中畑裕子(yukonakahata.com, sustainaseed.net)

サスティナシード(株)代表取締役CEO、https://db.sustainaseed…

中畑裕子(yukonakahata.com, sustainaseed.net)

サスティナシード(株)代表取締役CEO、https://db.sustainaseed.net/(株)ナック社外取締役  英国MBA卒。 サスティナブルを当たり前に。より良い社会を後の世代へ。SDGs/ESGの推進を支える事業者の皆さまを応援していきます!

マガジン

  • サスティナビリティ・SDGs・CSR・ESG

    サスティナビリティ、SDGsって、具体的にどんな事だろう?CSRでは何をすべきなのか。ESGはどこまでやれば良い?など、、、 サスティナシード株式会社のCEOとして、上場企業の社外取締役として書いてみたいと思います。

  • 女性のキャリア

    好きな教科以外勉強しない、何になりたいか明確に考えていなかった私ですが、当時勤めていたベンチャー企業で子会社社長に抜擢され、2002年にいわゆるガラスの天井を突破致しました。 日本の上場企業の女性役員比率は2020年が6.0%、2021年は7.4%(商工リサーチ)、世界経済フォーラムによるジェンダーギャップ指数(2021年)は156か国中120位という、G7では最下位、G20でもほぼ最下位という現状です。 6割の人がロールモデルが近くに居らず、8割の人が相談相手(メンター)も居ないというデータ(アデコ)を読み、私の経験や考えをシェアすることで誰かの為になったら良いな。と考えるようになりました。 もちろん、私の経験がすべてのケースに当てはまるとは思いませんが、何かのヒントになれば幸いです。

  • 起業・経営

    アントレプレナー・上場企業役員としての経験や思う事をシェアしたいと思います。

  • グローバルって何ぞや?!

    国際化が進む現代では、異なる文化背景を理解し、適応する人材をグローバル人材と呼んでいます。著者が海外在住時や海外出張時、また異なる国籍の友人達を通して身をもって体験した事などを記載していきます。

最近の記事

  • 固定された記事

プロフィール

個人サイト: https://yukonakahata.com サスティナシード: https://company.sustainaseed.net/ 勤めていたベンチャー企業が2002年に上場し、同年に子会社社長に就任。3期代表を務めた後、独立起業。5年後売却し香港へ。🇭🇰 (*トップ画像は当時住んでいた香港の部屋からの景色。) 香港には7年在住し、永久居民IDを取得。多国籍企業にて、東南アジアでの新規事業立上げを複数経験。フルタイムで働きながら、オンラインで英国MB

    • 国際女性デーに物思う

      今日は国際女性デーということで、海外のVCが主催する女性起業家のトークイベントに呼ばれております。 今となっては昔話になりますが、20代の頃、ベンチャー企業で働いていた際に、男性の同僚たちがどんどん出世していく様子を目にして、どうして同じ成果を出しても私は昇進出来ないのか。性別が女だからなのか。と何度も社長に直訴した事が思い出されます。 結果的にはその数年後、飛び級の昇進をすることが出来たのですが、それまでは耐え忍ぶような気持ちでした。 そして、これは性別には関係しない事

      • サスティナブル・ビジネスディレクトリα版をリリースした経過について

        先月、SustainaSeed DBα版が出来ました。 という記事に書いた通り、サスティナブル課題解決製品やサービスを持つ企業の為のグローバル・リスティングサイトのプロトタイプをリリースしてから3週間が経過しました。 https://db.sustainaseed.net/ 本日現在23社のリスティングが掲載されております。 α版の為、直接お声がけさせて頂いた企業さまのみの掲載となっておりますが、特に海外からの企業さまからの評判は日本マーケットにアクセスできることが最大の

        • SustainaSeed DB α版が出来ました。

          https://db.sustainaseed.net/ 私たちサスティナシードは、サスティナビリティに特化したスタートアップです。2022年4月、私たちの最初のプロダクトとして、サスティナビリティの向上を目指し、SDGsに取り組む皆さんをサポートする購買・寄付型のクラウドファンディングプラットフォームをつくりました。多くの素晴らしいサスティナブルソリューション製品やサービスをお持ちの様々な企業様との出会いがありました。 ユーザの皆さんのフィードバックをもとに、私たちの2

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        記事

          CSR評価のしかた

          サスティナビリティには環境、人権、ガバナンスなど多くの事項が含まれています。 どこまでやれば良いのか、はっきりとしたゴールがある性質のものではなく、どんな存在であるのか、がポイントとなる為に、困惑される方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 CSR(企業の社会的責任)を評価する為には、まずは以下の大枠の取組みピラミッドが参考になります。 企業の成績は、一般的にはいかに売上・利益を上げるかで評価され、良い成績を収める事が求められる事項の大前提となっています。そして法律に

          スタートアップにもESGが必要な理由

          ESGは大企業や投資家だけが気にかけていれば良いものでしょうか。 いいえ、違います。 スタートアップにも初期からESGの観点は必要と言えます。その理由を解説したいと思います。 1. スタートアップの事業活動は利己的のみでは限界あり 起業する動機として、お金持ちになりたいから、周囲に認められたいから、などを一番に挙げた場合、その願望は叶えられる可能性はありますが、企業の目的が”自分の為”である際には限界が生じます。もちろん、誰かの課題を解決する事がビジネスですが、特に急成長

          スタートアップにもESGが必要な理由

          経営×サスティナビリティ

          なぜサスティナブルビジネス戦略が必要なのか 最近の経営では、売上・利益のみならず、非財務分野の情報開示が求められるようになりました。非財務分野とは、人権や環境など、直接利益に関わりは無くとも、企業として倫理・社会的に配慮すべき箇所を指しています。 2022年4月に改変された株式市場では、トップレイヤーである、プライム企業にこの非財務分野の情報開示が義務化されることとなりました。 Q. では、この非財務分野については、上場企業のみが取り組むべきものなのでしょうか? A. 違

          トリプルボトムライン、世界的権威との対話

          CSRやサスティナビリティに関心のある方々は、トリプルボトムラインという提言をご存知ではないでしょうか。トリプルボトムラインとは、1994年に事業家のジョン・エルキントン氏が提唱したもので、企業は財務報告以外にも非財務活動について報告する義務があるというもの。 Profit:利益 People:人(社会) Planet:(地球環境) の3つを提言していることから、トリプルボトムライン、3BLと言われている。 私がビジネススクールで学んでいた時、ビジネス倫理とCSRという

          トリプルボトムライン、世界的権威との対話

          講演手記 ◆仕事における変化への対応◆

          先日、上場企業の次期役員候補育成プログラムの一環として、私の仕事における変化への対応と過去のジレンマについて講演して欲しいというご依頼を受け、1時間お話をさせて頂く機会がありました。 主にお話した仕事の変化は以下の3つ。 1.いきなり子会社社長 2.独立・起業 3.自社売却・香港へ それぞれのさわりの部分のみかいつまんで記述してみたいと思います。 1.いきなり子会社社長 これは、当時勤めていたベンチャー企業での出来事です。 急成長期という事もあり、がむしゃらに働く日々が

          講演手記 ◆仕事における変化への対応◆

          SDGsへの取り組みインタビュー

          小学校6年生、Amyさん 小学生がSDGsに関心を寄せて、実際に活動をしていると聞き、サスティナシードがインタビューさせて頂きました。 Amyさん:きっかけは募金箱でした。最初はお金を入れるのが楽しかったのですが、募金箱が何種類かあるのに気が付きました。東日本大震災、アフリカ、カンボジアと3つありました。東日本大震災とアフリカは分かりましたが、カンボジアについて知らなかったので、お母さんに聞いてみたところ、自分で調べなさいと言われたので、調べてみることにしました。 調べ

          SDGsへの取り組みインタビュー

          とりあえずやってみる理由

          クラブハウスを通じて世界ワールドピッチコンテストを知ってノリで申し込んだところ、日本のファイナリストとなりました。 今現在はまだ資本を募る段階ではないため、コンテストへの参加目的としては多少ズレがあるかもしれませんが、参加することに意義がある!と思い、連日のブートキャンプに参加しておりました。 1日5時間! ×二日間+1.5時間+ 2時間のオンラインサポート、書類作りは連日夜中の2時までの日々が続きました。そして、とても素晴らしいことに、イベント主催側からメンターをそれぞ

          なぜ再び起業しようと思ったのか

          2021年6月にサスティナシード株式会社を設立しました。 これは私にとって2度目の起業です。 1度目の起業は2005年3月でした。 この時の起業は、IPOを果たしたスタートアップで子会社社長を経験し、3年後に独立したものでした。 結果的に、この会社は2010年に売却しました。 そして、海外在住経験を経て、転勤で日本に戻り、なぜ再び起業しようと思ったのか。 2017年2月末に帰国し、その当時勤めていた企業のグループ法人11社の統括管理を経験したり、上場企業の社外役員を務め

          なぜ再び起業しようと思ったのか

          来年の市場改変を機にESGが更に加速する?!企業のリーダーが目指すべきところとは?

          2022年4月に株式市場の区分けが改変され、「東証一部、二部、ジャスダック、マザーズ」などの呼び名がなくなり、プライム、スタンダード、グロースとなる予定と発表されている。東証によると、”日本経済の持続的成長に向けて、上場会社各社の中長期的な企業価値向上とベンチャー企業の育成が必要かつ不可欠”であることが理由だそう。 この改変では、企業が取り組むべき指標を具体的に示した、”コーポレートガバナンスコード”が改訂され、多様性の確保やサスティナビリティに関する項目が新たに追加されて

          来年の市場改変を機にESGが更に加速する?!企業のリーダーが目指すべきところとは?

          学歴は後からでも変えられる話

          私が学生の頃は、「古文や微分積分なんて社会に出ても使わないでしょ?!不必要なものは勉強なんてしたくない!」と考えていて、実際に興味のある教科しか勉強しないダメ学生でした。 学歴なんて就職する時だけのものと考えていたのですが、社会人になって愕然としました。学歴は事あるごとに質問されるトピックであり、一生ついて回るものなのか?!さらには海外に出ると周囲の人たちの学歴の高さに遭遇。 今でこそ英国MBAを取得しましたが、それ以前の私の最終学歴は短大英文科卒、しかも、偏差値は至って普

          学歴は後からでも変えられる話

          中学レベルの英語をビジネスレベルに上達させる方法

          今となっては私はバイリンガルと自信を持って言えますが、実際のところ、英語を習得したのは、大人になってからの地道な独学の積み重ねでした。留学経験があると勘違いされることがありますが、英国MBAを習得したのは2019年で、海外在住したのは2010年~2017年で、2010年当時は片言の英語力でした。 私の母方の祖母は2014年に94歳で他界していますが、その当時の人としては珍しく、流暢な英語を話す人でした。戦後、米軍基地で高官の秘書として仕事をしていたこともあるそうで、海外の友

          中学レベルの英語をビジネスレベルに上達させる方法

          ジェンダーギャップとインポスターシンドローム

          日本のジェンダーギャップ問題については、オリンピック組織委員会の元委員長の発言を機に、「それはおかしい。」とおかしなものをおかしいと言えるようになってきたように思います。 しかしながら、世界経済フォーラムが毎年発表しているジェンダーギャップ指数によると、わが国日本は2020年と2021年では、156か国中、121位から120位という、(2020年は153か国)わずか1ポイント上昇したのみで、相変わらずの状況です。 ビジネスのシーンでも、思い切りバイアスがかかった状態で女性

          ジェンダーギャップとインポスターシンドローム