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1~3話の事件が繋がり始めた。「アンチヒーロー」第4話感想

顔力対決、とか言ったら怒られますかね?笑

ここにきて、一気に連続ドラマ感が高まってきました。

明墨の行動論理の一角が明らかに

1話から4話にかけて明墨(長谷川博己)が担当してきた事件は、ジャンルも内容も勝敗も全てバラバラ。
しかしながら、今回のエピソードで明墨は警察や検察の裏にある闇を暴こうとしていることが明らかになった。

明墨は検察時代に、第1話から意味深に登場している志水(緒方直人)を救うことができなかった。だから弁護士となり、彼の無罪を証明しようとしている。

また、今回は彼を陥れた人間の一人として千葉県警刑事部長・倉田(藤木直人)が登場。
日曜劇場への出演は26年振りということで、隠し玉を持ってきたなーという感じです。イケオジだなー。
実質的にヒロインの位置にいる四宮(堀田真由)の父親ということで、今後物語に深く絡んできそうです。

しかしながら、この点が線になる感じのストーリーテリングは気持ち良いですね。
第4話ということで間もなく序盤とも言えなくなってくる。
中盤に向けての伏線をこれでもかと撒いてきています。


事件の方も期待できそう

3話は事件の規模も変に大きいし明墨が(敢えてだけど)負けるしで正直ちょっと見ごたえがなかったんですが、今回の事件は中々面白いですね。

被害者と思われていた仙堂(早見あかり)が被疑者である来栖(渡邊圭祐)にストーカーのごとく執着していたという裏切りや、宇野(和田聰宏)が来栖に『1人目と2人目の犯行は認めて、3人目は否認しろ』と指示したことに残る謎など、見どころがたくさん。

すべてを悟りきったような明墨があっさり負けちゃう3話はちょっとカタルシスが足りなかったんですが、今回の事件はわざわざ宇野から奪い取っていますからね。さすがに負けるわけにはいかないでしょう。
今回は爽快な明墨の勝利が見れそうです。


赤峰と四宮はどう動くか

明墨の能力に圧倒されつつも考え方を理解できなかった赤峰(北村匠海)ですが、今回で明墨の真意を少しだけ知ることができた。
熱血漢の彼がこれからどう動いていくのか、注目です。

また、これまで欠点や隙がほとんど見えなかった四宮の過去や家族構成、明墨の弁護士事務所に入った経緯も明かされました。
千葉県警刑事部長である倉田を父に持つ彼女が今後キーパーソンとなることは明確ですが、おそらく家族への親愛と真実の追求との間で揺らぐことになるでしょう。
若者二人が物語にどのような影響を及ぼしていくのか、今後も目が離せません。

そして、4話のラストでついに相見える明墨と検事正・伊達原。
さあ、どんどん盛り上がってきました。
第4話で視聴率は一桁台に入ってしまったようですが、今後数字も盛り返せるか。

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