない」という点にあります。お客様は、自分が無視されていると感じることが少なくありません。これは、とても避けなければならない状況です。
接客業において、会話は基本的にお客様以外とは行わないようにしています。もちろん、業務連絡は必要ですが、それであってもお客様の目の前での私語は避けるべきです。例えば、レジ内やバックヤードでのやりとりに限定することが多いです。これは、スタッフがお客様への対応を最優先に考え、サービスを提供するためです。
#不快にさせない

私語禁止の影響


お客様は店内の雰囲気やサービスに基づいてお店を評価します。特に高級店や静かな環境を求める場では、スタッフの私語は明確に評価を下げる要因となります。僕たちは、お客様が求めるサービスを最優先に考え、不快な感情を抱かせないよう努めています。
もうひとつの視点として、業務中の私語は相手の時間をも奪う行為です。集中して仕事をしている人に対して話しかけることは、相手の仕事の効率を下げ、結果として残業を強いることにもなりかねません。また、気が優しい人は、自分の仕事が残っていたとしても、話しかけられたらついつい相手に合わせてしまいがちです。ですので空気を読めずに私語を続ける人は、徐々に周囲から疎まれることもあります。
#部活じゃないんだから

まとめ


売れているお店作りには、スタッフの行動が直接影響します。お客様が快適に過ごせるよう、私語を控え、プロフェッショナルな対応を心掛けることが大切です。飲食業において、お客様からの視点を常に意識し、それに応える努力を怠らないことが、僕たちに求められるサービスの質を保つための鍵です。
#飲食

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