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結婚相談所にはヤバい奴しかいないのか

ノンフィクションで改めて話題になった『結婚相談所』

それぞれ訳ありの結婚したい男女が自らを研磨しながらお見合い相手と向き合う姿に、思わず見入ってしまった方も多いのではないでしょうか。

登場人物に自分を重ねて思わず応援する人。
あまりに無神経な誰かに腹をたてる人。
Xの#ノンフィクションには、様々な声があふれていました。

ただ一つ気になるのは、そんな声の中に少なくはない数、「結婚相談所」そのものへの批判や、幻滅する声が混ざっていたこと。


やっぱり結婚相談所にはヤバい奴しかいない

Xに踊るそんな言葉たちはまさに、私たちがこの業界に携わる中で耳が腐るほどに聞かされ続けてきた偏見を具現化したものたちでした。
そしてそんな声の中、同時に湧いてくるのは自称経験者。

私(僕)も相談所にいたことがあるけど、マジでヤバい奴しかいなかったよ


過去にも同じような文言で地味なお笑い芸人の写真を並べ、「プロフィールはこんな人ばかり」と呟いたポストがバズっていたのが記憶に新しいですよね。
 

それでは実際に、結婚相談所には「ヤバい奴」しかいないのか。

その点については、即座に否定させてください。
断じてそんなことはありません。

私自身過去には相談所に偏見がありましたが、実際にナレソメに関わり始めて、相談所に生息する男女の「まともさ」に驚きました。

容姿端麗高収入で常識人、おまけに謙虚。そんな、寧ろアプリでは希少価値の高いような人種がゴロゴロと転がっているもんだから、「あの偏見はなんやったんや」と拍子抜けしたものです。

成婚インタビュー


では、相談所にはハイスペやイケメンだけが集まる?
相談所にはヤバい奴がいないってこと?
これも違います。

相談所は決して、現実世界と切り離されたユートピアではありませんから。


ナレソメは入塾において審査がありますが、他の相談所さんの中にはとりあえず誰でも入会させる…という方針のところも少なくはないので、結果的に会員全体の中にヤバいやつのプロフィールが存在しているのは間違いないでしょう。

結婚相談所は、地獄でもなければ、ユートピアでもない。
あくまでも社会の縮図なのです。

だから当然、入ったからといって誰でも日常ではお目にかからないようなハイスペ、謙虚美女ばかりと出会えるのか…と問われると答えはNOですし、反対にそもそもが日常生活では目も合わせたくないような「ヤバい奴」ばかりが蔓延っているかといえば、それもNOです。

では、「素敵な人」と「ヤバい人」が入り乱れる相談所の中で、「相談所にはヤバい人としかいない」と講釈垂れる自称経験者たちは、嘘をついているのでしょうか。

実はこれもそうでもなくて、おそらく彼ら彼女らは「ホントのこと」を言っていると思います。

どういうことか。

さて、ここからは一部の方には耳の痛い、現実の話をします。

まず、結婚相談所という場所は、想像よりも遥かにシビアな場所だということをご理解いただきたい。

「お金を払ったから」と言うだけで、自分とは不釣り合いなほどにスペックの高い相手を当てがってもらえるような、そんな夢のように生ぬるい場所ではない。

結婚相談所は、戦場。
会員誰もが「自分史上最高の相手と結婚をする」いう目標に短期間でありつくために必死で戦っている、そんな血生臭い場所なのです。

しかもそこにいる人達のレベルは、年々上昇し続けている。とくに条件の良い人を狙おうとすればライバルだって、弱くはない。

そこにいる人たちの目的はたったひとつ。「結婚」です。
出会う全員に結婚願望があるわけで、その点だけみても現実世界の合コンとか、マッチングアプリとは状況が違うわけです。

だって全員が、「結婚」のために動いているから。
そこに、あほみたいなお世辞や妥協は存在しない。

ただの穴モテ対象で良いなら、一夜を過ごす相手として自分よりも遥かにレベルの高い人とマッチングする可能性はある。だけど、結婚相談所では基本的にそんなミラクルが起こらない。

相手も「自分史上最高の相手」を求めているわけですから、わざわざ自分よりスペックの低い方に時間は使いません。プランナー達もそれを理解していますから、基本的にその人に見合った相手をおすすめします。

これが、外の世界との大きな違いです。

「結婚」が目的となると、男女ともにガラっと目の色が変わり、そのへんの自由恋愛と比べて、よりシビアに細かく、相手のステータスを分析しはじめます。

恋人にするだけなら許されたであろう顔だけゆるふわメンヘラも、口だけイケメンも、婚活市場になると途端に門前払い。一蹴されます。

まあ、当然と言えば当然です。そうするとどうなるかと言うと、必然的に「マッチングできる相手はあなたと同等レベルの相手」になってきます。

誰もが選ぶ立場であると同時に選ばれる立場なわけです。そうなれば必然的にあなたは、あなたのレベルに見合った人としか、お見合いのチャンスがないことがほとんどなんです。

また同時にプランナーからも、「あなたのレベルに見合った相手」とお見合いを組むことを勧められるでしょう。
その中で相手へ求めるスペックも絞らなければならなくなるタイミングも出てくるかもしれません。

年齢か、年収か、顔面か、場所か…。
あなたのスペックを見た上で、相手に対してあまりに求めすぎだと判断されれば必然的にどこかを諦め、あなたの理想も、手の届く範囲のレベルに合わせていく必要があります。

なぜなら貴方自身が自分の市場価値を実際の市場価値よりも遥か高くに設定してしまっている場合、あなたが思う「自分にふさわしい妥当な相手」は、実はとんでもない高望みだったりする場合があるわけで。その場合はすなわち相手から見た時、あなたはお見合い相手として「とんでもない妥協」だということになってしまうわけですよね。

こうなるとお互い、時間の無駄。あなたが相手選びを妥協したくないのと同じように、相手だって妥協したくない。当たり前の話です。

こうして書き出してみればごく真っ当な、とくに問題がなさそうな、「当たり前」のシステムに思えますが、実はこの現実が受け入れられないと、不満を感じる人が出て来るのです。

どういう人が不満を感じるか。
ズバリ、自分のレベルを勘違いしている人です。

自分の市場価値を高く見積り過ぎていると、例え同等レベルの相手がやってきたとしても、その人にとってはどうしても「格下」に思えてしまうわけですね。
そうなると不満爆発。「あんなに大金を払ったのに!」となるわけです。

ノンフィクションで実家暮らしの男性相手にピリついていた女性、恐らくこう言う心理です。

ここまで書くと、「相談所ではヤバい奴としか出会わない」と語る人たちの言葉の意味が、なんとなく透けてくるかと思います。
端的に言えば、婚活で出会う相手は自分自身の鏡。

相手がヤバい人ばかりであるなら、それをひくその人もまたヤバい人である可能性が高いわけです

そして悲劇的なのが、誰もが相談所に入るまでこの「自分のレベル」をかなり高く見積もりすぎているということです。

だからこそ、相談所でお見合い相手を見た時に、自分と見合っていないように感じる相手に心底ギョッとして、「私はこんな人で妥協したくない」「相談所には自分と見合わないヤバい奴しかいない」という想いや言葉が出てくるわけですね。

ちなみにそういうことを言っている人たちが顔出しアカウントだったケースを、ほとんど見たことがありません。

気持ちは分かる。
自分のレベルを高く見積もっていれば、お相手にも同じレベルを求めてしまうのが当然。だからこそ現状の相手には魅力を感じない。それは「妥協」ではないか。

だけどそこは現実を見ましょう。
我らが勝倉塾長の言葉を借りて言うならば、現実にはその相手、その人にとっては「妥協」ではなく、あくまで「妥当」な相手なんです。

「何言ってるの!?私は今まで散々イケメンやハイスペに言い寄られてきたわ!」

分かります。だけどそれはあくまで目的が「結婚」ではなかったから。現実問題、その「言い寄ってきたイケメン」の中には、あなたへプロポーズしてきた相手はいなかったわけですよね。

結婚相談所に、今まで出会ったような素敵な異性が存在しないわけではありません。相談所にはイケメンもハイスペも、美女だっています。

それならどうしてあなたはその人たちと出会えないのか。

「結婚」を目的とした場合、今まで出会ってきたレベルの異性は、あなたを切り捨てた、というのが現実です。

因みにもちろん、逆のパターンだってあるんです。自分の偏差値を低く見積り過ぎている人達は相談所に入ると、「僕(私)にもったいない人ばかりだ」と驚く人が多いです。

例えば今までアプリを使ってもイイねひとつ貰えなかった男性が、相談所に来た途端に爆モテ、というのは、よく聞く話です。

婚活体験談

この場合、ビッグマウスヤリチンが蔓延るアプリの中では目立たず、その誠実さを「パっとしない」と評価されていた男性が、結婚相手として見た時には実は最優良物件であった、というケースが多かったりします。

今までひたすら女性にイイねをしてもスルーされ続けてきた人が、突然引くて数多になるわけで、そりゃあこっちのパターンも驚きます。

これらのことから言えるのは、男性女性に関わらず、良い意味でも悪い意味でも、「結婚」となるとみんな、相手を選ぶ基準が変わるわけです。


と、こんな内情を知っているからこそ私たちは、自称経験者が「結婚相談所なんて変な奴としかマッチングしないよ」と語るのをみると、切ない気持ちになったりするわけですよね。

きっと、彼ら彼女らにとってはそうなのでしょう。だけど、うん、そうだな、全員はそうじゃないんだけどな、と、なんとも言えないわけです。

はあ、厳しいですね。
だけど実際婚活って、結構厳しいんです。
多くの人にとってその時間は、今まで生きてきた人生の中で最も、自分と見つめ合う時間だったりします。


優しい言葉で寄り添うのは簡単です。
共感は居心地が良いし、一見絶望から掬い上げてもらえるような気持ちにもなるから。

事実はこうだけど、分かるよ、嫌だもんね、しょうがないよな。事実はああだけど、まあでも感情はこうだからね、あなたは悪くないよ、大丈夫。

私も昔は、そんな発信ばかりをしてきました。
どんな状況の子にも、「大丈夫」とだけ言って具体的なアドバイスをしなかった。その方が有り難がられたし、ファンと名乗ってくれる人も増えました。

だけどそうやって活動してきて数年。
結果的にどうなったかと言うと、ほとんどの人の状況は悪化していきました。
いくら話を聞いて慰めても、寄り添っても、結局本人は同じところでぐるぐるとまわって、決して好転していかない。しばらくするとまた同じ悩みを持って、私のところにやってきて、泣いている。救えなかった人もいる。

理由はわかっています。
苦しいことに、現実は厳しいんですよね。
共感してもらって一旦はやり込めたつもりになっても、苦い事実は変わらずに現実としてそこにあって、いくら感情に逃げたり言い訳したところで、現実世界はうんともすんとも変わってはくれない。

その人を取り囲む現実がより良い方向に動き出すのは、涙を拭って自らの感情を切り離し、苦い事実に向き合えた時のみです。

だからこそ私たちは、現実を伝える。
敵が増えたとしても、一時的に傷つく人が出たとしても、その先にある幸せのために、伝え続ける。


ノンフィクションを見て、そして番組への声を見て、「相談所なんて」と思ったあなた。
そんなあなたこそ、ナレソメ予備校に来てください。

結婚相談所のレベルは年々上がって来ています。
「結婚相談所は結婚できない高齢者が最後の砦としてやってくる場所」なんて時代は、とっくの昔に終わりました。

ナレソメだけで言えばアクティブ会員の平均は男女ともに30代前半(女性31歳・男性33歳)。そしてその中の殆どの人達が、約7ヶ月で成婚退会します。

成婚インタビュー

今や「結婚したいならさっさと相談所」と言ったって、過言ではない。

その中でもナレソメは「結婚相談所⒉0」を目指しています。圧倒的なパワフルさを兼ね備えた細部にまで及ぶサポートは、他に類を見ません。

婚活は甘くない。現実を飲み込むのが苦しい瞬間だってある。自分が思ったような相手と、出会えないタイミングもあるかもしれない。

だけど、現実を知り、受け入れ、そして目標に向かって走り切ることができれば、誰だって自分史上最高な相手と結婚できる。

今の時代、別に無理に結婚しなくたって良いんです。
だけどそういう時代だからこそ、結婚願望がある人にとって自由恋愛は修羅の道。相手に結婚願望があるかどうかも分からない中、疑心暗鬼でひとり奮闘するのって、意外と苦しい。少なくともナレソメは、そう言う時に頼れる場所でありたいなと、そんなふうに思いました。

な、結婚相談所、悪くないやろ?

yuzuka

実は2月から、正式にナレソメの社員として働いています。
ここまでコミットすることを決めたのも、そこに確かな『愛』を感じたから。
他のお仕事も引き続き精力的にやらせていただきますが、胸のうちを表明したく。これからもyuzuka、そしてナレソメをよろしくお願いいたします。

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