見出し画像

ChatGPTに合体漢字を出題した結果が意外すぎた

 漢字クイズは過去に出題したことがありますが、合体漢字は初です。ChatGPTは解けるのか少し試してみます。

You
今から合体漢字を1問ずつ出題します。答えとなる漢字を答えてください。

もちろん、出題をお願いします!合体漢字の問題に挑戦してみましょう。

 まずは小手調べ。

You
「口」「一」「十」「十」「日」「月」

この合体漢字の問題で示されている要素を組み合わせると、「明」(あかるい、めい)という漢字になります。これは「口」と「月」が合わさって「明」となり、その他の要素「一」「十」「十」「日」が示す線の形が「明」の中に含まれるからです。

 は? 何を言っとるんだこいつは。

You
答えはすべて二字熟語になります。

了解しました。二字熟語の形で再考します。

要素が「口」「一」「十」「十」「日」「月」ですね。この要素を組み合わせると、「日」(にち)と「月」(げつ)で「明」が作られ、「口」と「一」「十」「十」で「言」が作られます。これらを合わせると、「明言」(めいげん)という二字熟語になります。明言は「はっきりと述べること」を意味します。

 全然違う。マジか。これは正直予想外。もしや別解があったのかと確認してみましたがやはり間違いでした。ChatGPTに答えは出しませんでしたが組み合わせてできる漢字は「朝日」です。気を取り直して第二問。

You
「言」「十」「日」「土」「寸」

この合体漢字の問題で、提供された要素は「言」「十」「日」「土」「寸」です。

ここから「土」と「十」を組み合わせると「士」ができ、「日」と「寸」を組み合わせると「旦」となります。これらを「言」と組み合わせることで「言士旦」になりますが、これは実際の二字熟語ではないため、もう一度組み合わせを考えます。

「言」と「土」が合わさると「託」になります。そして「十」「日」「寸」で「旦」が形成されます。これらを組み合わせると、「託旦」になりますが、これも一般的な二字熟語ではないですね。さらに別の組み合わせを考えてみましょう。

「土」と「寸」で「塞」ができ、「言」と「十」で「訐」となり、「日」が加わることで「訐」が「註」となります。このようにして、「註塞」(ちゅうそく)という二字熟語が考えられます。ただし、「註塞」も一般的ではありません。

おそらく、もっと一般的な言葉が答えとして求められているかもしれません。もう一度、ヒントをいただけますか?それとも異なる解答をお探しでしょうか?

 滅茶苦茶な解答です。こんなことあるんですね。僕は「日常で用いられる言葉です」と返答しましたが、結局答えにたどり着くことはできず。ちなみに答えは「時計」です。
 言葉より道具と返した方が良かったのかもしれませんが、この結果を見ると一緒かな。
 とにもかくにも10問用意して前半の2問でこの有様。とりあえず第三問。

You
「角」「刀」「牛」「竹」「合」

この合体漢字の問題で、「角」「刀」「牛」「竹」「合」の要素からなる二字熟語を考えると、「牛」と「刀」が組み合わさって「刃」を作ることができ、「角」と「竹」を組み合わせて「触」が作られます。「合」を含めて考えると、これらが組み合わさって「触角」(しょっかく)という二字熟語になります。

「触角」は、昆虫などの頭部にある感覚器官を指す言葉で、広く一般的に使用されています。この回答が正解であるか確認していただけますか?

 これは酷い。もはや合体漢字ですらありません。答えの「解答」をプロンプトに入力すると

「解答」が正解ですね!「角」「刀」「牛」「竹」「合」から「解答」を形成するには以下のように分解します:

- 「角」+「刀」から「解」を形成します。「角」と「刀」を組み合わせることで「解」の字が作られることを示すアレンジがあります。
- 「牛」+「竹」+「合」で「答」を形成します。特に「竹」が「答」の上部、「牛」が「答」の中心部、「合」が下部に配置されることが考えられます。

「解答」は「問題の答えを解く」という意味で使われ、非常に巧妙な合体漢字の例です。ありがとうございました!他にも挑戦したい問題があれば教えてください。

 という始末。初心者レベルの問題で全問不正解。GPT‐4でこれなのだから、GPT‐3.5だともっと悲惨なことになりそう。出題を続けてみます。第四問。

You
「全」「八」「段」「二」「台」

「全」「八」「段」「二」「台」の要素からなる二字熟語を考えると、「全」と「段」が直接的に組み合わさって「総段」という形になりそうですが、これは一般的な二字熟語ではありません。「台」と「二」を組み合わせて「台二」を形成することもできますが、これも一般的ではありません。

「全」「八」「段」「二」「台」を組み合わせると、日常でよく使用される二字熟語「段階」が考えられますが、これに「全」「八」「二」「台」をどう組み込むかはもう少し考えが必要です。

もし正解が「段階」ではない場合、正解を教えていただけますか?それによって、どのように各要素が組み合わされるのかを理解することができます。

 知識量では人間を圧倒していても、推論はかなり苦手なようです。ちなみに答えは「鍛冶」です。答えにたどり着けなくてもいいから、いいところまでいってくれ。

You
「木」「一」「二」「八」「一」

「木」「一」「二」「八」「一」の要素からなる二字熟語を考える場合、「木」と「一」「二」「八」「一」を組み合わせて「本」やその他の漢字を形成する必要があります。

「木」は明らかに主要な要素であり、「一」「二」「八」「一」の数字をどのように組み合わせるかがポイントです。考えられるのは、「木」の周りに「一」「二」「八」「一」を配置して別の漢字を形成することですが、これだけではすぐに明確な答えが思い浮かびません。

正解をお教えいただければ、どのようにこれらの要素が組み合わさっているかを理解する手助けとなります。

 ついに諦めたか。答えは「未来」です。まだ前半五問だぞ? しかも予想以上に文字数使ってるし。もう先は見えていますが全問出題しましょう。第六問。

You
「口」「二」「木」「西」「二」「小」

「口」「二」「木」「西」「二」「小」の要素から成る二字熟語を考えると、以下のような解析が考えられます。

- 「口」と「小」を組み合わせて「叫」を形成することができます。「叫」は「口」と「小」の要素で構成されることが一般的です。
- 「木」と「西」からは「柿」を形成できますが、「柿」はこの場合に当てはまらないようです。
- その他の「二」を含めて別の漢字を形成する必要がありますが、一般的な組み合わせからは明確な答えがすぐには浮かびません。

正解をお教えいただけると、どのようにこれらの要素が組み合わさっているかを理解する手助けになります。

 答え「目標」

You
「易」「土」「土」「一」「見」

「易」「土」「土」「一」「見」の要素を組み合わせて形成される二字熟語を考えると、以下のような解析が考えられます。

- 「易」はそのまま漢字の一部として用いられることが多いですが、他の要素と組み合わせる場合も考えられます。
- 「土」と「土」を合わせると、「士」が形成される可能性がありますが、「土」が二つある場合は他の漢字に結びつくこともあります。
- 「一」と「見」を組み合わせることで「見」の形が変わる可能性も考えられますが、単純な組み合わせで「見」が使用されることが多いです。

「見易い」という二字熟語が考えられますが、この場合、「易」と「見」が直接的に関連し、「土」「土」「一」の要素がどのように組み込まれるかはもう少し考える必要があります。もし正解が「見易い」ではない場合、正解を教えていただけますか?それによって、どのように各要素が組み合わされるのかを理解する手助けになります。

 答え「現場」

You
「糸」「士」「口」「口」「木」「一」

「糸」「士」「口」「口」「木」「一」の要素を使って形成される二字熟語を考えてみましょう。

- 「糸」は多くの漢字で「糸」部を形成するために使われます。
- 「士」は「土」と「一」から成る基本的な漢字ですが、他の漢字の部分としても用いられることがあります。
- 「口」は二つあるため、これが何か特定の漢字の一部を形成することを示唆しています。
- 「木」と「一」は単体で使用されるか、他の漢字の形成に貢献する可能性があります。

考えられる二字熟語としては、「話術」が思い浮かびますが、これは直接的な組み合わせではなく、推測に過ぎません。正解をお教えいただけると、どのようにこれらの要素が組み合わされているかを正確に解析することができます。

 答え「結果」

You
「二」「二」「口」「口」「五」「言」

「二」「二」「口」「口」「五」「言」の要素を使って形成される二字熟語を考えてみましょう。

- 「言」は漢字の基本要素として直接使用される可能性が高いです。
- 「二」や「口」はそれぞれ二つずつあり、これらがどのように組み合わさって他の漢字の部分を形成するかがポイントです。
- 「五」も特定の漢字において重要な部分を形成する要素です。

一つの考えとして、「二」や「口」から「品」を形成し、「五」や「言」で「語」を形成することが考えられます。この場合、二字熟語として「品語」や「語品」が考えられますが、これは一般的な用語ではありません。

正解をお教えいただけますか?これにより、どのようにこれらの要素が組み合わされるかを理解することができます。

 「語」までたどり着いてなぜ正解できない。答えは「言語」

You
「三」「一」「口」「三」「糸」「十」「十」「口」「一」

「三」「一」「口」「三」「糸」「十」「十」「口」「一」の要素を組み合わせた二字熟語を考えてみましょう。ここで、二字熟語として適切な組み合わせを見つけるために、各要素がどのように関連しているかを分析します。

- 「三」や「一」は基本的な線形の要素で、多くの漢字の形成に使われることがあります。
- 「糸」は特定の漢字の部分に使われることが多く、「十」は構造を強化するために使われます。
- 「口」は漢字の一部として直接使われることが多いです。

これらの要素から一つの可能性として、「線」と「言」の組み合わせが考えられますが、この組み合わせはまだ完全な解答には至っていません。「糸」と「十」「十」を組み合わせて「細」や「経」などを形成し、「三」「一」「口」で「品」や「笑」を考えることもできますが、これも正確な解答とは異なるかもしれません。

正解を教えていただけると、どのようにこれらの要素が組み合わさっているかを理解する手助けになります。

 答え「訓練」

 ということで、まさかの全問不正解という過去のChatGPTの活躍(?)からは想像もできない結果となりました。
 もしかしたら、僕は無意識のうちにChatGPTを過信していたのかもしれません。AIだから多少はできるだろ、みたいな。AIに対する見方を考え直さなければなりませんね。
 今後はAIはどのようなことが苦手(得意なことも)なのか、もっと深堀りしてみようと思います。では、今回はこの辺で。


この記事が参加している募集

AIとやってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?