島川修一 TOBIRAプロジェクト始動!

自らの前前前世が中島敦だと信じて疑わない文筆家。就労継続支援A型事業所TANOSHIK…

島川修一 TOBIRAプロジェクト始動!

自らの前前前世が中島敦だと信じて疑わない文筆家。就労継続支援A型事業所TANOSHIKAで職業支援員として働く元教員。当事者による当事者のためのメディア「AKARI」、広報誌「TANOSHIKA TIMES」編集長。絵本等の制作企画「TOBIRAプロジェクト」で11作品を販売中!

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作っただけでは売れないこの時代に、私は、絵本を売りたいのです。

「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」という、ゼクシィのコピーがある。 時勢を捉えつつ、その価値を再定義するような、攻めたコピーとして話題になった。 僕も今、同じような想いで絵本などの創作物を製作販売する「TOBIRAプロジェクト」という企画を進めている。 今どき作っただけでものが売れる時代ではない。 福祉施設が作ったから、と言うだけで温情で買ってもらえるのではないか?という甘えた発想はこのリアリストには元より持ち合わせていない。

    • 人間生きてりゃ大小問わず間違える、コケる、ヘマをする。 だからこそ大事なのは転ばないようにすることではなく、間違えてもいいから何度でも立ち上がること。 間違わないように生きてると、間違ったことを最終的に認められなくなる。 間違ったことを認められるようになることが強さだと思う

      • 大きなタスクの抜き方

        「大きなカブ」の話を知らない人はいないだろう。おじいさんが自分が育てた大きなカブを家族やペットを呼んで、総出でうんとこしょと引き抜く話だ。 あんな風に、目の前にとても一人では完了できないタスクが立ち塞がることが働く上でも時々ある。 そんな時まずやるべきことは、「一人でやるのを諦めること」だ。 1日の時間が24時間で、腕は2本、頭は1つである以上、自分一人ができることなどたかが知れている。 まずはそのことを自覚して、変なプライドや遠慮は捨て、「カブを抜く」というタスクを

        • 本音を伝えないと正しい結果は返ってこない

          僕は残念ながら、非常に共感力の低い人間だ。 相手から出た言葉の意味は分かっても、何を考え、感じ、どうして欲しいかの全てを察することができるほど、できた人間ではない。 だけど、相手には誠実でいたいとは思っているので、何を考えているか、どうして欲しいのかは言語化して伝えてくれれば、なるべくそれを返したいし、 そうでなければ、相手の望む結果にはしてあげられない。 僕はさながら自動販売機みたいに、欲しいものがあるならそのボタンを押さないと出てこない人間だ。 本当は温かいコー

        • 固定された記事

        作っただけでは売れないこの時代に、私は、絵本を売りたいのです。

          人の手を借りるのは悪いことではない。 人の手を借りてまで成し遂げたいことがないことの方がよほど問題だ。

          人の手を借りるのは悪いことではない。 人の手を借りてまで成し遂げたいことがないことの方がよほど問題だ。

          創る人にしか分からない痛み

          今事業所で進めている創作物の制作・販売企画、「TOBIRAプロジェクト」で、小説を一から書いてKindleで販売までできた方がいる。 販売して現在2冊が売れた。 その方から「あれが世間に晒されていると思うと」と、マイナスに捉えておられるというのを先日聞いた。 めっちゃ苦労して半年以上向き合って、小説60,000字書いて、挿絵も10枚近く描いて、ようやく販売までこぎつけたから達成感の方が強いのかと思ってたけど、本人の中では「もう思い出したくない」というのが心情らしい。

          創る人にしか分からない痛み

          創る人間にしか分からない痛み

          今事業所で進めている創作物の制作プロジェクトで、小説を一から書いてKindleで販売までできた方がいる。 販売して現在2冊が売れた。 その方から「あれが世間に晒されていると思うと」と、マイナスに捉えておられるというのを先日聞いた。 めっちゃ苦労して半年以上向き合って、小説60,000字書いて、挿絵も10枚近く描いて、ようやく販売までこぎつけたから達成感の方が強いのかと思ってたけど、本人の中では「もう思い出したくない」というのが心情らしい。 周りからすれば意外かもしれな

          創る人間にしか分からない痛み

          静かで落ち着いた教室という間違った正解

          今の日本の教育って、小中高大全てのカテゴリーにおいて、誰のためのものなのかが置き去りになっている部分がある。 大人が考えたカリキュラムをやらせる時代はとうに終わってて、今は子どもたちが自分で課題を見つけて解決する方法を考える時代なのに、大人の側がそれをやってきてないから未だに一斉授業しか知らない・できない教師が多い。 理想とされる授業風景も、落ち着いた静かなものがまず第一にある。 僕はどっちかと言うと教室から飛び出して調べ物をしたり、教科書の内容を実際に実験して体験させ

          静かで落ち着いた教室という間違った正解

          手は挙げてみるもの。足は向けてみるもの。

          これは僕の生きる上での信条。 たとえ恥をかこうが、チャンスとみればまず手を挙げてみる。 無論勇気は要るが、挙げ続ければ誰かの目に留まることもあるし、気まぐれにそれに応えてくれる人も現れる。 下げたままなら恥こそかかないが、見向きもされない。僕からすればそれこそが最も恥ずべきことだ。 仮に取材をしたい人がいれば、SNSに頻繁に現れ反応し、コメントを入れ、もしクラファンをすれば支援や拡散を手伝い、興味があることを伝え続ける。 自分よりも大物と話をしたいならその位はしないと視

          手は挙げてみるもの。足は向けてみるもの。

          地震の時に心配してくれる相手がいるというのは、ありがたいことだ。 親が送ってくるLINEに返事をするのは億劫ではあるが、億劫だと思っているうちは幸せなんだと思う。

          地震の時に心配してくれる相手がいるというのは、ありがたいことだ。 親が送ってくるLINEに返事をするのは億劫ではあるが、億劫だと思っているうちは幸せなんだと思う。

          真実を語る者の口は重たい。 嘘を語る者の口は軽い。

          真実を語る者の口は重たい。 嘘を語る者の口は軽い。

          やりましょう!より、終わりです!が難しい。

          始めるのは簡単だが、終わりを決める方が案外難しいこともある。 特に週一とか月一の定期的な集まりなど、「やりましょう!」と声をかけられることはよくあっても、「終わりです!」はあんまり聞いたことがない。 大抵は定期開催から不定期開催になり、そのうち誰も話題にも出さなくなり、フワッと自然消滅する。 何でこうなるかというと、ひとえに見通しを立てないで物事を始めてしまうからだろう。 新しいことを始めるのが好きな人がやりがちなケースで、僕が正にそうなので最近は気をつけている。

          やりましょう!より、終わりです!が難しい。

          買い過ぎない買い物術

          春は何かと物入りだ。 服は欲しいし旅行も行きたい。 そして何より、美味しいものがたくさん売っている。 そんな季節にぴったりの、簡単だけど効果的な食べ物を買い過ぎない方法があるので共有したい。 ①空腹で買い物に行かないお腹空いた状態で買い物に行くと、判断力が落ちて冷静に要るものだけ買えなくなる。 腹がいくらか満たされている時にいくと、欲望を抑えられるので、余計なものは買わなくなる。 ②当日に買わない①と近いが、例えばスーパーに買い物に行った時に、明日のお昼を事前に購入してお

          TikTokで絵本の宣伝動画を投稿しました!

          先日TikTokで、絵本など創作物を販売するTOBIRAプロジェクトのショート動画が公開されました🎥 少しでも活動を知ってもらうために宣伝するチャンネルを増やしました。 動画はTANOSHIKAの利用者さんに制作いただきました! 以下はTikTokとKindleの販売リンクです。よかったら覗いてみてください!

          TikTokで絵本の宣伝動画を投稿しました!

          仕事の覚え方を覚える

          皆さんは、自分がどうやったら記憶が定着したり、仕事を覚えてできるようになるか、人に説明できますか? 人の脳の機能がそれぞれ差異があるように、定着させる方法や過程にも違いがあります。 僕は働き始めてからというもの、メモを欠かしたことはありません。 それは、僕が視覚が優位で、逆に聴覚から情報を正確に取り込むことが、とても苦手だからです。 ワーキングメモリも大して容量が無いため、基本口頭で言われたことはメモすることで「外部記憶」として残します。 その日の予定もカレンダーや付

          今観て感じるGTOのこえーところ

          リバイバルが話題になったのをきっかけに、久々に98年のGTOを観てる。 昔は感じなかったけど、自分が教師を経て本当に怖いなと感じたのは、問題を抱えた生徒でも、陥れようとする同僚でも、保護者でもPTA会長でもマスコミでも、乗っ取りを企むライバル校でもなく、『意見を持たないその他大勢の生徒達』だった。 いじめは他人事で、声をあげない。 自分がかわいく、必ず強い方につく。 数秒前まで「土下座しろ!」と一緒になって叫んでいたのに、主人公に非がないと分かったら拍手して迎える。 授業

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