よかよか日記

公認心理師、臨床心理士の大川貴子です。現在はオンラインカウンセリングの活動をしています…

よかよか日記

公認心理師、臨床心理士の大川貴子です。現在はオンラインカウンセリングの活動をしています。近々自分で相談室を開業したいなと思い、名前だけは「こころの相談室よかよか」と決めています。 noteでは、常々感じたこと、自己啓発や気になっていることなどを文章にしてみようと思います。

マガジン

  • ねこのてのねこのて

    「こころの相談室ねこのて」の助っ人ねこのてになりました大川貴子です。 「こころの相談室ねこのて」は心理援助職者を対象としている相談室です。 日々懸命に活動する心理援助職の皆さんがほっと一息つけるような相談室を この度お手伝いすることになりました。 つれづれなるままに、お手伝い活動をする中で感じたことを書いていこうと 思っています。 ここには関連する記事も載せていきたいと思います。 よろしくお願いいたします。

記事一覧

若手にプラス…の心理援助職の皆様はほんとに大変なんですよ

というのも、心理職として働き始めて5年から10年ほど経験を積まれた、若手だけれど若手というより中堅どころに近いような、そんな心理援助職の皆さんから相談を受けると…

よかよか日記
1か月前
2

人間って素晴らしい

人間関係のしがらみを抱えている方々が カウンセリングを通して心の整理を行なっていき自分を軸にできるようになられたらしがらみ中のしがらみを手放せるようになるのをみ…

よかよか日記
2か月前
3

信じるとは

人を信じるということは基本中の基本ではありますが、なかなかに難しいことでもあります。 生きていると裏切られるという体験もします。 そういう時に信じるのは 多分…

よかよか日記
2か月前
2

援助の中身〜統合失調症の方の援助〜

在宅の統合失調症の方々とお話すると、自分の症状を理解する機会に乏しかったり、話を丁寧に聴かれたりするという体験が少ない人が多いなぁと感じる。 心理教育を話に盛り…

よかよか日記
2か月前
6

しだれ梅と河津桜

なんだか三寒四温を感じる頃になってきました。ちょっと早いような気もします。 毎年季節が進んでいるような、春と秋が短いような、長く生きてくると様々な変化を年々感じ…

よかよか日記
3か月前
2

艱難汝を玉にす

こんばんは。最近ちょっと余裕のない大川です。 仕事に精を出しすぎている感がありますが、今走る時だと思って走っています。 「艱難汝を玉にす」は困難や苦労に立ち向か…

よかよか日記
3か月前

自分の感情がわからない

最近よく出会うのは感情を表現できにくい人々。 自分は 怒っているの? 悲しいの? 寂しいの? 泣きたいの? 人とのやりとりが減り 関わることも怖くなり そういう人が…

よかよか日記
3か月前

言葉はナイフ

言葉は使いようです。 心をあたためるときもあれば、冷たくするときもあります。 恋愛でもなんでも相手の気持ちを想像するって本当に大事なことです。 カウンセラーのよう…

よかよか日記
3か月前
3

二月は逃げるらしい

タイトル通りです。二月は逃げます。あっというまにいなくなります。 ですから ただただ一日を過ごして 過去と未来にシャッターをおろして 今を生きてまいりましょう。

よかよか日記
3か月前
3

諸行無常

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、とはよくいったもので、 恐らくこのまま4月を迎え、暑くて長い夏を過ごしあっという間に 9月になり、9月になればすぐに年末… …

よかよか日記
3か月前
4

気持ちを自分で癒すこと

久々の投稿です。皆様お元気でいらっしゃいますか? 季節的に、チョコレートが店頭を賑わずようになりました。 チョコが大好きな私にはたまらない季節です。この時期のチ…

よかよか日記
3か月前
2

自分がない

カウンセリングのお仕事をしていると、よく「自分がわからない」「自分の実感がない」「自分がない」という表現を聴くことがあります。 なかには「こんな自分は消えた方が…

よかよか日記
7か月前
3

モニターのこっち側

「ねこのて」のねこのてになってみて ~その④~ 私はオンラインで心理援助に携わる方々のスーパービジョンやコンサルテーション、カウンセリングを行う「こころの相談室…

よかよか日記
7か月前
7

俯瞰

俯瞰するという言葉があります。ある物事から距離をとって、高いところから見下ろすように、広い視野をもって全体を把握することです。 日々心理職として臨床の仕事をしつ…

よかよか日記
7か月前
3

外反母趾で

私の右足は完全なる外反母趾です。中学生の時、先のとがった革靴が流行っていて、成長期だった私の足はその頃から靴の形にあわせて親指の下の骨が飛び出て、足指が斜めに変…

よかよか日記
7か月前
1

不満どうしてます?

目の前の人に不満がある時、その不満をぶつけるか抱えておくかはその時その相手次第で変わりますよね。いつでもぶつける、いつでも抱え込む、だと自分のメンタルが削がれま…

よかよか日記
8か月前
1
若手にプラス…の心理援助職の皆様はほんとに大変なんですよ

若手にプラス…の心理援助職の皆様はほんとに大変なんですよ

というのも、心理職として働き始めて5年から10年ほど経験を積まれた、若手だけれど若手というより中堅どころに近いような、そんな心理援助職の皆さんから相談を受けると、同期や周りの方々とご自分を比べて、自分の実力不足を悩まれている方々がとても多いのです。とてもとてもです。

中堅どころもベテランもそれなりに自分の実力について、うううと思っている方は多いものの、一番悩みをもたれているのははやり経歴5年から

もっとみる
人間って素晴らしい

人間って素晴らしい

人間関係のしがらみを抱えている方々が
カウンセリングを通して心の整理を行なっていき自分を軸にできるようになられたらしがらみ中のしがらみを手放せるようになるのをみていると

人間の強さやしなやかさ等人間への畏敬の念を持たずにいられません。

信じるとは

信じるとは

人を信じるということは基本中の基本ではありますが、なかなかに難しいことでもあります。

生きていると裏切られるという体験もします。

そういう時に信じるのは

多分誰かではなく自分自身なのだと思います。

援助の中身〜統合失調症の方の援助〜

援助の中身〜統合失調症の方の援助〜

在宅の統合失調症の方々とお話すると、自分の症状を理解する機会に乏しかったり、話を丁寧に聴かれたりするという体験が少ない人が多いなぁと感じる。

心理教育を話に盛り込むことも、まずは否定せず話を聴くことも、どちらも念頭に置いて関わることが援助者には必要なのになと思うなど。

しだれ梅と河津桜

しだれ梅と河津桜

なんだか三寒四温を感じる頃になってきました。ちょっと早いような気もします。
毎年季節が進んでいるような、春と秋が短いような、長く生きてくると様々な変化を年々感じます。

昨日しだれ梅と河津桜を見に行きました。
黙っていてもこの時期に必ず咲いてくれるのですよね。
自然はありのままに身を委ねて、流れに任せている気がします。
仕事にかまけて色々な素敵なことを見逃している毎日
時間を見て、自然に触れあいた

もっとみる
艱難汝を玉にす

艱難汝を玉にす

こんばんは。最近ちょっと余裕のない大川です。

仕事に精を出しすぎている感がありますが、今走る時だと思って走っています。
「艱難汝を玉にす」は困難や苦労に立ち向かってこそ人は成長できる、という意味の言葉です。中国の故事か何かかなぁと思ったら、どうやらフランスのことわざからが元らしいです。「逆境は人を賢くする」ということわざのようです。艱難の「艱」はかたい、難しい、悩み、苦しみ、という意味があるよう

もっとみる
自分の感情がわからない

自分の感情がわからない

最近よく出会うのは感情を表現できにくい人々。

自分は
怒っているの?
悲しいの?
寂しいの?
泣きたいの?

人とのやりとりが減り
関わることも怖くなり

そういう人が多くなった気がしますが

あなたはいかがですか?

言葉はナイフ

言葉はナイフ

言葉は使いようです。
心をあたためるときもあれば、冷たくするときもあります。
恋愛でもなんでも相手の気持ちを想像するって本当に大事なことです。
カウンセラーのように言葉を使って仕事をするプロならば余計にそうです。
自分が発した言葉がどんな形をとるのか
相手の気持ちを考えずに言葉を発すると
それはナイフのように相手に突き刺さりやすいものです。
喧嘩をしていても相手を傷つけていい理由にはなりませんから

もっとみる
二月は逃げるらしい

二月は逃げるらしい

タイトル通りです。二月は逃げます。あっというまにいなくなります。
ですから
ただただ一日を過ごして
過去と未来にシャッターをおろして
今を生きてまいりましょう。

諸行無常

諸行無常

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、とはよくいったもので、
恐らくこのまま4月を迎え、暑くて長い夏を過ごしあっという間に
9月になり、9月になればすぐに年末…
1年は年々早く過ぎていく気がします。

私は若い頃、とにかく働くことに必死で、自分の人生設計など考えたことも
ありませんでした。女性としては20代から30代にいたるまで、
からだの機能と照らし合わせて、仕事、結婚、出産、子育て、と
人生で

もっとみる
気持ちを自分で癒すこと

気持ちを自分で癒すこと

久々の投稿です。皆様お元気でいらっしゃいますか?

季節的に、チョコレートが店頭を賑わずようになりました。
チョコが大好きな私にはたまらない季節です。この時期のチョコは目にも鮮やかですし、店頭で吸い込まれてしまいます(笑)
え、ええもちろんもう買って食べていますよ、だって美味しいんですもの。

ただ、せっかく美味しいのに「こんなに食べたらまた太るんじゃないのかな」「食べ過ぎると糖分過多になって血液

もっとみる
自分がない

自分がない

カウンセリングのお仕事をしていると、よく「自分がわからない」「自分の実感がない」「自分がない」という表現を聴くことがあります。
なかには「こんな自分は消えた方がいい」とまでいう方も少なくありません。

では、どうして「自分がない」ということを感じるのでしょう。

1.「自分がない」と思う理由
「自分がない」ということには、自分を主張したり自分の意見や考え、主張をもちにくいという共通点があるようです

もっとみる
モニターのこっち側

モニターのこっち側

「ねこのて」のねこのてになってみて ~その④~

私はオンラインで心理援助に携わる方々のスーパービジョンやコンサルテーション、カウンセリングを行う「こころの相談室 ねこのて」の「助っ人ねこのて」として活動しています。

今回はオンライン相談を受け付けて終わるまでの一連の流れをお話したいと思います。

まず、ねこのてのホームページに面接希望のご依頼が入ります。ケースの相談、ご自分の悩み、今後の進む道

もっとみる
俯瞰

俯瞰

俯瞰するという言葉があります。ある物事から距離をとって、高いところから見下ろすように、広い視野をもって全体を把握することです。

日々心理職として臨床の仕事をしつつ、時々立ち止まってクライエントさんとのやりとりを検討するために事例をまとめることがあります。
学会や研究、発表会などのためにまとめることが多いのですが、まとめていくと、それまでみえなかったものがみえたり、みえているつもりだったのにみえて

もっとみる
外反母趾で

外反母趾で

私の右足は完全なる外反母趾です。中学生の時、先のとがった革靴が流行っていて、成長期だった私の足はその頃から靴の形にあわせて親指の下の骨が飛び出て、足指が斜めに変形していきました。
何十年もたって、段々外反母趾がひどくなってきたので、今回外反母趾サポーターを購入して使ってみました。
なんだか歩き方が安定しています。左右のからだの傾きがあったことにも気づきました。最近痛みが出てきていた膝も痛くありませ

もっとみる
不満どうしてます?

不満どうしてます?

目の前の人に不満がある時、その不満をぶつけるか抱えておくかはその時その相手次第で変わりますよね。いつでもぶつける、いつでも抱え込む、だと自分のメンタルが削がれます。
こうじゃないといけないってのはどんなときも苦しいもんです。