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描いていた生活とちがう。でも良き。 -移住生活3ヶ月の総括-


夢中である、霧中である。

東京都文京区から愛媛県今治市へ
1月半ばすぎに籍を異動させて3ヶ月が経った。

3月から今治駅近くでの飲食事業を始めた。

間借りで始めたランチ営業、
先週からは同所でモーニング営業も始めた。

間借りで始めた事業だが、新聞、ラヂオ、タウン誌、テレビの取材が続いている。いい流れ。


引越しの細々とした処務と居住地近辺の開拓。
それらに3月いっぱいまで時間を取られた。

東京から引きずっている、
悪徳不動産屋との戦いは続いたりしているけど、

https://note.com/yaneves/n/n02dfb8825435

(裁判になりそう。決着がついたら全文アップします)


今は、慌ただしさは小康状態にあるかな。


こういう時に人は無気力、鬱になるんだろうね。

私の場合は幸か不幸か個人事業主なので、
自分が動かなければ
何もはじまりません。
何も起きません。

事業に夢中になることで無気力、鬱とは無関係でいられている。

そう、夢中にはなっている。

ただね、
こちらの消費志向をつかめず行き先は霧中ですよ、笑


愛媛県はパン屋の軒数が日本一だとか。



描いてた生活とちがう

思い描いていたのと違うなー

ま、いいか、笑

気持ちよく流れに身を投じています。

流れに身を任せる、
とはちがうんだ。

到達点へのルート変更って思ってる。


移住前は大三島での島くらし、
現地で食材製造会社を立ち上げる夢を描いていたんだけど、笑。

綿密な事業計画はほとんどせずに移住してしまったから
_こんなはずじゃなかった!
っていう類の落胆もそれほどないんだよね、笑。

_こういうもんなのか、
って。

海からの朝陽を眺めて1日をはじめて
水平線の夕陽に黄昏て1日を終える。
季節の機微を感じながら。

そんな生活を描いていた。


5月から大三島の物件への入居が叶う。

ローカルを知り、
人との繋がりを築き、
その中で誰かのニーズと私のやりがいが噛み合うとき、
それを生業にすりゃいいんでねーか?
くらいに考えています。



愛媛のヤサイ、ヤバい




ホームシック?全然。


それはそれで根無し草の証左、
少し寂しい人間とも言えるが。

そもそもバナシで、
誰かとベッタリした付き合いってのはしてこなかったから
空間的な距離ができたところでなんとも思わないんですよ。

離れることによって
ひとつひとつの再会の楽しみが増幅するって考えもできる。

人と会う時間を大事にできそう。


2月には
名古屋にケータリングに行って
仲間たちと再会の時間を過ごした。


動いてから考える、でいいワケ


下調べのしすぎが足枷に
・定説が自分に当てはまるとはかぎらない
・知識より適応力
・運です

定説や定石の知識を増やす下調べは大事。
私も情報収集は徹底的にやりました。
ただし、移住を決意した後です、笑

この3ヶ月間も動きながら答え合わせをしてきた。

定説や知識を呆気なく蹴散らすのが運だということは
今までの人生の中で何度も痛感してきました。

そして
喜劇と悲劇は仲がいい。


イオンでの出店。他の出店者さんとの交流が楽しい。


ー所有ーを減らす


これは物質的にも精神的にも、ってことです。
私は自分ひとりで運べないもの、処分に困るものは
今後は所有しないようにしています。

移動前提の生活でいい。

農耕民族から狩猟民族へのパラダイムの逆行?
または根無し草ライフとも。

先日の愛媛・高知のM6の地震の際にもその志向は強くなりました。


新生活への切り替え時に
銀行口座、クレジットカード、各種メンバーシップなどの惰性となっているサービス、
洋服、装飾品、本、レコード、

物理的、精神的両義での思い出の持ち物を整理しました。
放置でもいいんだけど処分した時の清々しさったらない。

これが結構大変でした。

ってか正直言って
整理完了できていないんですけどね。
特に思い出の品々。

簡単に割り切れるもんでもないですからね。

見知らぬ土地には未来だけ

高飛びした犯罪者のようですが、
見知らぬ土地には過去はなく、
自分でデザインしていく未来しかない
コレがね、今の生活の楽しさの基盤なんですよ。
そこに心細さはないです。


デメリット


移住を決断する前にこれが気になる人も多いと思います。

今治市街地に住む限り、
[致命的な]デメリットはない。

私の移住後に感じたデメリットというかストレスは

❶移動ハイシーズンの上京。
・年末年始の帰省、休暇
・3月の学生旅行
この時期の上京の騒々しさですね。

❷食材
生鮮品は天国のような土地だが、
スパイス類、輸入食材の品揃えは限られる。
不足分は上京時に購入してる。

❸店舗用品
比較することは不毛なんですけどね。
東京の合羽橋の近くに住んでいたことはチートですね。

❹花粉症と黄砂
東京にいた頃に花粉症の症状はなかった。
そのためノーガードでした。
今治に住み出してからもノーガードでいたら
3月の黄砂とヒノキ花粉?の合わせ技にやられました。
四国の花粉と相性がいい(悪い)のかもしれない。

公共交通機関の弱さは
今治住まいのメリットとのトレードオフで納得できている。

娯楽の少なさもデメリットだと思っていない。

私は自分の事業という熱中できるものがあるし、
ガヤガヤした街の『与えられる』娯楽からは離脱したかったくらいなので
心地よく移住先の今治で暮らせています。


5分で港湾公園でチルに行ける。十分すぎる娯楽。



娯楽を自分で作る伸びしろは地方都市のほうが大きいんじゃないかな。

この総括は移住して3ヶ月程度の
見るもの全て新鮮!
みたいな人間が言うことですから、
アテになりませんけどね、笑




総括。流されず流れていこう。

石にしがみつき消耗することはない。

来年の今頃はどこに住んでいることやら。

それでいい。

東京と行ったり来たり。
いわゆる多拠点生活だが、

最強の暮らし方じゃない?
って思ってる。

金と体力が続けばね。

この件に関しても書いてみたい。

総じて、
OKな移住3ヶ月でありました。

またね。


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