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「質問があるか?」と問われ、浮かばない人/浮かぶ人

学校や会社、セミナーなどで、「質問はありますか?」と聞かれたとき、みなさんはいつもどうしていますか?

考えられるのは
「今すぐに質問が浮かばないので、後で浮かんだら聞きます」
「恥ずかしいので、聞きたいけど聞けない」
「理解できたので質問はない」
「別に・・・」「興味ない」
でしょうか。

私自身、仕事で患者さんと接する際に、かならず「質問はありますか?」と訪ねていますが、質問をしてくれる方は少数です。

なぜ質問が浮かばないのか?

必ずしも、質問があることが良いことではありませんが、「今すぐに質問が浮かばないので、後で浮かんだら聞きます」という人の特徴について、今回はご紹介します。

さっそくですが、
「なぜ質問が浮かばないのか?」の答えは、『疑問は理解して初めて浮かぶものだから』です。

パズルと同じで、人は理解をすると足りないピースが何かが分かります。先に進むためには、その穴を埋めるための疑問や質問が次々と浮かびます。

つまり、質問が浮かばない人は、足りないピースが何かを理解できていないということになります。

理解できていないことが問題なのではありません。

大切なのは、「どこから理解できなくなったか」を把握し、認めることです。そして、それを質問者に伝えることです。

「〇〇というところまでは分かったのですが、△△からは理解できませんでた。」

もちろん、これも立派な質問です。

ダメなのは
「分かりません」というだけの人。

こんなのでは説明する人も、何が分からないのかが分からず、悩みを解決してあげることができません。

もちろん今回の場合は、向上心のない方や、問題を他人事に考えている方は例外です。

質問は恥ずかしいことではない

もし「質問があるか?」と聞かれて、誰も質問しない場面があるとします。

その時に考えられる現場の状態は、次の3つです。

①自分以外、全員理解している
②自分と同じで、恥ずかしくて質問できない人がいる
③全員理解できていない

①であると判断すれば、おそらく講師役の人は、他の方には次の作業に移らせ、あなたには個別で回答してくれます。

②③と判断したら、その場で全員に対し質問の返答をしてくれます。

いずれにしろ、あなたは足りないパズルのピースを埋めることができるので、メリットしかありません。

なぜ「質問があるか?」というのか

そもそも、
先生・講師などは「なぜ質問があるか?」とたずねるのか?

という疑問にった方は、すでにココまでの話を理解しているのかもしれません。

考えられる理由は3つ。

① 聞き手の理解度を確認するため
② 質問することで、説明が完全になるようにしている
③ 口癖

もし、目の前の先生・講師が「質問があるか?」と聞くときと聞かない時があるのなら、そこには明確な差があるはずです。

あの人の話は、分かりやすいときと、分かりにくい時があるという場合も同様だと思います。


いかがでしたか?

春から新生活が始まり、まだ慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、マイペースでも確実に一歩ずつ前進してみてください。

きっと明るい未来が待っていますよ。
それではまた

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