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記事一覧
未修者の未修者による未修者のための答案の書き方② 〜Issue(問題提起)〜
まず答案の最初に書くのが、問題提起文です。
問題提起は、最初に、書かれるものである。法的三段論法で答案の書き方を説明しようとすることの限界の一つがここにあります。法的三段論法では、冒頭に「問題提起」を置くことの説明ができません。実際にはそれこそが最も重要な要求であるにも関わらず、です。(得津先生も同様のことを述べています)。
まてまて、そもそも問題提起は法的三段論法の中で生じるものなのだから、
令和5年度司法試験予備試験合格体験記(受験8回目)
0.はじめに こんばんは。ゴミです。
私は、このたび令和5年司度法試験予備試験に予備試験受験8回目で合格しました。優秀な合格者の方が目立つ中で私のような底辺受験生が合格体験記を執筆するのは正直なところ憚られますが、私の合格までの道のりがどのようなかたちであれ誰かの役に立てばと思い本記事の投稿に踏み切ることにしました。
本記事は、それほど有益な情報が含まれていないにもかかわらず約2万字と長大にな
試験間近の問題演習は「4類型」を意識してみてはいかが?~令和5年予備試験論文式試験に向けて~
こんにちは、あるいはこんばんは。とげぬき法律事務所弁護士の寺岡拓也です。
さて、表題のとおり、予想ではなく過去の出題について今一度確認してみよう。
とは言ったものの、過去出題された論点については、昨年にまとめていたので、記事のリンクを貼っておくこととしよう。
これらは”過去問で出ていた分野の確認”にすぎないから、この記事を読んだだけで合格になるわけではない。
以下、これからの問題演習や過去問
♯4 司法試験確実合格にあたって実は優先順位の低いこと8選
※本ブログは一見すると尖って見えるかも知れませんが、あくまで目的は‘’確実合格‘’にあります。上位合格することをためのノートではないことをご留意ください
※(最も筆者は、論文596位、総合605位だったので、学部時代に法律の勉強をほとんどしたことがない未修者としては十分コスパ良く好成績を残せたと思っています。)
※本文における基本的知識とは、演習書各科目1冊文の知識+AランクBランクの過去問で学ん
♯3 司法試験合格に必要な知識量・勉強量とは
司法試験の困難さ、特徴 司法試験が、高校入試や、大学入試と一番大きく異なるのは、現在の自分が(受験生の中で)どの程度のレベルにいるのか、どこまでいけば合格ラインにあると言えるのか、が見えづらい点にあります。
1点目の受験生のレベル、自分のレベルがわからないというのは、高校入試や大学入試の頃と異なり、受験生の大多数が受ける模試というのが直前模試(TKC)の1回しかないということ。また、学部や院の
【コラム6】答案の書き方(憲法)
ただ基本書や判例集を読んでいるだけでは論文答案が書けません。それはなぜでしょうか?
それは「答案の書き方」(=知識の使い途)をよく理解できていないためではないかと思います。
では、憲法の答案はどのような書き方をすればよいのでしょうか。
それは「問題文の問いに答えるかたちで書く」ことです。
実際の問題文をみてみましょう。
問題文の問いは上記太字部分です。これに答えるかたちで答案を書くと、次のよう