【REDWING】ロガーブーツを履いていた頃の話
ロガーブーツとは、林業に携わる仕事をされている方々が履いていたとされるワークブーツ。
時は流れ、現代では一部の物好きがファッションに取り入れるブーツということで、REDWINGでも定番のアイテムとして今も展開されている。
その一部の物好きの中に私も含まれており、過去に3回程これを所有していたことがある。
・当時の現行モデル
・トゥにスチールのない90年代頃のモデル
・近年に出ていた茶芯レザーのモデル
なんで3回も買っているのかは、どれもタイプが違っているからという言い訳も出来るが、もっとシンプルに、たまにすごくカッコよく見えてしまうことがあるからが一番の理由だと思う。
これでもかと編み上げたレースアップブーツというものは、男心をくすぐる部分があるもので、今なら付き合っていける気がする!なんて思ってしまうわけです。
しかし実際のところは、日常生活を送る上で不必要なことが多すぎて、これは間違っていると思う・・・とつい挫折してしまう。
ロガーブーツのメリットは、見た目のいかつさと相反し、割と歩きやすい点。
・ヒールが高く、前への蹴り出しがしやすい。
・スチールトゥの重さが振り子の原理で足を前に出しやすい。
意外とこんな感想を持ったりする。
デメリットは想像するに容易いことで、
・履くのに時間がかかる
・冬場しか履く気にならない
誰でも見て分かるような点がデメリットでしょう。
また、ロガーブーツは見せてこそ主張が出来るモデルだとも思う。
フルレングスのデニムを履いている場合は、ロールアップするなり、ブーツインするなり、何か小細工をしなければ、見た目として結構普通のブーツを履いている見え方と変わりがない。
俺はロガーブーツを履いている!
この頑張りを周囲に主張しなければ、ロガーブーツを履いている屈強な男は演出出来ないのである。
この点においても、周囲に自分を主張とか得意ではない私は向いていなかった。
靴としての機能は素晴らしくて、純正でVibramソールを使用していることで、アウトソールの耐久性はREDWINGの中ではトップクラス。
ヒール部分を厚めのレザーで補強している点も、耐久性に大いに貢献していると思う。
ここまで書き連ねてきたことをまとめると。
本当に好きで、ロガーブーツの事だけを考えたライフスタイルを送れる方にとっては、これ以上ないくらいの相棒になり得るブーツ。
このようなブーツだと思う。
Wescoのエンジニアブーツについて記事を書いた時もそうでしたが、私のライフスタイルと照らし合わせると、男たるものを連想させる屈強な佇まいのワークブーツは、私には似合わないのだと思っています。
ファッションの為に無理をしている箇所が1つでもあると、その人のスタイルとは違うという部分が人には透かして見えてしまうもの。
本当にワークスタイルと自分との擦り合わせが済んでいる人だけが、本物になれる。
そしてそんな人はロガーブーツも似合うと思う。
そんな気がします。
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