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読んだ本・考えたこと

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記事一覧

エミリ・ディキンスン

「The heart wants what it wants.」という割とよく知られたフレーズがある。 「心の求めに抗…

エッセイの評価が返ってきた

先日、年始に提出した哲学講座の課題エッセイのフィードバックが返ってきた。「優」をもらえた…

哲学講座の振り返りと来年の抱負めいたもの

こんにちは! とうとう哲学講座が終わってしまいました。悲しいです。まだ課題エッセイが残っ…

近況

こんにちは、ご無沙汰しています。 すっかり寒くなりました。こちらはハロウィンが終わると同…

欲しいのは考え抜く力

バートランド・ラッセルの『西洋哲学史』、ようやくカントまで辿り着きました。 古代ギリシャ…

理論物理学者を応援しよう!

今、東京で国際物理オリンピックという各国の高校生が物理の能力を競い合う大会が開催されてい…

レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』読書メモ

積ん読解消に専念していたら、また間があいてしまいました。 読了した本の一つがクロード・レヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』。2年ほど放置していたのをまた手に取ったのは、宮本常一さんの『忘れられた日本人』を再読していて、「なんか似てるな…」と思いだしたからでした。 以下の文章の「東京」を「西洋」に入れ替えるとそのまま『悲しき熱帯』の雰囲気と重なります。 この2冊は構成も似ているんです。両者とも人類学(民族学)者によるフィールドノートをまじえた回想録で、第二次大戦前に訪れた各

日記のような備忘録のような

今日は備忘録的なものを。 週の間はいつも週末を心待ちにしているのに、いざ週末となると子供…

Pythonでkivyを使いたいのに「pip」のエラーでインストールできない問題解決

先日、suwiさんのnoteでChatGPTがAPIの提供を開始したというニュースを目にしました。 「へぇ…

キプロスのお土産

月曜の夜、陸軍の海外演習から帰ってきた元夫がお土産を持って訪ねてくれました。彼は予備役(…

ChatGPTにラップを作ってもらう

昨晩、ChatGPTを使うことができました。 前回のシェークスピア風英語に味をしめて、こんどはオ…

『宗教学の名著30』(島薗進)読後メモ

島薗さんによると、宗教学という学問は新しいらしい。それゆえに宗教学としての研究方法には共…

死にまつわる歴史トリビア

(死刑の描写などが含まれています。苦手な方はご注意ください。) 私の10歳の娘が本を読まな…

やっぱり物理学かな?

最近、ポピュラーサイエンス本を数冊読んだ流れで『物理学は世界をどこまで解明できるか ~真理を探究する科学全史』というブラジル人理論物理学者、マルセロ・グライサーの本を読んでいます…いえ、正確には聴いています。積ん読防止の試みとしてオーディオブックにしてみたのです。でも、音声だと気になった部分に戻るというのが難しいので、やっぱり活字に軍配が上がりますね。とは言え、これはこれで良いところもあります。スピーカーで流していると大学で講義を聴いているような気分に浸れます。心はピチピチの