【オーストラリア】10代ガキの抗争で殺傷事件1週間で2件

オーストラリア生活22年目、田舎町ヤラビルバでカイロプラクターとして働いているDr.ユースケです。毎日、海外生活、オーストラリアの時事、そしてオーストラリアでの起業に関することをnoteに書いています。

ボンダイ・ウエストフィールド刺殺事件

先月、シドニーの大型ショッピングモールの営業中、40代統合失調症の男がナイフを振り回し、6人が殺され、犯人も最後は警官に銃殺される事件があったばかり。

事件があったショッピングセンターの献花(9ニュース)

16歳の過激派による牧師殺傷事件

その二日後には、シドニー郊外の教会で、オンライン配信されているさなか、16歳のガキが牧師さんに、てくてく歩み寄り、ナイフをぐさぐさと複数回刺した事件。人気の牧師さんで、説法がライブ配信されているなか、宗教関連の過激派テロ行為と認定されました。

刺してすぐに教会にいた男たちにより、少年は取り押さえられ、警察と救急隊もすぐに到着。しかし、ライブ配信されていたということもあり、事件は一気に拡散され、近隣の町から数百人の市民が教会に押し寄せ、「クソガキをこっちに引っ張り出せ!」と大騒ぎ。

牧師殺傷事件

教会の中では、犯人の少年を逮捕&保護する警察。教会の外には「ガキを外に出せ!」の市民。市民は暴徒化し、パトカー8台?くらいの上に乗り、フロントガラスをバキバキに割り、近くに止めていた一般市民の車のフロントガラスもついでにバキバキ。

瀕死の牧師さんは、暴動のせいで、教会から3時間も出ることができずに、教会の中で救急隊により手当てをうける。奇跡的に、牧師さんは助かり、退院してメディアにも出てコメントを発表していました。

メルボルン殺傷事件1週間で2件

シドニーで起こった2つの大事件もまだ2週間前の話。先週は、メルボルンのショッピングセンターで10代のガキが抗争。ナイフやナタを振り回し、大怪我&逮捕者が出る事件。そこから1週間も経たないうちに、今度はメルボルンのマクドナルドの駐車場でガキ同士の喧嘩。こちらもナイフ&ナタが乱れる大喧嘩、大怪我&逮捕者。

オーストラリアは比較的治安がいいと言うのは嘘。ここ2、3年で治安は非常に悪くなっています。急増する10代の凶悪犯罪が社会問題になっています。

10代でベイプ(電子タバコ)はもちろん、大麻やドラッグも横行しています。「スクーリーズ」と呼ばれる高校の卒業旅行で、全国から卒業生がゴールドコーストに来て、夜通しナイトクラブで騒ぎ散らかすという風習があります。

そこでアルコールや薬でラリって、ホテルのベランダから落ちて死ぬとか、急性アルコール中毒・ドラッグ中毒で命を落とすガキが毎年います。

どんな世界?只今オーストラリアが大荒れ中。

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