エキストラ募集

郵便受けに「映画エキストラ 大募集」のチラシが入っていた。世田ヶ谷のとあるスタジオで、4日間、撮影に参加できる人たちを集めたいという。「るろうに剣心」とか「ちゅらさん」の大友啓史監督が、戦後の沖縄を舞台に繰り広げられるヒューマンドラマ的な映画を撮影中らしい。
この辺りには昔から有名な撮影所やスタジオがいくつもあるし、ドラマなどの撮影現場に遭遇することも多い。多摩川べりには撮影スポットがいくつもある。つい最近もふらふら散策中に、壊れかけているような古い元診療所で何かの撮影をしているのを見かけた。
こういう撮影って、エキストラも含めて出演者はすべて、プロダクションに所属しているひとたちで賄っているのだろうと思っていたが、こういう形で募集するチラシを手にしたのは初めてだ。そういえば、あの寅さんシリーズの映画でも、毎回その地方の地元の人たちが大勢エキストラとして出ていたと聞く。
チラシには「16歳以上、85歳以下の男女200名」を募集すると書いてある。昼食と飲み物付き、謝礼は5000円のクオカードだと。面白そうじゃないの。私も対象内だ。心が動いたが、応募するまでの行動力はない。しかも、この歳になって全く未知の世界を挑戦するリスクも、昨年勉強した。興味と関心だけで飛び込むと、大変なことになる。絵本読み聞かせの講座に参加した後の、円形脱毛症と帯状疱疹発症の経験だ。でも、エキストラなんてネタとしては興味津々。だれか知りあいで応募した人を見つけて、是非話を聞いてみたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?