久しぶりの「シャトレーゼ」

南武線に乗っていたら富士山がきれいに見えたから、急に思い立って矢川でおりた。コロナ禍でいっとき入ることができなくなっていたし、その後も足が遠のいていた矢川緑地に行ってみようと思ったのだ。ほぼ4年ぶりになるか。緑地の木や草々は二回りほど成長してうっそうとした森になっていた。水辺と緑の中を歩き、隣のホームセンターで花の苗や植木を手に取り、それから「シャトレーゼ」でお菓子を買う・・・。父が一時お世話になっていた老健も近くにあるし、立川で暮らしていた頃には定番の散歩コースだった。
国立市と立川市の境が入り組んだこの辺りには、訪れる人も少なく、秘密基地のような場所だったのに、特に今日の矢川緑地は、沼の中の木道に人が連なり、お揃いの赤い帽子をかぶった幼稚園児の団体もやって来たから、早々に脇道から出て、「シャトレーゼ」に急いだ。
最近あちこちの「シャトレーゼ」が閉店していると聞くが、ここの工場直営店舗は変わらず営業をしていてひとまず安心した。1人暮らしの我が身を失念したわけではないけれど、案の定、買った、買った・・・。和菓子も洋菓子も、ヨーグルトもフローズンも、一個ずつ何種類も。山梨のスパークリングワインも安くて美味しいのだ。空も空気も、すべてが懐かしい・・・。

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