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「雨の日にしたいこと」第九回 見た目で味は決まらない

どうしてなんだろうか。
焼き菓子を作ると見た目が悪い方が美味しく出来てしまう。

米粉クッキーを作った。
2024年の2月は米粉を使うことにハマっている。
この米粉が案外扱いづらくて、玉子焼きに入れたらダマがなくならず、シチューにしようとしたら弾力があり過ぎた。

ようやく美味しい!と思えるものができたのに、これが見た目が悪いのだ。

見た目が悪すぎて広げて写真を撮る気になれず、深皿に入れた。ドライフルーツチョコクッキー。

もともとシンプルな米粉クッキーを作る予定だった。

今回はちゃんと分量を量ったけれど、結局作りながら粉など足していつも通りの目分量になった。
焼きたてを箸で摘んだら粉々になった。
打ち粉も米粉。

米粉がやっぱり扱いづらくて、ボウルの中ではまとまらず、ビニール袋に入れて捏ねた。さらにベタベタして生地を延ばすのが難しいと思い、冷凍庫に放り込んだ。

冷凍庫から取り出したら固すぎたので、しばらく放置してビニール袋から四苦八苦しながら生地を剥がして、米粉で打ち粉して丸めて延ばした。

型抜きをしたあと、余った生地がこれ以上打ち粉と混ざるのも困ると思い、紅茶に入れようと冷凍庫にしまっておいたブランデーに漬けたドライフルーツを投入して、チョコソースをかけてちぎって丸めた。

・・・生地がベチャベチャになったら困ると思ってチョコソースをかけてさらにベチャベチャにするという謎。自分で自分の行動原理がわからない。

しかし、広げて並べても写真を撮る気にもなれなかったのに、食べてみたら、これがとってもおいしかったのだ。

米粉ってフルーツと相性が良かったのか。
あるいはブランデーが合うのか。
風味が抜群にいい。
見た目はすこぶる悪いがおすすめだ。

米粉のドライフルーツクッキー。
ぜひ、お試しあれ。
私は米粉の扱いづらさから、また、作る気になれるかわからない。
また、分量をはかってないから同じように美味しくできるか分からない。

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