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「窓辺の猫」第四十五回猫活をはじめるかもしれない・・・

どうも猫中毒です。
愛着心が強い性格なのかもしれません。
庭に居着いた猫たちに絆されています。

というのも妊娠中の猫が子育てを継続しているからです。
ネット情報によれば、猫は生後4ヶ月から6ヶ月ほどで自立して子猫たちは追い出されるようにして自分の居場所を探しに旅立つか、母猫が子猫たちを置いて出ていくそうです。

しかし、我が家の庭に居着いた猫たちは、どう考えても子猫が生後5ヶ月以上にはなっているのに、自立せず家族で過ごしています。
親猫たちがガリガリでなく見た目が綺麗なのでやっぱり飼い猫なんじゃないかとここ半年以上見守って来ました。一度でも触ったことはありません。
しかし、家族は出て行かず、洗濯物を干しに出ると父猫が玄関に座って待っているようになりました。
擦り寄っては来ません。家の中に入れてほしそうです。
とうとうSNSで飼い主の募集をはじめました。
飼ってくださる方は見つかりません。

このまま猫家族が居着いて子育てを継続するとなると我が家は猫屋敷になってしまいます。古い田舎の庭ですので、鳥もたくさんやってきます。昨年まではキジバトも営巣していました。
周辺は犬を飼っておられる家ばかりで、猫たちは暮らしに困らない・・・はずないんですけど。

昨年からガリガリ猫をよく地域で見かけるようになりました。やはり洋種(或いはそのハーフ)で野良親からの野良生まれより体格が良いので、狩猟性に優れているのでしょうか。父猫はボスになり、他の猫が来ると追い出しているそうです。
母猫は長毛でもしかしなくても大型猫種かもしれません。メスだと普通の猫くらいの体格の場合もあるようです。
もしかして、ラガマフィンとかスコティッシュフォールドの健康体ではなく犬並みに賢いとかいうサイベリアンなのでしょうか。
プーチン大統領が秋田犬のお礼に日本に贈ったというあの猫?しかし、見た目が違うような?私が知らないだけで、賢く愛情深い猫は多いのでしょうか。

我が家の室内飼いの猫たちは、猫家族が居着いてストレスを感じているようです。

トンボ猫はスプレー行為(雌猫)。
セミ猫は毎年の如く春先動物病院へ。

セミ猫だけでなく、トンボ猫も窓辺でボス猫に唸るようになりました。

そして、トンボ猫は外に出ないものと油断した先日。
宅配便の応対に出た母がリビングの扉を閉め損ね、その母の足元を擦り抜けて外に出て喧嘩先にいたボス猫に飛びかかり、ボス猫に返り討ちをくらい、右肩を噛みつかれて流血。いや、ボス猫が怪我した可能性もあります。
いや、もしかしなくてもセミ猫が先に脱走して飛びかかって家の中に逃げ込み、後からトンボ猫が加勢に行ったのかもしれません。
後日、セミ猫の右肘の方にトンボ猫よりひどい怪我を見つけました。トンボ猫だけが出ていた事しか把握していないのでわかりません。我が家の二匹を返り討ちにしたのでしょうか。セミ猫ならボス意識が強いので、自分からボス戦を挑みに行く事はあり得ます。

玄関外に血が点々と落ちていました。二匹ともワクチンは打ってます。二匹とも幸い大した怪我ではなく、牙痕は瘡蓋で塞がっています。洗ってノミダニ薬をつけた当日でした。

ボス猫に投げ飛ばされ(6キロ近い猫を投げ飛ばす怪力)玄関扉に叩きつけられて、すぐに家の中に逃げ込んで帰ってきたようです。よくボスが追いかけて家の中に入って来なかったものだと安堵しています。

誰か飼ってくる人が見つからないと世話したらなし崩しに飼うことになると恐れてきました。しかし、どうも捨て猫家族のようで、妊娠を繰り返し庭から出て行かないとなると話は別です。このまま何もしないと我が家が猫屋敷になってしまいます。

我が家の近くには空き地やほぼ使用されていない空き地公園もあります。ひと家のない時間帯に猫を捨てるのは簡単です。

解決策を探して来ましたが、我が家で起こした問題でなかったとしても野良猫の繁殖は我が家で起こっていることです。ノミダニの大繁殖も避けたいところ。人間につくと人間も死ぬマダニがいるらしいのです。

父が改修している蔵はオンボロですが、猫の経過観察に使うくらいできそうです。
今可愛い元気なさかりに募集しても飼ってくれる人が見つからないのに、今後果たして飼ってくれる人が見つかるのか。
或いは妊娠中の母猫が出産したら、猫家族はどうなるのか?関係性が変わって一家離散か。それでも母猫と新しい子猫は残るのでしょう。

今はまだ警戒されているので、今後捕獲を試みて解決策を模索するつもりです。
年度変わりだと行政や法人の相談が難しいようで、県内に新規で預かってくれるところもないようです。
我が家が猫を集めたわけじゃない!と言いたいところです。それをぶつける先もなく・・・。

窓を叩いて猫家族が挨拶に来る問題もあります。父が鉢植えの棚に作ってくれたものは猫の居座り場になっています。
しかし、それを退けても身を乗り出せば窓に届くようです。
また、我が家の仏間にはその外に動かせない重さの切り石の椅子があります。それに乗られると網戸が壊されてしまうので(昨年2度張り替え)、リビングに来られる方がマシです。すりガラスの窓も古いので割れそうで怖くて。

いろいろ猫に困っている事はあります。
しかし、猫はただ生きているだけで好んで問題を起こしているわけではありません。
また、捨て猫と決めつけていますが、父猫は代々野良かもしれません。その場合、現代人に罪はないです。だって猫は平安時代には日本に持ち込まれて繁殖したらしいので。
解決策は見つかりません。
しかし、どうにかしなければなりません。
地域に保護施設はなく、地域猫も認められていません。餌やりは禁止されているので、今後責任が求められるでしょう。
4月まで警戒が解けなければ、捕獲器を使おうと考えています。
かわいそうなので、せめて子猫くらいもっと平和な方法を使いたいのですが、今のままだと無理そうです。

それにしても、一気に4匹増し、いや多分生まれて来る猫を合わせたら6匹以上増。我が家に8匹超えの猫。もはやちょっとした保護活動じゃありませんか。いや、困っていてやむにやまれずなので、保護活動というのはおこがましいですよね。
よくて猫活といったところでしょうか。

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