将棋を指せるまでのステップ 第1回

子供が将棋を指せるようになるまでのステップをまとめました。
今回は、その第1回です。

まず、「指せる」の意味を次のように定義します。
・基本的なルールがわかる
・勝った負けたを自分で理解できる
・友だち同士で指して楽しめる

そうしますと、「指せる」までには、
(1) 基本的なルールを覚える
(2) 駒の利きがわかる
(3) 詰みがわかる
(4) ねらいをもって指せる
これら、それぞれのレベルを上げていく必要があります。
もちろん、マナーも大事に指導していますが、今回は技術面に特化して書いていきます。

(1) 基本的なルールを覚える
・王様を取るゲーム
・駒のうごき
・駒を成る
・成り駒のうごき
・取った駒は打つ
・禁じ手:二歩・行き所のない駒
・王手されたら王手を解除する

ここまでを4回で到達できるように指導しています。

初心段階なので、わかりやすく簡素化して教えるようにしています。例えば、詰みの概念までは言わずに、単に王様を取るゲームと教えています。また、成りか成らずかの選択は説明せず、どういうときに駒を成って良いかをわかってもらえるようにしています。

悩ましいのが、「取った駒を打つ」です。「打つ」ことは、手のねらいを理解してこそできることなので、『(4)ねらいをもって指せる』 まで到達しないと説明がしにくいのです。
ただ、楽しく覚えてもらうのに、効果的なことがあって、それは両取りの紹介をすることです。駒のうごきを覚えた子供たちにとっての楽しく新しい発見になっています。

講義ばかりでは飽きてしまうので、駒のうごきも一気に全駒教えるのではなく、最初は玉だけ教えてそれでゲームをする。次に金も入れてゲームをする・・・と、徐々に駒を増やしていきます。講師側は玉だけです。

このように工夫した指導を子供たちのそれぞれのレベルに合わせて、楽しく学んでいける取り組みをしています。東京の城東地区からも近い千葉県松戸市のかがやき将棋教室で指導をしています。ご希望があればオンライン指導も可能ですのでお問い合わせください。

かがやき将棋教室のお問い合わせページか、このページ最下部の「クリエイターへのお問い合わせ」から、お問い合わせができます。

続きは次回!

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