桂由美さん

農協で、念願のゴーヤとトマトの苗を2本購入、さっそく、裏から演芸用の土を運んできて、大きめの鉢に植え込んだ。昨年のトマト、桃太郎のほうはあまりうまく実をつけなかったので、今年はミニと中型でがまん。1本は⒉階のベランダに、そしてもう1本は玄関脇の比較的よく陽が当たるところに置く。ゴーヤは東側のガラス戸の向こうに。長期予報によると夏はかなりの高温になるらしいから、日よけカーテンになるくらい茂ってほしいと期待する。数年前、南側にゴーヤの鉢を2つも置いて棚も作ったのだが、失敗。しょぼい大きさの実しかできなかった。ひとえに陽当たりの問題だ。一日中たっぷりと陽が当たる場所でないと、お店で売っているゴーヤのようには育たない。
中腰で狭い庭をいったり来たり、蚊にも刺されながら泥だらけになった。
心地良い疲労感だったが、ソファーにひっくり返って何気なくテレビをつけたら、この前訃報が伝えられたばかりの桂由美さんがでているではないか。94歳とは思えないしっかりした話しっぷりと姿勢の良さ、美しさに驚く。もちろん、彼女の日常生活をサポートする人たちが何人もいるのだろう。メイクもネイルも、ひとりでではできないだろうし、入浴だって誰かの手を借りる必要があると思う。それでもこんなにシャキッと話ができるのは、すごい。ありのままがいちばん、とはいえ、きれいでいることは大事だ。こういう最期を送ることができたらいいな、こうありたいとつくづく思う。

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