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ラ・フォル・ジュルネ東京2024

ラ・フォル・ジュルネ東京は、毎年GWの3日間に東京の丸の内で開かれる音楽イベントである。東京国際フォーラムを中心に、丸の内のさまざまな場所でクラシックの演奏を楽しむことができる。

僕はずっとこのイベントに憧れて、いつか行きたいと思っていた。そして、ようやく昨年度から参加することができている。


今年はこんな日程で楽しんだ。

5月5日(日)最終日

  • 10:15-11:00 「キッズのためのオーケストラ・コンサート 踊れや日本の心、オーケストラと共に!」群馬交響楽団、横山奏、塚本江里子(東京国際フォーラム:2,000円)

  • 11:30-12:00 「ユーフォニアム・デュオ&ピアノ」神山剛央、佐藤悠光、坂本真璃恵(東京交通会館:無料)

  • 12:00-12:30 「ピアノ四重奏」城綾乃、鈴木浩司、橋本歩、西村絵里子(KITTE:無料)

  • 12:55-13:35 「ジャズORIGINES」小原孝、他(新丸ビル:無料)

  • 13:30-14:30 「モーツァルトのルーツ、モーツァルトがルーツ」片山杜秀(東京国際フォーラム:無料)

  • 15:00-15:30 「声楽アンサンブル」首藤玲奈、横瀬まりの、澤原行正、山本悠尋、平山麻美(有楽町マリオン:無料)

  • 16:00-17:00 「《春の祭典》大解剖!~いかにして歴史的傑作は作り上げられたか?」小室敏幸(東京国際フォーラム:無料)

  • 18:30-19:15 「若きトランぺッターが描く豊かなる音の可能性」児玉隼人、新日本フィルハーモニー交響楽団、井上道義(東京国際フォーラム:1,500円)

  • 21:00-21:55 「ミチヨシ&山根VS伊福部の伝説、再び!」山根一仁、新日本フィルハーモニー交響楽団、井上道義(東京国際フォーラム:1,500円)

このほかにも、屋外ステージや地下ステージでも随時演奏が行われており、間の時間はそれらを楽しんだ。また、中庭にはキッチンカーが立ち並び、それらを巡るという楽しみもあった。(僕はなぜか横手焼きそばと豚肉丼を食べた。おいしかった。)


特徴としては、それぞの時間が短いこと、チケット代が安いこと、無料のプログラムも多いこと、という良さがある。

それぞれの公演時間は30分から1時間程度。無料の公演の場合はオープンな場所なので、出入りも自由である。ちょこっと聴くこともできるし、じっくり耳を傾けることもできる。

チケット代は安く、一公演3,000円程度で聴くことができる。本当に有名なアーティストの演奏をこの金額で楽しめるのはすごいことである。(なお、僕は主にB席1,500円で拝聴)

東京国際フォーラム以外は全て無料で聴くことができる。また、東京国際フォーラム内の屋外ステージは無料、特別講演と地下ステージは何かしらの有料公演のチケットがあれば無料で楽しむことができる。

この特別講演というのも貴重な機会で、第一線で活躍する音楽評論家の楽しい楽曲解説を聴くことができる。


コロナ明けの昨年にも増して、地下ステージの復活や開催場所の増設なども図られ、一層楽しみ方が増えた。

この場に来ると、始めてクラシック音楽に触れる人から、音楽マニアまで、多様な音楽ファンに触れることができる。そんな空間に励まされる自分がいる。

また、この機会に新しく知るアーティストがいることもうれしいことである。今回は特にユーフォニアムの若い才能に出会えたことも収穫だった。

こんなクラシック音楽フェスが、いろんな場所で開かれるようになった。これからも、もっと多くの場所で、もっと数多く開催されるようになってほしいと思う。



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